やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

とりあえず、ここに宣言しておくことにしよう・・・  今後の自分のために。

 
ハンガリーに来る前、一部の友人には
「ハンガリーに行ったら、半年くらいは何もせずのんびりおとなしく過ごしてみようかな〜」
などと言っていたのですが
(その前のカイロが、なんというか、かなりアクティブな日々だったので・・・)


 ふと気が付くと、今日でブダペストにやって来てから《半年と4日》が過ぎており。


 そして、ふと気付くと本当にこの半年間、いわゆる“習い事”系はひとつもせず、ひたすら“専業主婦”な日々を送っていました。

 学校関係ではこの4月から【図書ボランティア】という、子どもたちに定期的に読み聞かせなどをする活動に参加していますが、それもつまり先月からやっとメンバーに入った、というところで。



 朝7時半頃に子どもたちがパパと一緒に登校してから、彼らを学校に迎えに行く夕方3時半頃まで、毎日毎日いったい何をしていたわけ??と自分でも不思議に思ってしまうのですが、

 まず最初のうちは、家事一切を全部自分でやるという、いわゆる“主婦”としては当たり前のことがなかなか思うようにこなせず。


 カイロ生活で“毎日のご飯を作る”ということは経験済みなので、それはなんとかなったのですが(その前のハノイ(ベトナム)では平日は毎日お手伝いさんのハンさんが夕飯を作ってくれる・・・という徹底した甘やかされぶりでした^^;)
 
 掃除に関してはカイロでも週に2回お願いしていたので、余程のことがない限り率先して自分の家を掃除する、ということがなく。

 そうなると、掃除の頻度とか毎回の掃除でどの程度まで綺麗にするか、例えば掃除機をかけるのって毎日じゃなくていいだろうけど、じゃ1週間に何回くらい? 寝るときにしか行かない寝室も週1くらいでやっぱり掃除したほうがいいのかなぁ?
 棚の上とか毎回拭き掃除する必要はないよねー・・・

 なんて、
 「そんなこと普通いちいち考えながら掃除なんてしてないって!」と多くの人から言われそうな、そんなことを別に意識しているわけじゃないのについ考えちゃったり。

 でも基本、そういうことをごちゃごちゃ考えたり細かいことを決めるのは面倒くさいと思っているので「ま、汚れが気になった時に掃除すればいいってことにしよう。」と思っても・・・

 毎日家にいるとなると、これがまたついつい見えちゃったりもするわけですよ。

 「あれ?こんなところにも結構、綿ゴミとかたまっちゃうんだー。」なんて。

 で、そんなのがひとつ目に入ると、「あらー、こっちにもホコリが。」



 こんな感じで“程よく綺麗さを保つレベルの掃除”を模索していた時期もあり。


 
 さらに“アイロン掛け”という仕事も、週2回来てくれるホダ(お手伝いさん)にお願いしていたので自分ではほとんどしたことがなく。
 なのでこっちに来て最初のうちは、Yシャツ1枚のアイロンに「なぜ??」と思うくらい時間がかかってしまい・・・億劫なためについついたまってしまった4枚目のYシャツにアイロンをかけつつ

「・・・今度また結婚することがあったら、その時は『アイロン掛けが趣味の人』がいいかも。」なんてちょっと本気で思ったり。
(アイロンごときでこんなにも精神が弱ってしまうとは・・・)
 
 
 食料調達で近所のスーパーに行った時も、「ん?これってなんだ??」と思う物をいちいちケイタイに入っているハンガリー語辞書でチェックしたりするから、ほんの少しの買い物に平気で1時間以上かかったり・・・


 とにかく、大したことは全くしていないのに時間は飛ぶように過ぎていき。


 それでもそこそこ家事にかかる時間を短縮できるようになってきた頃には、ついついパソコンを開き、そこに広がっている某SNSのサイトに迷い込んだまま数時間帰ってこれなくなる日も増え。



 はっきり言って、そんな半年間でした。


 
 でももちろん家にいる時間が長い分、子どもが学校に行っている間に夕飯の準備を始めておいたり、お弁当のおかずも、翌日の分だけでなく1週間ほど使い回しのききそうなものを作って冷凍しておく・・・なんてことが全く時間に追われずにでき

 そんなことに少々感動したり、

 「でもこれこそが専業主婦の本来の姿なのでは?」などと思ったり。



 そんな半年間でした。

 



 が、


 4月から始めた学校関係の【図書ボランティア】に続き、ついに始めることに相成りました。


 ハンガリー語レッスン



 自分に必要なことを身に付けるべく、身の回りにあるメディアなり教材なりを積極的に利用しながらコツコツとたゆまぬ努力を続け、確実にその言語を自分のものにしていく・・・という学習方法は、私には限界がある


 ということは、だいぶ前から薄々気づいてはいたのですが、「最初の一歩」がどうしても踏み出せずにいました。

 理由はいろいろですが(笑)


 
 そんな訳で今日から始めた友人と二人のプライベート・レッスン。

 ん?二人同時に習うってことはグループ・レッスン

 でもとにかく私たち二人が知りたい表現、話したい内容についてのリクエストをして、それに沿った形でレッスンを組み立ててくださるそうで、私としては理想的なレッスン・スタイル。


 先生はネイティブ並みに日本語を操る(というか、日本人と同レベルかそれ以上(笑)の日本語運用能力)ハンガリー人女性で、これまでも長い間ハンガリーに住む日本人に生活に必要なハンガリー語を教えてらしたようなので、外国人が遭遇する確率が高い場面がどんな場面で、そんな時に知っておくと便利な表現がどんな表現か、ということはとても良くご存知のよう。

 
 これってアラビア語ぺ〜らぺらの友人(日本人)に、「エジプトで生き抜くための(?)主婦のためのアラビア語」を習っていたのと、かなり似たパターンかも。


  限られた滞在期間中にできるだけハンガリー語を覚えたい、というモティベーションの高い友人を得ることができたおかげで、私もついに「このへんでがんばってみようかな。」という思いに至ったというところで。



 でも、こうしてわざわざ宣言しておかないとモティベーション(「頑張るぞー!」の気持ち)を保てないってことらしく・・・


 そんな自分が情けない。

 
 
 でも、こっそり・ひっそり勉強してもほとんど上達が見られなかった自分を十分自覚して、新たな一歩を踏み出した私を温かく見守っていただけると嬉しいです。




 (今日の内容はいったい何なんだ・・・・・・(-_-;))