つい数カ月前までカイロでいつも顔を合わせていた友人たちと都内で会う。しかも子連れで一緒に遊ぶ、それもこんな大人数で・・・なんて、なかなかあることじゃありません。
特に我が家の場合、ほとんど誰にも挨拶できないような状態で帰ってきてしまったので(詳細は7月頃のブログを適当につまみ読んでください・・・)、こんなふうにみんなに会えたのはほんとうに嬉しかった・・・という今日のお話。
さて、9月の後半に差し掛かったとある日曜日にカイロのみんなと行ったのは、都内の四ツ谷3丁目の駅から歩いて数分のところにある【東京おもちゃ美術館】http://goodtoy.org/ttm/
“美術館”というちょっと高尚な(?)感じの名前に惑わされてはいけません。
小さな子どもも思いっきり遊べ、そして大人の遊び心もしっかりくすぐってくれる非常にナイスな集いの場です。
今回はこれだけの人数が集まったので・・・
子どもたちと、
母たち
「団体割引」適応!
通常料金 大人(中学生以上)700円、子ども(3歳以上)500円のところ、15名以上だとそれぞれ100円引きになるそうな。
尚、親子のペア券やパスポート(半年間有効)もあるようですので、興味のある方はぜひ上記ウェブサイトをご覧ください。
さて、1984年開館、という歴史あるこの【東京おもちゃ美術館】は、2007年にこの場所に建っていた・・・というか今も建っている「四ツ谷第四小学校」が閉校した後にこの場に移転。もともと小学校だった場所が名前を変え、再び《子どもたちがみんなで遊びに来る場》として生まれ変わった、という場所だそうです。
だから、中もこんな感じ。
なんとなく殺風景な感じの階段にも、こんな可愛い椅子が置かれるとまた雰囲気が変わります。
一番奥の「音楽室だった教室」は、《おもちゃのもり》という木のおもちゃで遊べる部屋になっており
五線譜の書かれた黒板に木製の動物型磁石をペタペタ。
木の卵がゴロゴロ置いてあるコーナーでは
小3女子チームがひたすら「綺麗に並べるごっこ」を黙々と続け・・・
その直後に近くにいる女の子にゴロンゴロンダダダーーーッと全部崩され・・・。
なぜか巨大なソロバンが無造作に置かれ、その向こうには木琴。
こちらの《ゲームの部屋》には、おなじみのサッカーゲームも。
チーズをGETしようと向かってくる相手のネズミの行く手を板で塞いで邪魔をしつつ、自分のチーズを目指して進むゲーム。これにはまっていた子どもたち多数。
難解な組み立てパズル(この写真だけでは全くわからないけれど)をみごとにクリアして満面の笑みを浮かべる母ふたり。
《企画展示室》には全国各地の人形が飾られていました。
このクマ、北海道の実家の玄関にも以前(かな〜り昔ですが)飾られていました。
そういえば、先日、都内に住む親戚(北海道出身)の家に遊びに行った時にも、お部屋にちんまりと置いてありました。
でも・・・「玩具」? これに乗ったりして遊んだ記憶はないですが。
“乗る”といえば、《グッド・トイ(Good Toy)展示室》にあったこちら。
あっちでもこっちでも、いろんな国の「キッズ・ルーム」などで、ほんとうによく見かけるロディくんは、イタリア産だったんですねー。 こんなピカピカのは初めて見ました^^;
日本の伝統的なおもちゃが展示されているという《おもちゃのまち 赤》には、思わず引き寄せられるこんなおもちゃがたくさん。
そして、さらに面白かったのが、何やらいろいろな楽器(音が出るおもちゃ?)が展示されていた《おもちゃのまち 黄色》。世界の玩具をテーマ別に展示するというここには
わぉ!火炎樹のサヤ!!
夏の暑さがじわじわ来始める頃に燃えるような色の花を咲かせる火炎樹。この火炎樹の種が、硬くて大きなこのサヤの中に入っているのです。
手に持って振るとカラカラカラ・・・・と音が。
カイロ日本人学校のパティオ(中庭)にすっくと立つ2本の火炎樹を毎日見ながら生活していた小3女子は大喜び。
※この写真は日本人学校の火炎樹ではありません。
こちらは南米チリで雨乞いに使われる道具とか。サボテンの幹に小枝か竹串のようなものをらせん状に打ち込み(サボテンのトゲを使うこともあり)、その中に小石(米粒やあずきのような小さい豆を使うこともあり)を入れて傾けると中を移動する小石などがらせん状の出っ張りに引っかかって音が出る、という仕組みのもの。
実は私、これと全く同じようなものを、友人の[笛師久兵衛]さん(http://www001.upp.so-net.ne.jp/qwhistle/)指導のもと、もう何年も前に竹筒で作ったことがあり。
我が家の米粒とあずきが入った竹筒は、ゆっくり傾けると「ザザザーーーッ・・・・」という海の波の音がするのです。
サボテンで作ったというこれも、同じような、でももうちょっと軽い感じの音がしました。確かに雨を連想させるような・・・。
とにかく、昔のもの、海外のもの・・・いろんな角度から楽しめるおもちゃが満載の【東京おもちゃ美術館】。
こんな雑誌があることも初めて知りました。
室内でひと通り遊び尽くしたら、今度は外で。
「だーーるまさんが、こーろんだ!」
みんなでめいっぱい遊んだ一日でした。
都内で子連れで遊べる場所のひとつとして【東京おもちゃ美術館】、ちょっと頭の片隅に置いておいても損はないかも。
というか、オトナだけでもかなり楽しめます。
同館のウェブサイトにはこんなふうにも書かれています。
『0歳から99歳まで、どなたでもお楽しみいただける美術館です。
お子さまを連れて来られた祖父母の方が逆に夢中になってしまわれたり、学生同士のグループがワイワイ楽しむ姿も見られます。デートスポットとしてもお勧めです。』
【ひとくちメモ】
・館内にレストランや食堂はありません(飲み物の自動販売機は有り)。持ち込んだものを食べられるようなスペースも特には設けられていませんが、再入場が可能とのこと。『周辺のレストランをご利用ください』とのことです。私たちは、四ツ谷3丁目駅を出たところにある「サイゼリア」利用。20人以上いたのでお店の中は大騒ぎでしたが・・・。
・すぐ近くに【消防博物館】http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/mus/mus-raikan.htmlあり。こちらもかなり楽しめるとか。