やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

2013年 やっぱりこの夏、とりあえず「富士山」

 我らが富士山《世界遺産》に登録されたのは今年(2013年)の6月。

 この時私たちは、まだカイロにいました。

 まさかその半月後には家じゅうの荷物をまとめてカイロを去ることになるなんてこれっぽっちも思っていなかった私は、遠い日本でのこのめでたいニュースに

“おぉ!ついに・・・”という思いと
“あれ?そういえばまだだったんだっけ・・・”という正反対の思いが同時に浮かんだのを覚えています。


 さて、そんな富士山にせっかくだから行ってみようということで、
夏休みも後半に差し掛かった8月25日、新聞の折込チラシで見つけたツアーに家族で参加することにしました。


祝 富士山世界文化遺産登録! 雲上の富士山五合目と北口本宮冨士浅間神社・旬のフルーツ狩り園内食べ放題

 なんだかツアー名が長すぎて、いまいちインパクトに欠けますが、
 「この度世界遺産に登録された富士山の5合目まで行ってそこからの景色を楽しんだあと由緒ある神社に参拝し、そしてぶどう狩り(巨峰)をして帰って来よう」 という一見盛り沢山そうに見えるけど、かなり楽ちんな日帰りツアーでした。

 

が、

8月25日(日)当日・・・天気、くもり時々小雨

そう。
せっかく富士山の近くまで行ったのに、あの美しい姿はついに拝むことができませんでした。

例えばこんな感じ。


富士山5合目の小御嶽(こみたけ)神社付近から見上げる富士山。

・・・・目標物に近すぎたせいもあり(ってか実際すでに富士山中腹にいるわけだし)「え?いったいどれが富士山?」状態・・・


 そんなわけで、美しい富士を間近で見て感動するということはできませんでしたが、

さすがは富士山。


 ふらりとやって来た私たちをも、なんとなく楽しませてくれるものが結構ありましたので、ちょっとご紹介。



小御嶽神社の前に吊るしてあった絵馬たち。
さすがにインターナショナルな雰囲気。
日本語、英語、タイ語、ベトナム語。
もちろん中国語もありました。

で、お土産屋さんに行くと

 おもいっきりタイ語。(そしてちょっとベトナム語)
 ホント、「どうしたの?」と思うくらいタイ語の表示が多かったです。タイからの観光客は非常に多いそうで、「さっきもバス1台で乗り付けてましたよ。」とお店の人。

 

そして、ほかじゃ見たことがないようなこんな飲み物も。
コーラなのに白・・・、
こんな白い飲み物を「コーラ」と言っても許せちゃうくらいの力が富士山にはあるってことなんですねー。

※そういえば「白いコーラ」やら「透明なコーラ」やらが時代の流れの中で生まれては消え・・・しているそうですが、そのへんとこの「富士山コーラ」何か関係があるのでしょうか?



そしてこちら。
 、

当たり前といえば当たり前の商品。
知る人ぞ知る、『土産物の王様 キットカット』。 
 ※詳しくはこちら⇒『人気のおみやげとは その2:キットカットが売れる理由』http://bit.ly/148L08b、 『日本みやげ:11種の『キットカット』食べ比べ』http://bit.ly/148L7Au
富士山バージョンはあって当然。でも、なぜ「ブルーベリーチーズケーキ味」?


さらに、こちら

adidas(アディダス)”じゃなくって“Fujides”・・・。 
まぁ、これも悪くはないけど、これ系のTシャツでは私はこれがダントツだと思ふ^^

 突然登場。“Enjoy Coke”ならぬ“Egypt Cairo”


あ、そうそう。
そういえば途中で出たお弁当もちょっと可愛かったです。


 あとは「浅間大社」(「あさま」じゃなくって「せんげん」って読むんですね)周辺で見かけたこの像が、なんかちょっと怖い感じだなぁ・・・とか


「お祓い希望車専用駐車場」??とか。
 


そして、いよいよお待ちかねの『旬のフルーツ(巨峰)狩り 園内食べ放題』
 
まずは“指定の場所”へ案内されます。
手にはみんなお揃いのカゴ。


さすがにすごかったです。
 
この巨峰の大きさ。

 

でもね・・・
いくら「食べ放題」と言われても・・・

これだけ大きいと、一房食べ尽くそうとしただけで、もうかなりの量で・・・。

しかも、
「それでは◯時までごゆっくりお楽しみください。」という時間制限。

バスを降りてから、指定のぶどう園まで歩く時間、
園内で食べきれなかったものを計量してもらい、精算(お持ち帰り=お買い上げ)する時間、
計量してもらう場所まで歩いて戻る時間
などを考えると

『園内食べ放題』だった時間は30分少々だったかと・・・。

 そして、その時間内にきちんと食べられる量を・・・と思ったら、結局家族4人であの巨大巨峰2房が限界でした。

 なんというか・・・・

 うまく表現できないけど、ちょっと寂しかった、というか・・・。

 
 たぶん(というか間違いなく)カイロでの、場所も時間もほぼ無制限に近い状態で貪り尽くすことができた『いちご狩り』の記憶が私たちにはまだ染み込んでいるのでしょうね。
 ※詳しくはこちらをどうぞ⇒【カイロでいちご狩り】 http://bit.ly/1fqoRlA


 こうして我が家の日本での遊び倒しの夏休みに、またひとつ“日本らしい”思い出が仲間入りしたのでした。