やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

ガツンとビターなアフリカのチョコレートと言えば・・・?

 このタイトルを見てすぐに「ウガンダ!」と答えることができた人は、
よっぽどのアフリカ通(?)か、よっぽどのチョコ・フリーク、あるいは海外の話題を扱ったテレビ番組が好きで、8月19日(日)の朝も『グッと!地球便』とかいう番組(http://bit.ly/QtWbkuを見た人(すみません、私は見たことありません。)・・・あるいは、カイロ在住のごく一部の人(?)でしょうか。

 なんでも、このアフリカ大陸にあるウガンダという国のカカオ豆に惚れ込み、単身乗り込んでチョコレート会社を設立し、小さな工場(工房?)で現地の人々を雇いながらチョコレート作りをしている日本人男性がいる、というではないですか。

 この話を聞いて、まず真っ先に私の頭に浮かんだのが
「・・・その人って、OB??」
 ここでの“OB”とは、“青年海外協力隊のOB”という意味です。
 自分の隊員活動を終えたあと、かつての任地に戻り、そこで本当の意味での「第2の人生」を始める人も、実際決して少なくないですから。

 ところが、このウガンダに乗り込んだ荒垣さんという男性は全く協力隊とは関係のない人とのことで、“現地密着”なんて言葉を聞くとすぐに“協力隊”しか思い浮かべることのできない自分に、ちょっとドキッとしてしまいました。

 今どき、世界の果てのようなところでもひるまず懸命に、でもマイペースで生きている若者たちというのは、別に「青年海外協力隊」の隊員ばかりなどでは決してなく、しかも、そんな政府の後ろ盾など無く本当の意味で「自分の力のみ」で生きている人が、実は私が考えているよりもずっとずっとたくさんいる・・・ということをもう少し自覚するべきだな、と。


 さて、
そのチョコレートですが、最初に「これ、ウガンダのチョコレートです。」と差し出されたら、まず「!??」と驚かずにはいられない、そんなびっくり商品でした。

だって、ウガンダ・・・・・って、
いったいどこにあるのかもわからない、でもアフリカのどこかの国だろう、くらいのイメージしかないところからやってきたはずなのに、

こーんなオシャレな箱に入って、しかも個別包装!! ありえない!!

 もうこの時点で(いえ、実は箱を開ける前の時点で)、この商品には間違いなく「日本人が関わっているな。」とピンと来るレベルです。
 そう思いつつ箱をひっくり返すと、「おぉ!」やっぱり日本語ぉ!
 原材料などが完璧な日本語でしっかりはっきり書かれており

 こんな写真付きの内容説明。賞味期限もしっかり明記され・・・。

 いや〜〜〜、久々にかなり感動しました。
 

 そして、お味はというと―

 これがもう、本当に「ガツン」って感じのパンチの効いたビターチョコ

 清々しいくらいのはっきりとした爽やかな苦さで(・・・なんか、日本語変ですか??) これまた感動しました。

 これはウケる。

 絶対日本人にウケる

 ウガンダに単身乗り込んだ日本人男性が・・・とか、そういう前振りがなくても、この味だけで充分いけちゃうと思う。

 なのに、このチョコレートにはすでに充分な話題性がある。

 
 なんだかすごいものを知ってしまった。

 
 でも、あんまりすごいスピードで知れ渡ってしまうのもちょっとキケンかも、と正直思っています。
小さな工場で、本当にひとつひとつ丁寧に作っているというこのチョコレート。
以下のブログを読む限り「大量生産」というものには、今のところ無縁のように思われます。

 どうか、この味を落とさないでほしい・・・。 

 
 でも、ネット販売とかしてくれたら買いたいなー。カイロまで届けてくれるかなー。

 


ウガンダチョコレートのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ugandachocolate/38354946.html


<全くの余談ですが・・・>
アルピニストでカイロ日本人学校の卒業生でもある野口健さんが、なんと4日前にウガンダで、このチョコレート職人の荒垣さんにお会いしていたらしい・・・
【そして柏田さんとお会いした後にアラガキ・チョコレートの新垣和孝さんとお会いしました。
アフリカ初となる無添加チョコレート。31才の彼がウガンダに単身乗り込み勝負をしています。
海外で活躍している日本人との出会いが何よりもの刺激になります。では次ぎはエチオピアから。
twitter.com/kennoguchi0821】


<ところでウガンダって、ど〜こだ??>

あら・・? 去年旅行したケニアのおとなりの国だったんですか??