11月10日日曜日の夜にブダペストに到着した私たちは、あっという間に最初の日曜日を迎えました。
11月17日(日)
その日の朝目覚めると、ゲストハウスの大きな窓からいつも麗々しく見えていた国会議事堂が、なんと忽然とその姿を消しているではありませんか!
もちろん、じっと見つめているとそのうち朝もやの向こうにうっすらとその姿が浮かび上がり、
「うわぁ、すごい。ハンガリーでもこういうことあるんだ・・・。」
ん? ハンガリーでも??
ここで “でも”なんて一瞬思ってしまったアナタは、もしかしてカイロ在住経験者、あるいはクアラルンプール在住経験者?
こんな情緒ある朝もやの風景と、ハマシーン(ハムシーン/砂嵐)やヘイズ(http://bit.ly/1fCntyr)を一緒にしてはいけません。
さて、こんなふうにスタートした日曜日。
とにかくどこかへ散歩に出かけよう、ということで地図を広げ・・・。
とりあえずドナウ川沿いを歩いて鎖橋を渡り(橋のたもとのライオンさんとの記念撮影はマスト)、歩行者天国になっていてにぎやか・・・と、どこぞのガイドブックに書かれていた「Vaci(ヴァーツィ)通り」というところまで行ってみよう、ということになりました。
11月の半ばのこの時期、全く寒さを感じるような気候ではなく、ちょうどよい散歩コースだろうということで午前中にゲストハウスを出発。
ドナウ川沿いを走るトラムやバスさえも、美しい風景の一部になっています。
川の横のこの道を歩いていると、ジョギングをする若い男女や、スケートボードに乗った子ども、仲良く自転車を走らせる親子などが私たちを追い抜いて行きました。
それだけで「ああ・・・今、私はヨーロッパにいるのね。」と思わずにはいられませんでした。
見えてきた「鎖橋」。
ここを歩いて渡ります。
いた! ライオン!!
車道と歩道がしっかりと分かれています。
後ろには王宮が。
鎖橋から見たクルーズ船。
向こうに見えるのはソフィテルとインターコンチネンタル・ホテル。
街なかでよく見かける観光バス。
2階建ての市内観光周遊バスでなんと20ヶ国語の音声ガイダンス付きとか。(http://bit.ly/J3kpiS)
向こうに見えるのはフォーシーズンズ・ホテル。
どどーーんとオシャレなガラス張りのデパート(H&Mが入っていました〜)が見えてきて、その前が広場になっています。
このあたりがヴァーツィ通りの始まり・・・かな?
などと思いながら進んでいくと
え? なにこれ・・・
恐る恐る近づいてみて・・・・
人間・・・?? 人形・・・??
あれ? こっちは??
あーー! これは人だぁ!
うわっ! ねぇねぇ・・・この人、何に座ってるの??
サッカー青年の足さばきに興奮したり・・・
さっきの「コートにお花」のオジサンが休憩してたり、
なんだかもう楽しすぎ!!
ランチはこの広場の一角にあった『Hard Rock Cafe』で。
どれもこれもボリュームありすぎ。
お値段も驚きの19,635フォリント。日本円で9,000円以上。とほほ・・・
ヴァーツィ通りをちょっと進むとなんとも華やかなショーウィンドウが目に入り・・・
そこからしばらく動けなくなり、
結局このお店に入って、ずいぶんと長い時間、斬新でユーモラスな小物たちと戯れてしまいました。
このお店、比較的最近ここにオープンしたそうですが、
『PYLONES』という “パリで誕生したヨーロッパ最大の雑貨ブランド”のこの店(http://bit.ly/18PkOfL)で、なんと!!
↑↑ カイロの雑貨屋『Tulip』で買ったプードルちゃんのソープ・ディスペンサーを発見!!
↑↑ カイロの家の洗面台で微笑むプードルちゃん。
口から泡状になったソープを出してくれるものと思い込んで買ったものの、頭をキュッと押した瞬間ただの液体がテローリと出てきた時はボー然としましたが、それでもカイロを出るときの「世紀の断捨離」をみごとかいくぐり、無事ブダペストの我が家で今日も口からテローリと液体ソープを出してくれています。
このお店であまりにも時間を潰してしまったので、それじゃそろそろ帰ろうか・・・
と、来た道を戻って最初の広場にやって来たら、
えぇぇぇ?????
あの「空気イスお兄さん」が、まだそこに・・・。
日が沈む時間になると一気に暗くなり、辺りはあっという間に夜景モードに。
さぁ、またあの橋をわたって、ゲストハウスに帰りましょう。
なんとも幻想的なブダの王宮。
・・・ちょっとコワイかも。
鎖橋の手前ではこんなパフォーマンスも。
鎖橋を渡りきったあとには、その向こうにある王宮の丘にケーブルカーで登り、
丘の上からドナウ川を見下ろすと・・・
なんでこんなに金色に輝いているのでしょう??
これが、ハンガリーのブダペストに住み始めて最初の日曜日。
まだまだ観光客気分なので、何でもかんでも珍しく面白く・・・
そんな一家のお散歩にお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
まだまだいろいろありそうなハンガリー、ブダペスト。
今度はご一緒にいかがですか?