やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

新年度に「サバイバル・キット」をプレゼントする息子のインターナショナルスクール

 
 長かった(けどあっという間に終わってしまった)夏休みが明け、9月4日からみどりの日本人学校と草太のCBS(Cairo British Schoolの幼稚部)、どちらも一気に新学期がスタートしました。

 日本人学校は2学期のスタートですが、インターナショナルスクールであるCBSは新年度を迎えたことになり、草太は今までよりも1つ上の学年(「Year1」のひとつ前:日本でいう「年長さん」)に“進級”しました。

 初日を終えて帰宅した草太のカバンからは、新しいクラス担任の名前が書かれたプリントや年間予定表、新しいコミュニケーション・ダイアリー(連絡帳)など新学期らしい持ち帰り品がいろいろ登場したのですが・・・

 中にこんなビニール袋が2つ。
何やら小さなプレゼントのよう。

 よく見ると、リボンに付けられた小さな紙に
【CBS Welcome back to school survival kit】と書かれています。

 サバイバル・キット??


と思って開けてみると

入っていたのはこんなもの。

消しゴムがあるのはなんとなくわかるけど、
何これ? つまようじ? 
これって・・・パズルのピース??
あとは、チュッパチャップスみたいな飴や、ティッシュペーパーが1枚。

いったいこれって・・・と思いながら、一緒に入っていた「解説書」らしきものに目を通しました。


【あなたの学校生活にきっと役立つ物たちです】
・バンドエイド 〜 私たちの気持ちは傷つきやすいということを、忘れないでね。
・消しゴム 〜 誰だって間違うことがあるし、間違えたっていいんだってことをいつも覚えておいて。
・シール 〜 クラスに溶け込み、みんなで仲良く助け合ってね。

・ティッシュ(1枚)〜 友達の涙をこれで拭いてあげて。

・つまようじ 〜 クラスメートやあなた自身の良いところを見つけて拾い上げてね。

・パズルのピース 〜 あなたは私たちの学校にとって大切な一部(一人)。
・宝石(に見えるキラキラの飾り)〜 あなたはどんな高価な宝石にも負けないくらい価値のある大切な存在。
・ロリポップ 〜 困った事が起こっても、このキャンディみたいに(なめて)飲み込んでしまいましょう。
・クリップ 〜 全てのことをきちんとまとめておきましょうね。


・・・・・と、こんな感じのことが書かれていて、思わず顔がほころんでしまいました。

 う〜〜〜む。
 なかなかシャレたことをするではないですか!
この学校では、毎年新年度にはこういうのを配っているのでしょうか?
だとしたらなんだか意外。
こんなちょっと気の利いたことをするような雰囲気は、今まで感じられなかったから・・・。

それともインター系の学校って、こういう感じなんですか??


 そして、もうひとつの袋は・・・と思って見ると、
これは【CBS Parent Survival Kit】とのこと。

 ほほー・・・私たちにもあるんですか。

解説書らしきものには
【新年度の最初の一日を乗り切るためにきっと役立つ物たちです】

中に書かれている内容は子ども用のとほぼ同じですが、

・ティッシュ(1枚) 〜 子どもが学校に行ってしまい誰もいない家に戻ってきた時、あなたの涙をこれで拭ってください。
 
というのには笑えました。


ちょっとくたびれた感じの綿(コットン・ボール)も入っていて、〜 自分の子どもがどんなに甘くて可愛いか(綿菓子のイメージしているってことですね)をいつも思い出してくださいね。

そして最後に、紅茶のティーバッグ 〜 さぁ、ゆっくり座ってリラックスしましょう! 


 うむ。
なかなか楽しませてくれるじゃぁないですか。

 やるな! CBS。
今年も1年よろしくお願いいたします!



・・・・・・と、前向きに美しく締めくくったけど、このもらってしまったキットのうち実際の利用価値が???のものたち(例えばパズルのピースとか・・・)って、いったいどうしたらいいんでしょ? ふと我に返る今日。