やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

Coca-cola Women's マラソン

 今年も出ました。
【Coca-Cola Women's マラソン】


 1年前の春に(まだ冬だったかな?)この“女性のためのマラソン大会”がブダペストで開かれる、ということを知った時、
そのスポンサーが“Coca-Cola”だと知った時、
「これは出るしかない」と思いました。

なぜなら

このTシャツを持っているから。

《Enjoy Coke》と見せかけて(?)
《Egypt Cairo》と書いてあるこのTシャツ。(このセンス、かなり私のツボ)

 私にはこの大会に出てくださいと言わんばかりのTシャツに思え、とりあえず、エントリーはしようと心に決めておりました。


 とにかくたくさんの女性に参加してほしい、ということなのか、
レースの種類は多岐にわたっており、

・10kmラン
・5kmラン
・2kmラン
・2kmウォーク
・10kmリレー(4.2km+5.8km)
・10km+5kmのリレー
・10km+5km+2kmのリレー
・1.5km×3人のリレー
・ファミリーラン(700m)
※これは今年の種目(レース内容)ですが、去年も多分これと同じような内容だったと思います。

 さて、どれに出ようかな、と考えていたところ、去年はこの時期、夫がスロバキア出張でブダペストにはいないことが判明。
 
 4月(2014年4月)のマルギット島でのマラソン大会のこともあり(詳細はこちらの【後日談】を:http://bit.ly/1hO8aSK
今回は、自分が走っている間子どもたちを二人だけで会場で待たせる・・ということは避けたほうが良いと思い、「じゃ、一緒にレースに出るようにすればいいんじゃん。」と思い至ったわけですが。

 幸い色んなタイプのレースがあり、子どもでも参加できそうなのもいくつかあったものの、今回のこれは
 【Coca-Cola Women's マラソン】
 
 参加できるのは女性だけ?? 



 いえいえ、リレーの場合はメンバー3人のうち一人だけなら男性でもOKという規定があり、我が家の長男も無事参加できるようで・・・

 みどり・草太と3人で《1.5km×3人のリレー》に出ることにしました。


 スタート前のみどり(第1走者)



 なぜかこんなコスプレ走者も。いや、応援団か?



 疲れた様子も見せず、笑顔でゴールインした第3走者。
 4.5kmを3人でリレーして走って26分ってすごいタイムだけど・・・そんなことは、ここでは気にしない。



レース後は会場にある遊具で遊び、

 

 トレードカラーの真っ赤な風船が空に舞うのを見て、(そういえば去年のこの日は小雨混じりのお天気でした。空がどんよりしてますね。)


 帰宅前には、会場に貼りだされた掲示板で自分たちの記録を確認。
 その日のうちに参加者のタイムが貼りだされる、という手際の良さにびっくり。


 と、ここまでが去年のお話。


 今年も、みどり・草太とも「リレーに出たい」と前向きな姿勢。

 そして春から階下に越してきたM一家のSちゃん、Jくんも参加の意思表明。

 リレー1チームにつき男性1名までOKという規定なので、この流れだとみどり・草太チーム、Sちゃん・Jくんチームにそれぞれもう一人ずつ女性が入らねば、という状況下、子どもたちの友達の中から2名女の子が参加してくれることになり、無事、2つのチームが出来ました。

 リレーチームにはエントリーの際に「チーム名」が必要なので、ここはやはりわかりやすさ一番で「日本人学校Aチーム」「日本人学校Bチーム」。こういう名前にしておくと、受付でゼッケン番号を受け取る際もハンガリー人スタッフにも分かりやすいようで、今回もスムーズに受け取り完了。
  
 それに、ゴール近くでの実況アナウンスでも 「日本人学校チーム!」と呼ばれたチーム名が会場に響くので、なんとなく子どもたちの頑張りを認めてもらえたようで嬉しくなります。


 みんなお揃いの「スクールTシャツ」で参加。


 走り終えて満足気の子どもたち。
 バトンを渡し終えた直後はもう倒れそうなくらい疲れた表情をしていたYちゃんも、今はこの笑顔。

 
 で、私は、1.5kmのリレーマラソンは子どもたちだけでチームが出来上がったので、今回は5キロランに出てみました。


 まずは気持ちの良い公園の中を走り、


 ちょっとだけ英雄広場前の公道を走り、


 こんな応援に励まされながらの5kmはあっという間でした。

 
 普段は「ひとり」で走ることの多い長距離ラン。(いや、5キロはたいして長くないですが)

 でも、こういうイベントでのリレーマラソンって、やっぱりそれなりに盛り上がる、というか周りの人との一体感を感じながら走ることができますよね。
 さらにこういう環境(外国での地域イベント)では「順位」「記録」にこだわらず、全く気にもせずに走ることができます。(所詮私たちは外国人のお客サマですから。)

 こういう機会に《走る楽しさ》を実感することができれば、この先、色んな場面でプラスにつながっていくんじゃないかなぁ・・・などと思ったりして。

 日本の(に限らないのかな?)学校教育の中でのマラソンって、どうしても「記録」を計るし、「順位」を発表するし・・・で、《楽しく走る》ことを学ぶ場にはなりにくいような気がします。

 先生方も《走るのって楽しいんだよ》なんてこと、誰も教えてくれなかった・・・と、自分の小・中・高校時代を振り返って思うし。


 なので、来月の【K&Hマラソン】には(ホント、ブダペストってマラソン関係イベントが多くて(笑))日本人学校から13チームも出場する、というのが非常に喜ばしいことに思えます。

 チーム名も小学部の『日本人学校Aチーム』から『日本人学校Jチーム』、それに中学部の『Japan Boys』(だったかな?)など、凝ったことはせずわかり易さ、アピール性重視で(笑)。

 これに、『日本人学校教員チーム』や『日本人パパチーム』『日本人ママチーム』なども加われば、かなーーーり盛り上がるんじゃないかなあ・・・などと思っているんですが、ゲンジツはなかなか厳しいようで。

 ということで、《楽しく走れるブダペスト》の魅力を少しずつでも広めていけたらな・・・と思う今日このごろです。



百聞(長読)は一見にしかず。
公式PRビデオはこちら。


おまけ