やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

やばいぞ、ドバイ

 ラマダンも半分が終わり、カイロでの夏休みも、すでに後半にさしかかろうとしています。

 我が家のこの夏休みは
前半は、平日は子どもたちはサマースクール等に通い、週末は家族でプールなどでのんびり。
後半は、パパも休みをとって家族旅行。

大ざっぱに分けてこんな感じになりそうなのですが、
その後半の「旅行」。

本当はケニアを計画しておりました。

ところが、ちょっと旅行会社に見積もりをお願いしたところ、出てきた数字が予想を大きく上回るもので・・・。
聞けばこの時期が旅行に最も適した時期で、超ハイシーズンとのこと。
つまり、私たちが行こうとしている時期は一年で最も込み合う時期でもあることが判明。

最もいい時期は捨てがたい。
でも、人で混み混みのサファリはあんまり嬉しくない。

そう思って今回はケニアは見送りました。
でも「カイロにいるうちに絶対に行かねばならぬ場所No.1」と言っても過言ではないケニア。
次の長期の休みあたりに・・・と狙っています。


さて、そうなると、どこへ行く? この夏休み。

そう思ったところに、
「じゃぁ、ドバイにしよう、ドバイ!」
と、妙に嬉しそうに提案したのは一家の主。

しかし、その時の私のドバイの認識は
「確かにドバイの空港はすごいって聞いたことがあるから一度は行ってみたい(空港に)と思ってはいたけどね。」という程度。

でもなんとなく「未知の観光地」というイメージもあり、悪くはない印象。
ネットでざっと見ただけでも、なんだかとんでもなく面白そうな巨大プールがあったり。

そういえば、まだケニアの話が具体的になる前、みどり(娘・7歳)に、
「夏休み、どこに行く?フランスとか行ってみる?」と聞いてみたら、(「フランス」という国のイメージが全く湧かなかったのか)「やだ」と一蹴されたこともあったので、我が家の子どもはまだ「ヨーロッパに憧れる年齢」にもなっていないようだし(すべての人にそういう年齢が訪れるのか、という話はおいといて)
それにうちの子たちはプールさえあればそれで満足、というありがたい(?)レベルだし。

 「じゃ、とりあえず行ってみるか、ドバイ。」
ということで、まず航空券はおさえてしまいました。


 その後、ホテルを選び、実はドバイでは日本食がいろいろ買えるということなので「食材調達がらみ」の情報を集め、そんな中でいろいろなドバイに関するブログなども読み、そして「予習」と称して『株式会社ドバイ−メディアが伝えない商業国家の真実−』斎藤憲二著(柏艪舎)を読むうちに・・・


むむむ・・・
いったい何なんだこの国は・・・!!

そういえば、私はドバイの正確な位置も知らなかったし、
そもそも、「あれ?ドバイって・・・国? どこかの首都だっけ??」
と、お恥ずかしながらこういうレベルでした。(でもそういう人、実は結構いるでしょ?)


人口の90%以上が外国人だとか
石油がほとんど出ないのに大胆すぎる(と私たちには思える)観光開発などで、世界を何度もあっと言わせていることなど全く知りませんでした。
世界一高い建物があることはなんとなく聞いていたかもしれないけど、
世界最大のショッピングモールがあるとか、
世界最大の噴水ショーがあるとか、
国際空港も世界一広いとは・・・・。
そして、何? 世界一の人工島?
世界地図の形をした人工島郡(埋立開発地)??


いや、すごいです。
ドバイ。
こんな国が本当に存在するとは・・・。

 そして、何より「うぅむ・・・」と唸ってしまったのは、こちら【ドバイ千夜一夜】というブログに書かれていたこの記事。http://blogs.yahoo.co.jp/dubai1428/folder/748502.html ドバイ旅行者の方へお願い(書き込みコメントまで読み応えたっぷり。)


 私たちは、すごいところに行こうとしているのかもしれない。

 そういえば、多くの人が日本へ帰省、あるいはヨーロッパへの避暑旅行、あるいはベストシーズンのケニアへ・・・という中 「うちはドバイに行くことにした。」というと、ほとんどに人に
「この暑い時期に?」(日中の最高気温42℃、最低気温30℃・・・・ウソのようだ。)
「しかもラマダン(断食月)中に?」
と言われたけれど、それと同時に
「でもなんか、ヒラガさんってドバイって感じじゃないよね。」
とも言われたことを思い出しました。 


TPOをわきまえた服装(と心構え)で行かないと、楽しむべきところで楽しめなくなってしまうかもしれない国、ドバイ。
とんでもない世界の富豪が唸るほどいるので日本人が金持ちだと思われることはない国、ドバイ。


なんだか、ものすご〜〜〜く、未知なる世界への第一歩、って気がしてきたんですけど。

もしかしたら、エジプトに来てあまり感じることのなかった「異文化」というものを、あと数日後に私はここから飛行機で数時間のドバイという国で体験するのかもしれません。


ドバイ旅行、8月19日から26日までです。



<おまけ>
【ドバイに集まる世界一】http://www.dubairyokou.com/2009/09/post-2.html