やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

夏を待つブダペスト

 7月。
 1年の半分が過ぎてしまいました。
 はやいですね・・・。

 日本は「梅雨」ですか?
 いや、日本と言っても広いですけど。


 こちらは7月の声を聞いても、まだ本格的な夏にはなってない・・?という感じのブダペスト。

 確かに6月になってからも何度か日中の気温が30℃以上という日がありましたが、まだまだ
うだるような暑さとか、外に出るのもためらわれるようなゲロゲロの暑さ
体験していないような気が・・・。

 ブダペストに本格的な夏がやって来るのは、まだもう少し先のようです。

※北緯47度のブダペスト。夏の7月、8月には最高気温が40℃近くに達することもあるらしいです。といっても、夏の月平均気温は25〜26℃程度のようなので基本的には『札幌と同じくらい?』という印象かも。だとしたら、今の感じで十分「夏」?
・ウィキペディア:ブダペスト http://bit.ly/1kgSEQo
・ハンガリー基本情報http://www.hankyu-travel.com/guide/east-eur/hu-country.php



 さて、気候はこんな感じですが、街のようすはすっかり夏らしくなってきています。

 夏らしい街のようす、というのはいったいどんなものかというと・・・ 

 とにかく綺麗

 ― と、これが、ここで初めて「ヨーロッパの夏」というものを体験している者の率直な感想。


 こういう美しさに免疫がないから、と言われてしまえばそれまでですが、
でも、冬が過ぎて少しずつ春が近づいてきたあの頃・・・、あちこちで花が咲き始めた3月ごろのあの美しさは、あれは実は単なる序章だったのね、と思いたくなるような、そんな街の美しさ。



 初めて街なかで街頭の支柱に飾られたこんな花たちに気づいたのは、5月の半ば過ぎだったと思います。
 これを見た時、「わぁ、きれい。」と思うと同時に、不覚にも(!)
「でも危ないからむやみにこういうのの下を歩かないようにしないと。」と思ってしまった私。

 だって、それなりの重さがある鉢が4つも5つもあんな高いところに。どう考えたって危ないでしょう。いつ落ちてくるかわらないよ・・・。

 ところがよく見ると、ここだけではなくあっちにもこっちにも。



 こりゃ、いったいいくつぶらがってるの?


 意外とがっちりと留められている・・・



 別の公園(広場)にはこんなきれいな色のも。



【M】は地下鉄表示のマーク



  6月上旬にブダペスト郊外の街センテンドレに行った時にも、大きな道沿いの街頭1本1本にきれいな赤い花がくくりつけてあり・・・。

 
 ついに私も、道行く人々の中に「鉢が落ちてくるかもしれないから気をつけよう」などと思いながら歩いている人はほとんどいないと思われること、そしてこの【街頭の支柱に鉢植えの花】が、この辺りではごく当たり前の美化装飾であることを知るところとなったのでした。

 


 公共の場ばかりでなく、個人の家の窓辺もこれまたすごい。

 


 これは、我が家の道路を挟んだ向かい側の家。



 最初のうちこそ、いちいち「うわぁ、きれい。」
 「窓辺にこんなの飾っちゃうなんて、とっても可愛くてナイス♥」などと思いながら見ていたのですが、その数のあまりの多さに最近は、正月に玄関先に飾られる門松的なものを、なんとなく感じ始めたり。
 そのくらいどこででも見られるのです。窓辺の赤い花。



 最近のスーパーの特設コーナーでは、庭でのバーベキュ―を楽しむための簡易コンロやキッチンセット、紙皿・紙コップ、折り畳みレジャー椅子、パラソル、保冷バックに保冷剤。
 そのほかビーチサンダル、レジャーマットなどがどどんと並べられています。


 6月半ばからほとんどの学校も夏休みに入っているブダペスト。(日本人学校は日本のカレンダーに従ってスケジュールが組まれているので、あともう一息!ですが) 





 夕日も綺麗。(「夕日」と言いつつ、これは午後8時43分撮影。夏時間の今は日没が8時半過ぎ)




 夜景も綺麗。(ケイタイのカメラだと今ひとつ美しさが捉えきれないのが悲しい)


 これから、もっともっと街の美しさが映える気持ちのよい季節になりそうなブダペストから、久々のブログの更新でした。


 (・・・・え? これからはただ暑くなっていくだけ??)