やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

炎天下のリレーマラソン 

  最近のブログってほんと“走ってる話”ばっかりじゃん・・・


 と言われるのを承知の上で書きます。
 
 しかも1ヶ月も前のことですが。


 だって・・・

 みーーんな本当に頑張っていて、

 でも、あの暑い中楽しそうに走っている子も本当に多くて(特に小さい子たち(^_^))

 どうしても日本人との付き合いのみで日々の生活が完結してしまいがちな日本人学校関係者が、現地に密着したスポーツ行事にこんなにもがっつり参加しているという事実とそのイキイキとした姿はたくさんの方に紹介するに値する、と思うから。

 
 それに・・・

 これ、参加する前から大変だったんです。

 ブダペストで行われる多くのマラソン大会は、主なものはBSI(ブダペストスポーツ局)が主催していて、そこのウェブページからはもちろんオンラインでエントリーができるようになってるんですけど・・・。
 で、景色も素晴らしくほぼ平坦で走りやすいコースが売りのブダペストには世界各国からもランナーが来るため、ハンガリー語だけではなく英語でもエントリーできるようになっている・・・んですけど、普通は。


 今回、6月14日に行われた【K&H リレーマラソン】〜ほぼすべてのレースがチームを組んでバトンリレーをしながらゴールをめざすチーム・マラソン〜は、なぜかハンガリー語からじゃないと申し込みサイトに入れず・・・。

 これっていったいどういうことだったのか、未だにわからないんですけど、


 とにかく、
「みんなでリレーマラソンに出ましょう!」なんて声かけて各学年を中心にチーム作りを呼びかけたり、

 過去に別のレースでオンラインでエントリーをしたことがあったので、
「みんなでPC持ち寄って、一緒に実際にオンラインで手続きしてみませんか?」なんて学校ママたちに言ってみたものの・・・


 どうも「ハンガリー語のページからしか申し込めない」という不具合(勝手に何らかの不具合によるものだと決めつけてますが)以外にも、急に増えてきたオンライン・エントリーの数に対応できなくて、・・・という感じの不具合(トラブル)も起こってしまったらしく(たぶん)

 とにかく本番前にBSI事務所にゼッケンをとりに行って、そこでチームのゼッケンを受け取るまで
「まさか申し込みが出来てないなんてこと、ないよねえ?」とそんな心配が消えず。


 結果としては、一緒にオンラインで手続きをした人たちみんな無事ゼッケンを受け取ることが出来、あとは当日気持ちよく走れればそれでOK!と思っていたのですが・・・


 6月に入ってから続いていた猛暑の、そのフィナーレを飾るような「お天気良すぎ」の予報が何日も前から出ていた14日(日)。

 とにかく「無理をしないこと!」

 もう本当にそれ以上なにも言えないような、
「お天気良すぎ」の炎天下リレーマラソンとなったのでした。



 背中に[Budapest Japanese School]と書かれた「学校Tシャツ」。
これが意外と目立つ。


 今回10,000人以上の参加者の中に、このTシャツを着た日本人の子どもたち40人近く

 ブダペスト日本人学校全校児童・生徒の約半数が、この日、このレースに参加していました。

 もちろん今年が初めて、などということではなく、去年も一昨年も・・・
 昔からのことをよくご存知の先生にうかがうと、すでに「常連校」って感じになってるんじゃぁ?という気さえします。



 3人一組で2キロずつの《ミニ・リレーマラソン》に参加する小5女子。



 小5以上の男子と中学男子チームは「ひとり7キロ」✕3人の《ハーフ・リレーマラソン》に参加。
 中学生チームには卒業生の先輩も助っ人として参加してくれました。

 更に、兄妹&パパでチームを組んだファミリー・チームのエントリーもあり、日本人学校関係者のチームは全部で14チームにものぼりました。
 
 
 午前中とは言え、これから暑さがじわじわ来そうな予感いっぱいの9:00AM

《ミニ・リレーマラソン》(2キロ✕3人)のスタート地点に集まった第一走者たち。

 がんばるぞー、オ〜!!



 元気に走り出した第一走者。



 2キロなんて距離を走るのは初めて・・という低学年の子はパパやママが一緒に走ったり。

 でも親が思う以上に子どもはしっかり走れたりして。
あとで「次からはママ、いなくてもいいから。ママがいない方がもっと早く走れたのに。」などと言われたとか言われなかったとか・・・(笑)



いくら暑くても、カメラを向けつつ応援するとつい笑顔になってしまう子のなんと多かったこと!


 


 ゴール地点でアンカー走者を迎え、仲良く記念撮影の小3男子チーム


 ゴール地点では、フィニッシュする瞬間にそのチームの名前が読み上げられることも多く・・・、
 私はコースの途中で応援していたので各チームのゴールの瞬間を見ることは出来なかったのですが、ゴール付近にいた人の耳には何度か
《ヤパーン・イシュコラ!》(japán Iskola:日本人学校)という会場アナウンスが聞こえたそうです。


 そして、

 7キロリレーのスタートの頃は気温もだいぶ上がってきており、


 コース内に登場していた水浴び(?)サービス。(今までの大会では見たことがなかった)

 比較的樹木の多い公園を走るコースになっていましたが、昼近くなるとお日様は頭のてっぺんに。

 いくら周りに木があっても「日陰を選んで走る」ことが難しい試練の7キロでした。
(実際、去年の秋に走ったハーフマラソン(21キロ強)よりもこの日の7キロの方がきつかった・・・と言っていた人もおり。)



 
 走り終わったあとは「暑い暑い」と騒ぎながらも広い会場敷地内の公園で遊び回るのが小学生。

 暑い中走った子どもたちも大変だったけど、朝からの炎天下、我が子たちを応援していたお父さんお母さん、そして小さな弟妹たちもよくがんばった。


そして、最後はみんなで記念撮影。


 
 あの暑さの中であれだけ頑張れたのであれば、このあと控えている秋の各種マラソン大会(9月の「Wizz Airハーフマラソン大会」とか〜、10月の「SPARマラソン大会」とか〜) なんかもう絶対楽勝・・・だと、思いますよ。


また秋も会場で《ヤパーン・イシュコラ!》 の声がたくさん聞けるといいなあ。