ブログの更新を1ヶ月以上も怠っているうちに、なんと2学期が終わってしまいました。
2学期最終日だった今日、12月19日(金)。
前日からの天気予報では最高気温12℃と出ていて、
え・・・、この時期にですかぁ?
暖かいのは嬉しいけど(特に車の運転をしている友人たちにとってはありがたいことのようだけど)、でも、これって去年の上を行ってない?
そんなふうに思っていたのですが、
本当にまぁ今日は、「あらまー・・・」と思うくらい春の陽気の一日でした。
一方日本ではあっちこっちで雪が降り、しっかりとした「冬」がやってきているようですね。
札幌よりも緯度の高いヨーロッパの街で、12月も後半になっているのにこの気温。
去年は11月25日に降った初雪も、もしかしたら年内には降らないんじゃない?なんて声もちらほら聞こえ始め。
あぁ、ハンガリーは去年に引き続き「暖冬」なんでしょうか。
1年ちょっと前、心の底から「雪遊び」を楽しみにハンガリーにやって来たのに、その年の冬には2回しか雪遊びができなかった我が家の子どもたち。なんだか家の周りでの雪遊びには現実味を感じられなくなっているのか、心はすでに今月末から遊びに行くフィンランドに飛んでいるようでもあり。
さて、そんな春の陽気の中での2学期の終業式は、子どもたちにとっては大切な友だちとの別れの日でもありました。
出会いと別れの繰り返しのみで成り立っているような、そんな海外生活。
学期の終わりをひとつの区切りとして日本へ帰る家族や、別の国へ異動する家族も少なくありません。
ハンガリー生活が5年にも及び、ブダペスト日本人学校にも長い間貢献してきた(笑)A家も今学期いっぱいで日本へ帰ることとなり、みどりと同じ4年生のSちゃんと、草太と同じ2年生のKくんの2人姉弟にとっては、今日が思い出いっぱいのブダペスト日本人学校に通う最後の日となりました。
一学年が10名前後のところがほとんどの小さなブダペスト日本人学校(それでもカイロよりは多いけど)。
特にみどりの学年、4年生の女の子5人は、なんというか、とにかく仲がいい。
4年前の入学式からずっと一緒のSちゃんとMaちゃん。2年生の時に転入してきたMeちゃんと、1年ちょっと前にやってきたみどり。そして今年の4月から一緒のYちゃんの5人は、もちろん時々ケンカのようなこともしていたようだけど、もう傍で見ていても思わず笑みがこぼれるくらい「仲良し」で。
そんな「仲良し5人」の中の一人が日本へ帰ってしまう、ということは、あの子たちにとってはそれこそもう本当に寂しく、悲しいことで。
いつも通り子どもたちを迎えに行った夕方の4時。
ふと空を見ると、そこには白鳥が飛び立つ姿のような雲がふんわりと浮かんでいて、
12月なのに、なんだかまるで春の別れのような、そんな気さえしてきたりして。
A家と過ごす最後の夜ということで、下校後、2年生と4年生の合同最後の晩餐会が市内の某中華レストランで開かれたのですが、この4年女子5人組はご飯もろくに食べずレストランの入り口付近で持参した縄跳びでずっと遊んでいたり、かと思ったら隅っこにかたまってなにやらおしゃべりをしたり・・・とにかく「5人一緒にいられるこの時間を誰にも邪魔させない!」という静かなオーラを発し続けていました。
別れ際にはもう、「大丈夫??」というくらい涙・涙で。
でも、それだけ別れが悲しいと思える友だちに出会えたってことは幸せ・・・ということなんですよね。今の彼女たちには、そんなこと冷静に考える余裕なんてないと思いますが。
色んな思いを抱いて、さぁ、明日から17日間の冬休み。
今年も残り少なくなってきました。
みなさんもお元気にお過ごしください。
来年もよろしく・・・と書くのはまだ早いかな。
<おまけ>
悲しい気持ちはいっぱいだけど、最後まで元気いっぱいの2年生たち。