2月22日。
なんだか縁起の良さそうな日付にも見える今日は、草太にとって2つのデビューが重なった日でもありました。
と言っても、ひとつ目はそうはっきりと「デビュー!」と言えるほどのことではないかもしれません。“トライアル”・・・お試し参加でもあったので・・・。
<デビューその1:サッカー>
昨年の11月にブダペストの日本人学校に通い始めてからじわりじわりとサッカーに興味を持ち始めた草太。
特に冬休みが終わって3学期に入ってからは毎日放課後、上級生に混じってサッカーを楽しんでいます。
(明らかにレベルの違う上級生から見ると結構邪魔な存在ではなかろうか・・・と思える絡みぶりなのですが、さすがは小規模校の子どもたち。ありがたいほどの温かさでちびっ子の相手をしてくれています。ありがとう・・・。)
春になると学校でもクラブ活動としてサッカーの練習ができるそうですが・・・、聞くところによるとクラブ活動に参加できるのは3年生から。春から2年生になる草太は、もう1年待たねばなりません。
せっかく自分から興味を持って積極的に楽しめるものを見つけたというのに、なんだかもったいないな・・・と思っていたところ、学校の掲示板でブダペストのサッカークラブ【Buda Juniors】のメンバー募集のポスターを見つけました。
おそろいの青いユニホームを身につけたインターナショナルな顔ぶれの子どもたち。
そして、なんと連絡先には日本人のコーチの名前が。
日本人学校の友だちの中にも、そこに通っている子がいるらしいことが耳に入ってきたので、草太のやる気の頃合いを見計らって、日本人の池田コーチに連絡。
晴れて本日、見学に行ってきました。
練習場所が・・・ちょっと(というか結構)不便なところで、簡単に言うと郊外の山の上の方。我が家からはバスを乗り継いで約1時間ほど。いったん街の中心地のセール・カルマーンまで出てから別のバスに乗り換えるのですが、そのバスに乗る他のメンバーはしっかりとした靴を履き、ディバックを背負い、中にはステッキのようなものを持った人もいて・・・うーーーん、この雰囲気、どこかで目にしたような・・・。
ああ、高尾山に登った時だ。
服装といい年齢層といい、朗らかでにぎやかで楽しそうな雰囲気といい・・・。
そんな人たちとバスに乗り、そのバスは山道をどんどん登って行き、途中、降りるべきバス停で降りそびれる・・・というアクシデントもありましたがなんとか無事【Buda Juniors】の練習場のある《Csillebérci Szabadidő és ifjúsági Közpon》(チレベールツ青少年レクリエーションセンター)に到着。
非常に広い敷地の中に、幼稚園やインターナショナルスクールもあるスポーツ・レジャー施設エリア、といった雰囲気のところでした。
夏は奥の天然芝のサッカーコートで練習するそうですが、冬場はドーム(屋根付きの体育館)で練習しているそうです。
ドーム内では小学校低学年クラスの練習が既に始まっており15〜16人の男の子たちがボールを追っていました。(あとから聞いたのですが、女の子も一人混じっていたそうです。)
1年ほど前、カイロ(エジプト)で「スポーツチャンバラ」を見学に行った時は、ただ見ているだけで全くその中に入っていこうとはしなかった(「かなりのヘタレぶりだった」byパパ)らしいのですが、今回はもう最初からうずうずしていたようで、あっという間に中に入って行った草太。
まず、池田コーチが隅っこっでしばらく相手をしてくれて、
その後は、周りの子の邪魔にならない程度に全体練習に混ぜてもらい、
最後の方では、ミニゲームのようなものにも参加させてもらっていました。
ほんの1時間の練習でしたが本人かなり楽しかったようで、「来週も行く!」と(現時点では)張り切って言っています。
今日はあくまでもトライアルということで、練習用のシューズも借りての参加。
「良くも悪くも、ゆるい感じでやっている」(池田コーチの談)そうなので、こんな感じで何回かお試しで来てみてから正式に入会するか決めればOKとのこと。“お試し”の間は無料だそうです。
とりあえず来週はまた行ってみることになると思いますが・・・
まだいろいろなことへの興味・関心にムラのある草太。今のこの「やる気」がどれほどのものなのか、正直わからず。
さて、この先、どうなりますか・・・。