やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

カイロでのクリスマス・イブ

 

 子どもたちは、今(たぶん)一生懸命寝ています。
明日(というか、もう「今日」)の朝、目が覚めたら、きっとサンタさんが置いていってくれたプレゼントが自分たちを待っているはず・・・そう思いながら。


 カイロに来てから3度目のクリスマス。
今年のイブは、イスラムの国エジプト教会のキャンドル・サービスへ行って来ました。

 我が家から南へ15キロほど下った「マアディ」という外国人が多く住むエリアにある『Maadi Community Church』http://www.maadicommunitychurch.com/ クリスチャンである友人のAさんに教えてもらいました。

 普段からとても国際色豊かな教会のようで、今日も「あれ?日本人?」と思えるような東アジア系の人もチラホラ見えましたし、アフリカ系の人も大勢いました。「私たちはインドネシアから来たんです(インドネシア人です)」と流暢な英語で話している声も聞こえました。もちろん欧米系の人たちもそれはもうたくさん。

 エジプトにも「コプト」と呼ばれるキリスト教の信者(東方教会系キリスト教の一派)が人口の約1割(約800万人)ほどいるそうですが、今日私たちが行った教会に集まっている人たちは、明らかに「外国人」ばかり。
 というか、「コプト教」のクリスマス「12月25日」ではなく「1月7日」とのことですから(なんと「コプト歴」なるものがあるらしい)、今日この教会にキャンドル・サービスに訪れていた人たちは皆さん“エジプトのキリスト教であるコプト教徒たちではない”ということになるわけですが。

 そして、そんな中に「きれいだから行ってみようか」と言うノリでキリスト教徒でもない某日本人家族も紛れ込んじゃったりしてる、そんなオープンな教会でした。

 「キャンドル・サービス」は夜7時ちょっと過ぎから8時を少し回ったくらいまでの約1時間。
 ステージにギターやキーボード、バイオリンなどを携えた人たちがいて、彼らと一緒に歌ったり、客席・・いや信者の中から代表が前に出て聖書の一部を読んだり、牧師さま(神父さま?)らしき人のお話を聞いたり・・・と、ベトナムやマレイシアで紛れ込んで参加したものと、流れはほとんど同じでした。

 こうやって世界中でほぼ時を同じくして、みんなで歌を歌ったりロウソクに火を灯したりしてるんだなー・・・と思うとなんとなく厳かな気分になってくるから不思議なんですよね〜〜。


 そして、こういう場面で歌われる歌(聖歌)は既に耳に馴染んでいるものも多く、しかも、正面のスクリーンにパワーポイントで大きくしっかり歌詞を映しだしてくれるので、周りの皆さんと一緒に思いっきり歌うこともできて非常に気持ちが良かったです。

 
 来年のクリスマスも、どこかよその国できっとこうして教会に行ったりしているんだろうな〜・・・などと思いながら家路につきました。

 さて、そろそろ我が家にもサンタさんがいらっしゃる時間かな?
 母が起きていたせいでサンタさんがプレゼント置きに来てくれなかった・・・なんてことになったら、子どもたちからそれはそれは恨まれることになるでしょうから、私もそろそろ寝ます。おやすみなさい。
  
Merry Christmas & Happy New Year❣