やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

「ディズニーランドみたいな人」になりたい。

 
 たった今読んだ、とある人が投稿していたFacebookの記事を読んで、朝っぱらから不覚にも号泣してしまいました。

 なんとなく読み始めてすぐ、その話の展開がわかったにも関わらず、です。


 ディズニーランドのサービス精神(・・・というかあそこを取り巻いている理念・根本的な考え方??)ってほんとすごいなーってことは、もうずっとずっと前から、もちろん思ってました。

 20年くらい前は東京に住んでいたので、なんだかんだと数回友人同士などで出かけることも多かったのですが、
園内を掃除する人が、思わず「あれ着てみたい!」っていうような可愛い格好をして、そして踊りながら掃除をしている姿を見た時もいたく感動しました。今でこそ結構ナイスなユニホームを着ている清掃業者さんなども増えてきましたが、当時は街のゴミを拾って掃除をしている人は「掃除のおばちゃん」。・・・なんというか、人々に羨ましがられるような“あこがれの職業”ではなかった、という時代だったと記憶しているので。

 ま、「踊りながら掃除」というのは自分で言っておきながらちょっと眉唾っぽいですが、でもそんなふうに見えたのは事実です。明らかに、楽しそうに・・・。

 そう。

ここに足を踏み入れた人全てを幸せにするのが私たちの義務です。

という共通の認識が、園内で働くスタッフ一人一人に徹底的に叩き込まれているんだ、ここは・・・

 そう思ったことを覚えています。

 そういえば3月11日の東日本大震災の直後も、園内で被災し帰ることができなっくなった子どもたちに対するスタッフの優しく温かい心遣いが話題になったりもしていましたよね。


 そして、さっきこの記事を読んで思いました。

 私は別に世の中の人すべて、あるいは自分の周りにいる人すべてを幸せにしてあげたい・・・とか、そんなことまでは全く考えてはいないけど・・・でも、私、なりたいかも。
「ディズニーランドみたいな人」に。

 

 

 http://on.fb.me/ZhXqrqより

 【約束していたお子様ランチ】

ある日、若い夫婦が2人でディズニーランドのレストランに入ってきました。
夫婦は2人掛けのカップル席に案内されると、『お子様ランチ2つ』と注文しました。
ところが、ディズニーランドには『お子様ランチは9歳まで』という決まりがありました。
キャストは丁寧に頭を下げて言いました。
『お客様、大変申し訳ございません。お子様ランチは、お子様限定のメニューになっております』
それを聞いた女性はがっくりと肩を落としました。
キャストは、女性がとてもがっかりしたのを見て、これは何か特別な理由があるのかも・・・と思い、
思い切ってたずねてみました。
『お子様ランチはどなたがお召し上がりになりますか?』
女性は静かに話し始めました。
『実は、子供がいたのですが、1歳のお誕生日を迎える前に、病気で亡くなったんです。
生前、子供の病気が治って元気になったら、いつか、3人でディズニーランドに行って、お子様ランチを食べようね・・・と約束していたんです
なのに、結局、その約束を果たすことができなかったんです。
今日は、子供の一周忌なのですが、子供の供養のためにその約束を果たそうと思ってディズニーランドに来たんです』
『かしこまりました。お子様ランチ、お2つですね。それでは恐れ入りますが、お席を移動していただけますか』
キャストは2人に向かって頭を下げると、2人掛けのカップル席からファミリー席に移動してもらいました。
そして、キャストは2人の間に、子供用のイスを準備すると、
『お子様はどうぞこちらに』

と、まるでそこに子供がいるかのように導きました。
しばらくすると、お子様ランチを3つ持ってきて、子供用のイスの前に、3つ目のお子様ランチを置いて言いました。
『こちらは、ディズニーランドからのサービスです。ご家族でごゆっくりお楽しみください』
2人はとても感激しました。
そして後日、ディズニーランドに手紙が届きました。
『お子様ランチを食べながら、涙が止まりませんでした。私たちは、まるで娘が生きているかのように家族の団らんを味わいました』
(元東京ディズニーランド総合プロデューサー堀貞一郎氏の話より)
ディズニーランドのすごいと思うところは
『お子様ランチは9歳まで』というルールがあっても
『本当にそれがお客様のためだったら、そのルールを曲げても良い』
という更に次元の高いルールがあるというところです。
マニュアル、ルールは大事です。
しかし、それを超えた、人間としてどう行動すべきか。
そこに感動が生まれるのでしょう。