ハンガリーに来て3度めの夏。
そして最後の夏。
となると、この夏休みはもうクルーズしかないっしょ!
という流れになっていた我が家ですが(※今まで住んできた他の地域に比べ、このヨーロッパ・エリアは各種クルーズ・エンジョイ率が非常に高い。)、実際その手続き(予約)に着手するのはすこぶる遅かったようで、
『早くに予約すれば当然それだけ安い』の鉄則からは大きくハズレてしまったと思われます。
さらに、
『18歳以下の子どもは無料』という驚きのサービスを持っているクルーズ会社があることも別会社に申し込んだあとに知った次第。(クルーズに興味を持つ私の周辺人たちにとってはほとんど常識的な知識だったらしい・・・)
しかも、
私たちが利用した会社は、このへんの皆さんの間ではどうもかなりマイナーな会社だったようで、乗客の中の日本人の割合も極めて低く、この【NORWEGIAN CRUISE LINE】という名前を聞いたことがない、という人もおり・・・
なので、これからこのヨーロッパ周辺で来年の夏のクルーズを計画している人には、残念ながらあまり参考になるような情報をお届けすることができないかと思われますが・・・。
とにかくクルーズって、いったいどんなものなのよ?
あるいは
へぇ〜、私たちが行ったクルーズと比べっこさせてもらいましょか。
というような軽い興味がある方、お時間がありましたら以下、どうぞ。
《クルーズ概要》
・クルーズ会社:NORWEGIAN CRUISE LINE
・乗った船:Norwegian Jade
・期間:2016年7月30日(土)〜8月6日(土) 7泊8日
・寄港地:ベネチア(イタリア)⇒ドブロヴニク(クロアチア)⇒アテネ(ギリシャ)⇒サントリーニ島(ギリシャ)⇒スプリット(クロアチア)⇒ベネチアへ戻る。
ちょっと見づらいですが、船内にあった航海ルートが書き込まれた地図。
《船はどのらい大きいの?》
このくらいです。
と言ってもよくわかんないか・・・
⇧このくらい。 ⇩乗り込むときに写真撮ったらこんな感じ。
遠くからだとこんな感じ。
全長294m
全幅32m
全長294mは、あのタイタニック号(全長268m)よりもちょっと長いくらい。
船内にエレベータがあり、そのボタンは4階から14階までありました。
4階より下は機械室とかになってるのかな?
あ、14階もボタンはありますが、そこは『Heaven deck/Heaven sweet staterooms』となっていて、“普通の人”(私たちのような一般のクルーズ客)がエレベータの「14」を押しても無反応。特別なカードキーを差し込まないと「14」は押せません。下々の者には踏み入ることのできない領域になっていて、つまり、船内見取り図にある「15階」の『Heaven Sundeck』には14階のスイートルームからしか行けないってことになっていたようで。
船には当然(!)プールがあり、
ライトアップされたプールも素敵。
11:00pmなので、さすがに誰も泳いでる人、なし。
後ろの方にはバスケットボールやテニスができるスポーツ・コートがあり、
カジノもあり、免税店もあり、シアターもあり、スパもあり・・・
Spa & Salon
レストランは24時間営業の軽食ラウンジBlue Lagoonや、船尾の屋外ビュッフェレストランThe Great Outdoors、プールサイドのTopsiders Grillなどを含め合計15ヵ所。
もちろん、ジムもあり・・・
最近は、ほぼ毎月ある出張でもジョギングシューズを持って行き、出張先でジョギングを楽しんでいる夫。
荷造りの時に、やっぱりふとジョギングシューズのことが頭をよぎったようでしたが、
「今回はほとんど船の上だし、走る機会もないよね〜。」
・・・・って、たぶん、きちんと下調べをして船の中で楽しめることをしっかりチェックしていればよかったんでしょうけどねえ。
一周約300mという短いトラックではありますが、まぁ、皆さん、よく走ってましたね。
決して人数は多くはなかったけど、真っ昼間の直射日光が厳しい時間帯以外は、常に誰か1人は走っている、という感じでした。
恐るべし、欧米人の「毎日スポーツ体質」(笑)
それにしても、この分かりにくい表示なんとかできませんかねぇ。
マイルとヤードで書かれても距離が全くわからんでしょーーが!
では、ここで問題です。
これだけの規模のクルーズ船で、今回私たちと一緒にクルーズ旅行を楽しんだ乗客は、いったい何人くらいだったでしょうか?
1.1,000人
2.3,000人
3.6,000人
《乗船手続きには時間がかかる?》
たぶん、かかるんだと思います。
港にはいろんな会社のクルーズ船がズラリと並んでいて、まず自分たちが乗る船にたどり着くのにそれなりの時間がかかります。
っていうか、まず私たちは「港にはどうやっていくんだ??」からスタートしたんですが、
幸い、ベネチア駅のバスステーション近く(・・・でもなかったかな)のここから『ピープル・ムーバー』というモノレールっぽい姿をしたケーブルカーで港まで行けることがわかり(1人1.5ユーロ)
で、この『ピープル・ムーバー』に乗ってから乗船手続きを終えて船内に入るまで、
1時間近くかかりました。
「オンラインチェックインをしておいてね」というようなメールが届いていたので、一応、事前にしてはおきましたが、でも、パスポートチェックとか、荷物チェックとか・・・
空港のチェックインカウンターのようなのが、ズラリと並んでいて、飛行機に乗る前の搭乗手続きのようなのをしましたが、私たちがそのカウンターに行ったのは、出港1時間半前の午後4時半過ぎ。
この時には乗客のほとんどはもう乗船済みだったようで、カウンターの係員の皆さんも一様に暇そうにしていました。
なので、セキュリティーチェックも全く列に並ぶことなく、超スムーズ。
スルスルと全く並ぶことなく進んで、でも、港に向かい始めてから乗船まで1時間ですからねー。これで混んでいたらヤバかったですね。
ということで、やっぱり時間に余裕を持って港へ行くか、
あるいは、きちんと行き方をチェックしておいて、あらかたみんなが乗船したあとで滑りこみ乗船をするか・・・がオススメかと。
なぁんて、私に言われたかないと思いますが(笑)
《レストラン、ほとんど無料!?》
これには驚きました。
まず、初日の晩ごはん。
ポルトガル料理のシュラスコ・レストランに行ってみたところ、乗船時に1人1枚手渡されたカードキーの提示を求められ、それを見た案内係の人が、
「この(カードの)ステイタスだと、船内の4つの有料レストランのうち3つまで大人は無料でお食事できます。」とのこと。
※写真はイメージです。
さらに「子どもにはキッズメニューあり」。
結局この日は大人2人がお肉をたらふく食べて、それぞれの飲み物代と子どもが頼んだキッズメニューで合計26ユーロ(3,000円弱)
ほかにもまだ2つ、「大人無料」で食べられるレストランがあるということで
「こういうプランで申し込んでたんだっけ??」と、よくわからないまま、それでもラッキー!と思っていた私たちなのですが。
その後、
船内案内パンフレットのようなものを、何気な〜〜く見ていたら、
レストランのそれぞれの名前に●印と、◆印がついていて、
● Complimentary dining
◆ Specially Dining - Charges Apply
・・・・これって、●印の方、無料って意味じゃない???
と、この時初めて、この船のレストランの仕組みがわかったのでした。
※事前に予約確定後に送られてきたメール等を熟読しておけば、きっとどこかには書いてあった・・・のではないかと思いますが。
クルーズ船の食事って、たいていそういうふうになってるものなんですかねぇ?
例えば、『子どもは無料』なんていう太っ腹なクルーズ会社があるくらいだから、
もしかしたら、船内でのレストランの飲食は全て無料!なんて船もあるのかな・・・
ちなみに、その某太っ腹のクルーズ船の場合は、主に食事をする2つのレストランがあり、それぞれ二部制で決まった時間にディナータイム、となっていたとか。ここで食べる分は全て無料。もちろん料金を払うスタイルのレストランもあったそうですが。
あれ?
そういえば、エジプトでのナイル川クルーズやナセル湖クルーズの時って、(まあ、この時は2泊3日だったけど)食事代含まれてなかったっけ?
と、ヨーロッパでの初めてのクルーズは、のっけからいろいろと新鮮。
ですが、これ以上書くとまた長くなるので、
クルーズ船が出港したベネチアの街、その後寄港したクロアチア、ギリシャでのオプショナル・ミニツアーなどについては、また次回。
まだ全然クルーズの旅は始まっていませんが・・・あしからず。
【おまけ:船室】
なんせ、申し込んだのが6月に入ってからだったので(一般的には、皆さんもっと早く申し込んでいるようです)部屋の選択肢等もあまりなく・・・。
っていうか、バルコニー付きの部屋はかなりの高額になっていたようだったので(覚えてないけど)、下層階で4人宿泊可で、そして船室っぽいイメージのある「丸窓の部屋」を選択。
洗面コーナーはちょっと狭い感じだったけど、
ま、船の中だし。
一番安い部屋のはずだし。
もちろんバスタブなど無くシャワーのみだけど、夏だし全く気にならず。
でも、やっぱりあったらあったで嬉しいだろうな、バスタブ(笑)
この部屋で大人1人954ドル(usd)、子ども1人599ドル(usd)。
それぞれに税&サービスがついて4人の合計が料金が3,600ドル(usd)
これが家族4人の7泊分のホテル代と4つの港を周ってベネチアまで戻ってくるまでの移動費、そして食費の大半+ジム使用料、プールなどレジャー施設の使用料をを含む費用。
さて、お高いのでしょうか? お安いのでしょうか??
しつこいようですが、同じ時期にほぼ同じ日程で同じようなコースのクルーズ旅行をしたとしても、それをいつ予約したかによって値段もほんっと変わってくるそうなので、ほかの会社と比較するのもなかなかムズカシイ感じかと。
【途中の“問題”の答え】
2.3,000人
乗船後、すぐに「避難訓練」と称した緊急時の避難方法についての説明会があったのですが、その際に船内の乗員、乗客の数についての話もありました。
「約3,000人の乗客と1,000人強のスタッフ全員が乗り込める十分なボートを確保してあります。」と最初のあの場面で、スタッフが乗客全員の前ではっきり言っておくことって大切だよなぁ・・・いざって時のパニック・レベルがぜんぜん違うだろうなぁ・・・などと思ったのでした。