やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

Cats of Cairo @CBS(Cairo British School)

 
 実は草太が通っているCBSは、もうすでに「夏休み」に入っています。
6月28日(木)が今年度の最終日。その日は12時下校。翌日の金曜日から7月、8月の丸2ヶ月間の「夏休み」
 いや〜〜〜〜〜〜、色々大変です。
 この早めに突入してしまった夏休みの話はまた次回書くことにして、今日はミュージカルの話題を。
 
 年度末が近づいた6月上旬、今年も学校から「招待状」が届きました。

 この時期、CBSでは全校生徒が出演する手作りのミュージカルが学校敷地内の小さな中庭で上演されるのです。
今年は・・・【Cats of Cairo】

ふ〜〜〜む。
このカイロの街のいたる所に存在する、あの猫さん(つまり野良クン)たちにスポットを当てたんですかー。
 
 そして、今年もナーサリー・クラス(2〜3歳)からYear6(12歳)までの子どもたち全員を登場させるような作品を、Mr.Boothはどんなふうに作ったんだろう・・・といろいろ思いを巡らしワクワクしながら、その日6月13日を待ったのでした。



 それにしても、なぜこういう楽しい行事を水曜日の午後6時半から、という中途半端な日時にやるのか、日本人の感覚では「??」。 休日にやらないのならせめて翌日が休み、という日を選んでほしいものだわ・・・と思っていたら(去年は確か火曜日の夕方から。終了したのは午後8時半ごろ)、草太のクラスメイトのママ(リビア人)も「ホントにそうよねー。」と眉を寄せて言っていたので、この感覚はこの年頃の子どもを持つ親には共通のものかも。
 やっぱりこの日時設定の理由を学校側にそれとなく聞いてみればよかった・・・。



 さて、いよいよ当日。6月13日(水)。
6時半のミュージカル開演時間に合わせ(?)、生徒たちはお昼ごろに一旦全員下校。
家でゆっくり休んでから再度5時半に学校に集合する(させる)ように、とのこと。
(こういう「行ったり来たり」も、私としては面倒くさいんですけど・・・)


 3:30頃に日本人学校から帰って来たみどりも一緒に、とりあえず5時半に間に合うようにタクシーで学校へ。
これから開演までの1時間で、生徒たちは全員舞台衣装に着替えてしっかり準備を整えることができるのでしょうか??

・・・・・・・・・・・・

 「あと5分くらいで6時半だけど、やっぱり始まらないよねー・・・・」などと思っていたところ、草太のお友達のお父さんが、準備中の教室に行っていろいろ写真を撮ってきた、と。
それじゃあ、私もちょっと行ってみようかと草太の教室をのぞきに行くと、
 
たくさんのネコさんたちが、なにやら楽しそうに・・・というか全く普段と変わらぬ雰囲気で積み木遊びをしておりました。


さて、開演!

一応、座席は指定されており、
でも、こんな狭い中庭にプラスチック製のイスを並べただけの観客席は、もう単純に「前の席に座った人はよく見える」状態。
写真もビデオも・・・こんなところからじゃ撮れない〜〜〜〜!!

そして、草太はどこだぁ〜〜〜??
見えない〜〜〜〜!!!



 ところで、この【Cats of Cairo】
別に、あの世界的に有名な【CATS】をベースにした、とか、そのパロディとか、
そういう内容ではなかった、と思います。
上級生はこんなふうに一人ひとり「役」が与えられ、


その他にも「犬たち」がいたり


「ネズミたち」がいたり・・・


ナーサリー・クラスは「赤ちゃんネコたち」


その上の幼稚園(KG1&KG2)クラスは「仔猫たち」

※ここまでの写真は、CBSが全員にプレゼントしてくれたPhotoCDから拝借しました


 大きい子も小さい子もそれぞれの役を演じながら、カイロのネコ社会の一コマを歌と踊りを混じえて表現していましたが、そこには“ネコの目を通して”というスタイルにはなっているけれど、最後には「私たちが住む“カイロ”という街への愛情」のようなものがじんわりと感じられるミュージカルに仕上がっていたように思いました。


  上演中は一応自分にあてがわれた席にいましたが、フィナーレあたりは「もうこのままじゃ、写真の1枚も撮れん!!」と、ずずぃっと前へ。

  舞台が終わり、ごきげんなようすで座っているところをパチリ。

緊張感も解けてちょっと調子に乗っている感じのところもパチリ。

 お友達のMちゃんも一緒にパチリ。

 みどりも一緒にパチリ。



 そしてこの左側の先生がMr.Booth(右は校長のMr.Swan)

本当に彼はCBSの貴重な人材。
ストーリー、音楽を担当し、総監督的な立場でこのミュージカルを作り上げた先生です。

 ちなみに去年のミュージカルは【Hatshepsut】。
古代エジプトのハトシェプスト女王の生涯の物語で、これももちろんMr.Boothの「創作ミュージカル」でした。
 今年と去年のパンフレット


 さて、来年はどんなミュージカルが登場するのでしょう?
今年の上演が終わった瞬間から、Mr.Boothはもう来年の構想を練り始めているのでは・・・?そんな気がしています。



<<おまけ>>

去年は「軍隊の兵士」役だった草太。

この時の衣装もなかなかすごかったです。
2学年分くらいの男の子全員がこの格好をして、なにやら勇壮な歌を歌いながら舞台で行進・・・ただそれだけの役でした。


ああ、こんなボケボケの写真しかなかった・・・去年も撮影には苦労したらしい。