やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

#東北みやぎ復興マラソン 2023

 2023年11月5日の【東北みやぎ復興マラソン】は、私にとってはリアルに走って制限時間内にゴール! を実現できた二度目のフルマラソンでした。

 

今年4月に【かすみがうらマラソン】33年ぶりのリベンジを果たせた時は心から喜んだものの、世の中には「ビギナーズラック」という言葉もあるし、

1回走れただけじゃねえ・・・

もう1回くらいは走ってみたいよねー

で、3回くらいちゃんと走れたら

「フルマラソン走れるようになったー!」って胸張れるかも。

 

そんなふうに思っていました。

(というか、今も思っています。まだ2回目だし。)

 

そして、その2回目として挑戦するなら、やっぱり【東北みやぎ復興マラソン】とも。

 

だって今回こうしてフルマラソン挑戦!というところまで来ることができたのは

コロナ禍の2020年8月、夫が見つけてくれたバーチャルのランイベント

【東北みやぎオンライン復興マラソン】に参加したのがきっかけなのだから。

 

結局2020年から2022年まで3年間開催されたオンラインのこの復興マラソンにはずっとエントリーしていたし、そのほかにもこの時期は “オンライン・マラソン花盛り” だったので、常に日本全国どこかのオンラインマラソンにエントリーしていることが、日々の「ぼっちラン」のモチベーション維持の要因のひとつになっていたのは間違いありません。

 

ということで、今回の【東北みやぎ復興マラソン】。

 

とにかく42.195kmを走りきれるのか

そして、時間的に可能だということで「日帰りラン」にしてしまったけど、走ったあとにちゃんと新幹線に乗って帰ってこれるのか

そんな個人的なことで頭がいっぱいになりつつも、

事前情報での

「約7割が震災の時に浸水したエリアだというコース」

大会HP https://fukko-marathon.jp/runner/course/ より

 

「エイドで提供される予定という超豪華“地元の味”」なども気になり、

👆これも大会HPから。実際はさらに「ホタテ浜焼き」や「塩あめ」なども。

 

そして、

当日、スタート前に聞いた

「全国のすべての都道府県からのエントリーがあった」ということにも驚き、

目の前にどこまでも続く参加者たちの姿(その人数)に驚き。

 

さらに、

今回も川内優輝選手もエントリーしている!ということで、いろいろな種類のドキドキでテンション上がるスタートとなりました。

 

が、まぁスタート前はいつものことながら前方はほとんど見えず・・・

 

いや、走り出してもしばらくは人、人、人・・・。

前方の『萩の月』の看板を見て「あぁ、自分は今、仙台にいるんだなぁ」と思いながら流れに任せて走るのみ。

 

震災後に作られた「東部復興道路(かさ上げ道路)」がこのあたりでしょうか。

まだ半分も来ていないので、まだ元気だった気が。

 

時々ちょっとコースを外れて、「あ・・・」と思った場所の写真を撮ったり、大会パンフレットに載っていたお馬さんを見つけて一緒に写真を撮ってもらったり、とそれなりに順調に(?) 後半戦へ・・・。

 

 

   じわじわと疲れが出始めるのが走り始めてから2時間半から3時間くらい・・・

というのは、私だけではないということなのか、

(いや、違うよな。みんなペースは違うんだから)

なんとも絶妙なタイミングで登場したのが27.6km地点の第10エイド。

  

  1箇所に3種類って・・・と、ちらっと思いましたが、それでもありがたく全種類しっかりいただきました。

 

このほかにも、34kmを過ぎたあたり(もうかなり疲れている…)では、津波の高さを表現したという慰霊碑のある公園をぐるっと廻るようにもなっていて、この公園を出る辺りで提供された「パプリカのガスパチョ」も美味しかった。

 岩沼市立千年希望の丘 慰霊碑

こちらの慰霊碑には足を止めたり、写真を撮ったりするランナーも多かったです。

脱帽してすぐ近くまで行き、一礼して・・・というランナーの姿もありました。

この大会名に【復興】という言葉が入っていることを改めて思い出した瞬間でした。

 

このあと(30km後半)はかなりヘロヘロでしたが、ちょうどほかのランナーたちとすれ違いながら走る時間が続いたので、あ〜 みんながんばってるなーー・・・

っていうか、こんなにたくさんの人が40km以上も走ろうと日本全国から集まって来てるのねー・・・

などと思いながら、いろんなコスプレランナーやとにかく切れ目なく流れてくる大勢のランナーたちに励まされながら足を動かしました。

 

そして、ついにゴール‼

 

・・・と、その前に、

これはどこの駅だったんだろう?

ゴール地点まであと車両132両というこの応援横断幕。

そろそろ足も動かなくなってきていたので、立ち止まって記念に1枚(笑)

 

街なかをしばらく走ったところで、沿道から

「もう少し!あそこの角を曲がったらすぐゴールだよ!」

と聞こえたものの、

え〜? “すぐ” ってどのくらい〜〜??💦 と思いながら角を曲がったら

 

意外と本当にすぐゴールが見えてきて。

 

あぁ、よかった。

ちゃんとゴールできた。

走り切れた。

20℃を下回る気温で曇り空。ほぼ無風。

前回の【かすみがうらマラソン】よりはずっと気象条件はよかったのにタイムは6分以上遅い?

と、走り終わってから記録を意識していたかのような発言をするのはやめておこう(笑)

とにかく完走できてよかった。

もう1回くらい走れたら、私はちょっとだけ自信を持って言うぞ。

「最近ですけど、フルマラソン走れるようになりました✨」と。

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 1万人強のエントリーに対し、今回の大会ボランティアスタッフは約2,000人 (‼) だったとのこと。

走り終わって会場を出たあとも、最寄りの駅までのすべての角に必ず案内板を持ったスタッフの方がいて「絶対に参加者一人も道に迷わせないぞ」という静かな気迫を感じました。

私たちの気づかないところでも色々と運営に携わってくれた方も多かったと思います。ボランティアスタッフの皆さま、ありがとうございました。

 

また、大会HPでは、SPECIAL MOVIES として

●スタート地点・折り返し地点 (13.5㎞) ・東部復興道路 (震災遺構荒浜小学校周辺) 

●フィニッシュ(ゴール)地点  に設置していたカメラでの映像が見られるようになっています。

こういうのも嬉しい。

(時間と気力さえあれば、自分の姿を探すこともできますゆえ 笑)