やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

令和はじまり、平成をおもう。

いや、日本中(・・・ってわけでもなかったのかな?)大騒ぎでしたね〜。

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 確かに年末のカウントダウンは毎年できることだけど、改元の新時代へのカウントダウンって・・・ねぇ?

 今回の(平成の)天皇陛下をブラックから救おう!という動きが実現しなければ(死ぬまでご公務…なんてブラック以外の何物でもない)あり得なかったもの、と思うと、これはもう貴重な一瞬、と、もちろん私も思います。

 

 そして、そんな貴重な瞬間に日本にいる私たち。特に日本での生活経験があまりない子どもたちにとっては、「平成を振り返る」というテレビ番組がやたら多かったこの数日間は、かなり貴重だったといえるかと。自分たちが生まれる前からの日本の歩みをざーーーーっとおさらい・・・じゃなくてお勉強できちゃったわけですから。

 

 で、そんなテレビ番組や新聞の特集記事なんかを見ながら、やっぱりそれなりに考えたりした人も多かったのではないかと思います。

 

自分にとっての【平成】は、どんな時代だったんだろう、って。

 

もちろん私も考えましたが、

でも私にとっての【平成】は、考えるまでもない、というか、

あまりにもわかりやすい時代だったので、それはそれでかなり感慨深いです。

 

初めて親元を離れて一人暮らしをしたのが平成元年

しかも、

初めての一人暮らし=初めての海外生活 でもあって。

 

 この海外生活(『青年海外協力隊』というやつです)がらみで、今まで全く出会ったこともなかったような強烈で強力な個性の人たちとどっさり知り合い、自分がいかに平凡に能天気に生きてきたかということを思い知り・・・。

 こんな自分でも大丈夫か? と思うと同時に

 これからの2年間、どう頑張っても今の自分では想像できないような色んな出来事に遭遇するんだろう、という不安を超えた期待感、というか、えぇい!考えてもしょうがないや、という若さゆえの潔さ(!?)で、マレーシアに向かったのが平成の始まりの年でありました。

 

 で、そのあとは東京暮らしを挟んだりしながら東南アジアの国にご縁のある生活が続き、結婚したらちょっと離れて東アジアに進出。

 そういえば、初めて母になったのが平成16年だったから、今思うとちょうど平成の折り返し点だったらしい・・・。

 

 家族が4人になってからは東南アジアからアフリカ(というか北アフリカ/アラブ諸国)、そして初のヨーロッパ生活、そしてこれまた人生初の「英語圏の国」での生活・・・と、もうあっちこっち、それはそれは楽しく好き放題に過ごしてきたのが私の【平成】(笑)

 

 そして、今、この【平成】から【令和】へと移り変わる瞬間を日本で迎えているという・・・。

 

 そんな私たちの平成最後の晩餐は・・・

 私個人としても、また家族とのこれまでの生活の中でも思い出深い店に、義母と子どもたちと行ってきました。

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 大学時代(バイトで)がっつり稼がせてもらった、ハンバーグとコーンスープと今は無きメリーゴーランドと・・・その他いろいろ美味しいこの店。今住んでいる埼玉県坂戸市の隣の市にもあるのですが、車で15分ほどと近い割には「ドンキーは恵庭(実家)に帰った時に行くところ」という意識があるからか、この鶴ヶ島店にはあまり行ったことがなく。

 

そう。前にこの店に行ったのは2011年3月

エジプトからの退避帰国中東日本大震災が起こり、埼玉県内も計画停電が実施されていた頃。家のある坂戸市と「びっくりドンキー」のある鶴ヶ島市では停電の時間帯が違うことを知って食べに行ったのです。私たちの他にお客さんが一組しかおらず・・・こんなガラガラのドンキー初めて、と驚いたあの日のことは今でもはっきり覚えているのに、もう8年も前。

 

 それを言えば、ドンキーで日々ハンバーグを運んでいたのは・・・、あれは平成だけじゃなくて昭和の時代だったりもするわけで。

 

あぁ、私は

ずっと親元にいた昭和

外に出たままほとんど帰らず…となった平成

そして

久々に日本が拠点となった令和

と、わかりやすーーーい人生を送っているなあ、としみじみ思います。

 

 さて、子どもたちもぐんぐん成長していくことですし、また気を引き締めてしっかり毎日を過ごしていかねば・・・。

 

  

 無事退位された天皇陛下と美智子さまは、このあと、どんな気持ちで「令和の朝」を迎えられるんだろう・・・なんてことも、つい考えてしまいます。これからは100%自由に過ごせる…とか、そういう訳にはいかないだろうけど、でも本当によかった。

 

 

2019年5月1日。

私たちの令和が素敵な時代となりますように・・・。