やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

ガーナに行こう!

 
 カイロに来る前から、こっちに住むようになったら必ず遊びに行こうと思っていた国のひとつ、ガーナ。

 ここに来る前に住んでいたベトナムのハノイで仲良くしていたOさん家族が住む国。
 そして、今年に入ってからはカイロで知り合ったYさん一家もご主人の仕事の関係でカイロからガーナへ転勤となり、今まで何のご縁もなかった西アフリカの国に知り合いが2家族も住んでいる、という状況になっています。
 ※地図 Source: University of Texas Libraries


でも、ガーナといえば・・・
チョコレート?

やっぱり最初はそれしか思い浮かばず。

 そして、ややしばらくしてから「おぉ!あの偉大なる野口英世博士が没した国ではなかろうか。」と、以前、教材として使用していた東京外大の教科書『中級日本語』の何課かで扱った内容を思い出したりした程度。

 首都が「アクラ」という街であることは何故か知っていましたが、それ以上は・・・・。


 それでも「知り合いが住んでいるところを訪ねる」というのが、若〜〜い頃からの私の旅の基本なので(この勝手な「基本」のために、これまで方々で色々な方にご迷惑をおかけしてきたであろうことは自覚しております)
 やはり私の中では「ガーナ旅行」は外せないものとなっておりました。

 
 そして2012年が始まり、Oさんから届いた新年のご挨拶メールをきっかけにお互い近況報告のメールをやり取りしているうちに勝手に気分が盛り上がってきてしまい、結局日本人学校が春休みに入ると同時にアクラへ飛ぶ、というかなり忙しいスケジュールになってしまいました。

 日本人学校の休みのみに合わせた今回のスケジュール。
なので、通常業務のあるパパは今回は涙を飲んでお留守番。
草太は数日間CBS(Cairo British School)をお休みしてもらうことに。


 そうして決まったガーナの友人を母子で訪ねる3泊4日の旅

 飛行機はなんとかおさえたけれど、今回は大きな難関がありました。それはビザ。


 去年家族で旅行したドバイケニアも、結局事前にビザを取得すること無くカイロを飛び立ち無事入国。何のトラブルもなく旅を楽しめたのですが (参考:[行ってみたドバイ<2011年夏>:我が家の場合−その5−http://bit.ly/zOh4Sg]、[行ってみたケニア −2011 Nov.− http://bit.ly/xDiSrt])
 今回のガーナはどうやら「事前にビザを取っておかないと入国は不可」というところらしく、ついにカイロで面倒くさい「ビザ取得」と立ち向かわねばならぬことと相成りました。



 さて、まずガーナ大使館の場所と必要書類の確認を・・・と思ってちょっと調べてみると、
なんと『カイロでガーナのビザを取得した』という旅行者のブログが2つも見つかりました。
[WANDERLUST TO THE WONDERLAND(2008年) http://bit.ly/y5tD1F] 
[ぐるっと1一周、いってきます。(2010年) http://bit.ly/zHwXs4] 
いずれも若干古い記事ではありますが、知りたかった「場所」と「ビザの受付日と時間帯」、「必要書類」等についての記述はとても参考になりました。
 
 もちろん《Embassy of Ghana in Cairo》などで検索しても事務所(大使館)情報のページ出てきますが、ほしい情報をクリックひとつでGETできるような親切なページにはなっておらず、記載されている連絡先に自分で質問事項を記入してメールし(もちろん英語で)その回答を待つ、というスタイルになっていました。

 
 ビザ申請は火曜日と木曜日とのことでしたが、事前に申請用紙を受け取りに行き、その際窓口で必要書類を確認。これだけの書類を揃えて3月8日に無事申請したわけですが、やはり面倒くさかったです。
 
 

1.申請書4枚
2.パスポートサイズの写真4枚
3.フライト予約証明
4.宿泊先ホテルの予約証明
5.大使館からのレター(口上書)
6.エジプト在住者の場合は「レジデンス」と言われる滞在ビザ
7.エジプト在住者の場合は銀行の残高証明
8.パスポート
9.申請料 一人55USD あるいは335L.E.(エジプト・ポンド)


 これらを一人ひとりについて用意しなければならず、
つまり大使館からの「口上書」も子供二人の分も併せて3枚作成してもらい、
ホテルやフライトの予約証明も3枚コピー。
申請料も子どもだからといって割引きはなく(・・・そりゃそうか)
「やっぱりビザ取るのって大変」と、つくづく思いました。


そうしてGETしたのが、こちら。

これでなんとか旅立てそうです。

 あ、そういえば現在公用旅券でエジプトに滞在している私たちは、申請料が無料でした。
ビザのスタンプが押されたパスポート3冊を受け取る際、いきなり目の前で札束を数えだし、申請時に支払ったのと同じ額であることを確認したあとに
「これはあなたのよ。お金は要らないわ。」とにっこり微笑んだ窓口の女性。
 
 それなら申請時に、いやパスポート持参で最初に申請用紙のみを受け取りに行ったときに言ってくれればよかったのに。まあ、こういうタイミングで返金されると、なんとなく得をした気持ちになるのも確かですが。


・・・・・・・・・・・・

 ガーナでは「世界遺産」となっている【エルミナ城】にも行ってみる予定です。

“奴隷貿易”という負の遺産とともに残ってる【エルミナ城】ですが、その悲しい歴史とは対照的に海や町並みはとても綺麗で癒される場所だそうです。
[おかやま国際協力大使のページ:青年海外協力隊(青少年活動)村木実由紀さんの活動報告より http://bit.ly/xV7j8H


 出発はいよいよあさって木曜日の夜。
 アクラはもう真夏の気候とのこと。
 
 帽子やサングラスも忘れずにカバンに詰めなければ・・・・。





<おまけ:日本国内にある野口英世記念館 http://www.noguchihideyo.or.jp/
 福島県の猪苗代町にあるんですね。
 HPのトップページにあったトピックス【2012/03/11 震災から1年 来館者の善意を被災した子どもたちのために】
 が目にとまりました。