やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

近所をちょっと散歩してみた日 ・・・すでにスタート“夏休み”、もうすぐスタート“ラマダーン(断食月)”・・・

 
 七夕も終わり、いよいよあちらこちらで人々が「夏休み」を意識しだしている今日この頃のようですが、

草太が通っているCBS(Cairo British School)は、6月28日(木)ですでに今年度が終わり、その翌日の金曜日から8月の終わりまで、いえ正確には9月1日(土)までの丸2ヶ月以上の長ーーい夏休みがとっくにスタートしています。

 そして、その夏休みが始まると同時に、街なかに現れたのがファーヌース。
「ファーヌース」は、エジプト特有の(・・・と言っていいと思うのですが、もし間違っている場合はご指摘お願いします)ラマダーン(断食月)中に家々の玄関先などに飾られるランプ。 ちょうど1年ほど前のこの時期、この国での初めてのラマダーンが近づいてきた頃に突如登場したこのランプたちに、非常に新鮮な驚きを感じたことを今でもはっきり覚えています。マレイシアでもインドネシアでも、こういうものは見たことがなかったので。


近所の店先にズラリと並んだファーヌース


 さて、夏休みに入って間もないある日、「きらりっこ以外のサマースクールは行かない!」と早々に宣言し、
※「きらりっこ」:カイロにある日本人幼稚園『きらりっこくらぶ』http://plaza.rakuten.co.jp/kiraricco/ のこと。
きらりっこのサマースクールが始まるまではず〜〜〜っと家でiPadで遊び続けそうな勢いの草太と一緒に、近所のムサッダク通りを散策しました。

 最近のカイロの街のあちこちがそうであるように、ここムサッダク通りも、ちょっと前から新しい店がどんどんできています。しばらくご無沙汰していると見覚えのない、しかも綺麗でお洒落な店があっちにもこっちにも・・・という状態。その分消えていく店ももちろんあるわけで、去年のラマダーン中にオープンしたシリア料理のレストラン(家族で一度イフタール(その日の断食明けの食事)を食べに行き、「ちょっと高いけどまぁいい感じじゃない?」と言っていたお店)も、あっけなく潰れてしまい、今は廃墟となっています。そのうち、あそこにもまた新しいお店が入ることでしょう。


在りし日の「シリア料理レストラン」
今の姿は・・・今度写真撮ったらここに追加します。
でも、悲しくなっちゃうだけだわー・・・。


 少し前に、『Lebanese』と『Roast』という看板を掲げた新しい店を発見し、「お!今度はレバノン料理の店ができたぞ!!」と喜んでいたら、 


ナッツやドライフルーツのお店でした。
とりあえず、お菓子をちょっとお買い物

奥にはコーヒーが飲めるコーナーもありました。


 そのすぐ近くには、こんなお店も。

こちらも新しいドライフルーツ屋さん。

 やっぱりラマダーンが近づくとドライフルーツの需要が高まるから・・・でしょうか?


 その並びには、最近はカイロのあちこちで見かけるチョコレートや洋菓子のお店『POIRE』。
ここではパウンドケーキをお買い上げ。



 そして、こちらは私のお気に入りのお店。
ムサッダク通りには面していないのですが、角からちょっと入ったところにある生活雑貨のお店。

ちょっと気の利いたものや、いわゆる「アイディア商品」が実はかなり埋もれています。
「なんじゃ?こりゃ・・・??」というものも、もちろんたくさんありますが。

 いろいろな電話が並んでいるこのコーナーで
「面白いねー。ほら、サッカーボールの電話もあるよ。」と言ったら、草太は

「ちがうよ、これ、時計の電話だよ!」

ふだん目にする電話といえば“携帯電話”がほとんど。
家の電話も小型の長方形のもの。
ダイヤル式こういう形の”黒電話”なんておもちゃしか見たことがない草太には、

この写真のサッカーボール型電話は、“電話”というより、まず“時計”に見えたらしいです。


 最後にこの1枚。
これは別の日に撮った写真で、こちらもムサッダク通りからちょっと奥に入った道で見つけたお店。

「あらー、こんなところに『クレープ屋さん』が。」と思ったら、あらら?
日本語??



・・・・でも、逆さま??

こういうのって教えてあげたほうがいいんでしょうかね?


 暑さ厳しいカイロですが、勇気を出して一歩、外に踏み出せば、結構いろいろ楽しいものが見つかったりする近所のムサッダク通りからのレポートでした。