やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

つまりみんな、自分の言葉で歌いたいんだよね。

 
 ディズニーのアニメーション映画【アナと雪の女王】(原題:Frozen
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/anayuki、日本でもかなりのヒットのようですね。

 どうもハンガリーではまだ上映されていないようなんですが(やってないですよね?)・・・いや〜〜、見たい。
 かなり見たいです。

 ディズニー映画は基本的に好きで、機会があればたいていどんなのでも見てみたいと思うんですが、今回ここまで気持ちが盛り上がってしまっているのはなんといっても、
これまたかなり前から話題になっている劇中歌♪Let it Go♫のせいではないかと思われます。

 ひとつの歌が25ヶ国語で歌いあげられているこちらのバージョンを初めて見た時は、「ありゃ〜・・面白いことやるねぇ。」などと思いながら映像に食い付き、自分が知っている言語のパートになった途端、今まで見ていた白黒テレビの映像がいきなりカラーになったような、そんな不思議な感覚を味わって妙に楽しい気分になっていました。

 ・・・と言っても、英語でスタートしたこの曲の途中で白黒がカラーになったのは、私の場合「日本語」「マレイシア語」の部分のみ。もちろんマレイシア語もパッと色はついたものの、なんと言って(歌って)いるのか咄嗟にはわからないまま、あっという間に次のロシアに切り替わっていましたが。

 只今お勉強中のはずのハンガリー語に関しては、画面下に「Hungarian/Magyar」 というのが出てきたのを見て初めて「え?今ってハンガリー語!? え?なになに、なんか単語ひとつでも聞き取れない?」と思った瞬間、間奏に入ってしまい。 あまりにも一瞬の出来事だったのでその後何度か気を取り直してその部分を聞いていますが・・・・・いや、先は長い。


 その後、各国語のパートを歌っている女性歌手のレコーディング・シーンの映像も公開され、こちらもまた皆さんなんとも魅力的で惹き込まれました。

 これを見た友人が
『各国が険悪な雰囲気になったらこういう映像を世界中に流すとよいと思う。』
という感想を漏らしていたけど、うん。なんかわかる気が・・・。


 このような演出のおかげか、これらを見た多くの人たちの「私たちも歌ってみたい〜!」という気持ちはずんずん刺激されていったようで、

 “みんなで歌おう!”スタイルになっている、こちらのオリジナル(英語バージョン)も、ものすごい視聴回数になっています。


松たか子さんが歌う日本語バージョンも、きちんと歌詞も付けられて。


また、英語の歌詞の和訳が表示されるこんなバージョンも。

 

 さらに検索すれば、細切れになった各国語のフルバージョンもそれぞれ見つけることができます。

ハンガリー語



マレイシア語



 そして、オリジナルの25ヶ国語バージョンには惜しくも(?)漏れてしまった言語でも
《Let it Go ◯◯語(各言語名)》で検索すると、あらまー・・・出てくる、出てくる!


アラビア語

 世界で5番目に話者人口が多いと言われているアラビア語(※)が今回25ヶ国語から外れた、ということに深い意図はない、と思いたいのですが。
 でもなんでかなぁ? ディズニーでも【アラジン】とかアラビア圏を舞台にした作品も作られているのにねえ。
(※)http://bit.ly/SeaM65, http://bit.ly/SebujS
 で、こちらのアラビア語。アラビア語と言っても国や地域ごとにかなりの方言があるそうですが、これは・・・いわゆるフスハー(正則アラビア語)に近いもののようですねー。 こういうエンターテイメント系のアラビア語ではエジプト方言がよく使われる・・・と聞いたような気もするんですけど。


ベトナム語

 

なんとモンゴル語も発見!


マレイシア語とよく似ているインドネシア語も、やはりしっかり“自分たちの言語”に翻訳されたこんな形でアップされています。



で、こんなふうに「25ヶ国語」以外も言語もそれぞれ頑張っているじゃァないか、と思っていたら・・・


あれれ??
25ヶ国語だけじゃなかったんですか??

こちらには42か国語が登場。

 その他にも、なんだかよくわからないけどあるわ、あるわ・・・。


どこまでが正式なもので、どこまでが個人の趣味で作ったものなのか、もはや私にはわかりません・・・・。

アジア・バージョンを集めたこんなのもありました。

 広東語、北京語(マンダリン)、台湾語(Taiwanese Mandarin)、日本語、韓国語、マレイシア語、タイ語、ベトナム語が登場。
 
 で、25ヶ国語バージョンの時も思ったんですが、ここでもマレイシア語のところになぜかアラビア語表記が付いていて・・・これには「???」となった人も多いのでは?
 確かにマレイシアはイスラム教徒率が高い国ですけど・・・日常的にアラビア語表記を目にすることなんてまず無いのに。
 しかも、このMV内のアラビア語表記がすごいことになっており・・・(笑)
 こんなのを見てしまうと、実は自分の知らない言語の中にはぶっ飛んでしまうような間違いが潜んでいたりするのかも、とつい思ってしまいます。


 
いや、それにしてもすごい。

この世の中には、自分が全く理解できない言語がこんなにもたくさんあるんだー・・・・と、呆然としたり感動したり。

そして、世界は広い


 この広い世界のどこかで、実はまだYoutubeにはアップされていない、♪Let it Go♫タガログ語バージョンスワヒリ語バージョンが生まれている・・・のかも?




《おまけ》
 「いろんな言語」じゃなくって「いろんなキャラクター」が歌ってます。

すごいわー・・・
こういうのをプロっていうのねえ・・・

と思ったら、明らかにシロウトさんであろう人の作品も。

世の中、芸達者な人が本当に多い。
そして、そういうのを世界中に披露することができちゃうのが今の時代ってことなんですよねー。