デジカメの中の写真データを整理していたら、こんな懐かしい写真が出てきました。
さて、ここはどこでしょう? (それにしてもこのわが子たちの幼いこと・・・)
そう。
エジプトはカイロのタハリール広場近くにある【考古学博物館】。
この日はエジプトで初めての年越しをした2011年の1月3日。
カイロに行ってまだ3ヶ月半というこの時期に、「とりあえず行ってみる?」という軽いノリで、家族4人で出かけたのでした。
もちろんこの時も、これからカイロで生活する者にとってピラミッドを始めとした考古学関連のあれこれはこれから長くお付き合いすることになるんだから、少しずつその方面の知識を深めながら色々なものをじっくり見ていこう、という意識はありました。
が、なにぶん着任してまだ3ヶ月半。
やっと生活のペースがつかめてきたかという時期だったのでしっかりと下調べなどをする余裕もなく、ただとにかくちょっと行ってみようか、くらいの気持ちでした。
まさにカイロに着いて3週間目に「とりあえずピラミッド」ということで出かけたのと同じようなノリ。
《思い出の写真「とりあえずピラミッド」2010年10月3日》
05. ピラミッドをバックに posted by (C)Makie
03. そして、けっこう不安定 posted by (C)Makie
そして、しっかり「スフィンクスの視線の先にあるKFC(あるいはピザハット。1階がKFCで2階がピザハット、そして3階がフリースペースだったはず。)」でランチをして帰ってきたのでした。
28. これがうわさの・・・・ posted by (C)Makie
話が逸れました。
考古学博物館です。
こんなふうに一応、博物館前で記念撮影なんかしていますが
(あら・・・ダブル・ペアルックぢゃぁないか・・・^^;)
ガイドブックの1冊も持たずに、つまり中のようすがどんなになっているのかという基本的な知識、必要最低限とも思われる情報すら持たずに行ってしまったので・・・
いやー・・・正直もったいなかったです。
今回は下見。
ちらっと覗いておいて、モティベーションを高めておいてから再度しっかり調べて来よう!
確かにこの時はそういうつもりでいたのに、
「モティベーションを高めてからの2度め」の機会がなかなかやって来ず、
とうとう2013年になってこの秋には帰任、という時期にまで来てしまったので、友人ママと約束をしていたのです。
「じゃ、今度、日本語のガイドさんしっかりつけた【考古学博物館ツアー】を企画しよう。せっかくだから子どもたちも連れて行きたいね。じゃ、この夏休みだね!」と。
そして。
夏休みは・・・・・
すでにその前から私たちは「カイロからの夜逃げ」が完了しており、
その友人親子もご主人の会社の指示で、なんと私たちよりも早くカイロを離れており・・・
結局、私たちは
エジプトに来たら誰もが訪れる!宝箱のようなエジプト考古学博物館http://bit.ly/15Do9vB への再訪は叶わなかったのです。
はぁ・・・
こんなことならふらりと訪れたあの時に、きちんと【ミイラのお部屋】にも行っておけばよかった。
と言いたいところだけど、
でもあの時期に行っても、本当の意味での感動はできなかったに違いないので(当時の私は「ミイラ」と聞いても「ツタンカーメン」・・??くらいしか思い浮かばないレベル。)、やっぱり帰国をひかえたこの夏に、もう一度、どうしても行きたかった!!
そしてラムセス2世と、その父、あのオンム・セティの最愛の人であったセティ1世に会いたかった!!!
いや、私は絶対にもう一度カイロに行きます。
必ずやセティ1世(のミイラ^^;)に会いに・・・。
こんな感じで、たった一度しか訪れることのできなかったカイロの【考古学博物館】ですが、
あの日撮った写真を見ていて思い出しました。
あの日私たちは、どちらかと言うとレゴを見に行ったのです。
考古学博物館の半地下のようになっている位置に、いつ訪れるでもない人をひっそりと待つかのように存在する【チルドレン・ミュージアム】・・・いや、これって、今でも存在するんだろうか??
2010年の1月、というからちょうど私たちが訪れた1年前にオープンした入場無料の“子どものための”博物館。
まだエジプトへ行く前、カイロへの赴任が決まって現地情報を色々集めていた夫がこの<カイロにチルドレン・ミュージアム、オープン>というニュースを見つけ、我が家の「カイロに行ったらぜひ訪れたいところ」リストに、その時入れられたような・・・かすかな記憶が。
ということで、まずはご覧ください。
みんなが知ってるツタンカーメンが、まずドドーン。
レゴですよ、これ全部。
子どもがちょっと邪魔ですね・・・・すみません。
こちらも感動モノ。
ヒエログリフが読める方、ぜひ読んでみてください。(私は読めません)
これはラムセス2世かな?
そして、子どもたちのために用意された「ご自由にお遊びください」コーナー。
あんなすごいのを見たあとなので、もうとにかく無言でレゴと向き合う子どもたち。
ご覧ください、この真剣な顔つき。
まだまだ素晴らしい展示がたっくさんあったのですが、
やはり「とりあえず一度行ってみよう」のノリで行った日であったためか、写真が極端に少なく・・・
ということで、
この【チルドレン・ミュージアム】につきましては、こちらをどうぞ。
レゴのツタンカーメンがいる!エジプト考古学博物館にチルドレン・ミュージアムが新たにオープンhttp://www.ab-road.net/europe/egypt/cairo/guide/04834.html
また、以下のブログでも紹介されているようです。
写真を見るだけでも、ちょっとワクワクします。
リアルなレゴのツタンカーメンに対面できるチルドレンミュージアム http://ameblo.jp/flywellegypt/entry-11119829284.html
レゴでツタンカーメン☆イン・チルドレンミュージアム http://www.tour.ne.jp/blog/egypt/47302/
これらの記事を読む限り、2012年の4月末頃まではこの【チルドレン・ミュージアム】、無事存続しているようです。
レゴばかりでなく、「これでホントに無料でいいの?」と思えるような展示品もたくさんある【チルドレン・ミュージアム】。
こういうところに子どもたちの元気な声が響き、また、かつての私たちのように「ちょっと行ってみる?」というノリで気楽にあちこち好きなところへと出歩くことができるような、そんなカイロに早く戻ってくれますように・・・・・・