やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

行ってみたギリシャ : あくまでも我が家の場合【ホテル編】

 
 夏休みの我が家の「イベントその1」としてギリシャ旅行6泊7日 をご披露すると、
たいてい、「・・・で、(ギリシャの)どのへんに行ってきたの?島とか行った?」と、“当然行ったよね?”的なニュアンスで聞かれ、

そのたびに、
「いや〜〜〜、実はずっとアテネにいて・・・」と答えることに、ちょっとだけ悔しいような思いがうっすらとこみ上げてきたりしている今日この頃です。

 いや、確かに行きましたよ。エーゲ海の島々。
「エーゲ海1Dayクルーズ」というので、アテネからほど近いイドラ島・ポロス島・エギナ島という3つの島へ。
でも、どこかの島でのんびり過ごしてそのままお泊り、ってのはしなかったので、たいてい、
「あら〜〜、それはちょっともったいなかったわね。」的な反応があり。


 でも、そのクルーズもとっても気持ちが良く楽しいものだったし、素敵なホテルを拠点に家族でただの〜〜〜んびり過ごせたギリシャ・アテネの一週間弱もやっぱり楽しかったので、私たちが見たギリシャをかいつまんでご紹介します。


 ということで、まずは【ホテル編】

 そもそも、なぜギリシャ旅行の6泊が全て“アテネ泊”となってしまったかというと・・・。
早々にチェックしたホテル検索サイト(http://www.expedia.co.jp/)で、[アテネ・ヒルトン¥9800/1泊]という超お得なものを発見してしまったからなのでした。しかも、このヒルトン・ホテル<http://bit.ly/PPsFp1>にあるらしい室内プールが非常に個性的な感じで、
 http://bit.ly/PPsFp1より

それを見たみどりは「このプールで泳ぎたい!このホテルに泊まりたい!」

HPを見る限り、どう見ても5つ星のナイスなホテル。
それが10,000エンを切るお値段ですかぁ?
ということで、つい全旅行日程分の6泊分、えい!と予約してカード決済してしまったのでした。

 結果的には【毎日がパルテノン・ビュー】の部屋のバルコニーから、朝日に輝き夕日に染まり、そして夜には美しくライトアップされるパルテノン神殿を常に眺めることができ、
 ©Murakami. Yoshifumi
※我が家から見えるピラミッドのように「今朝はモヤがかかっていたので全く見えない」なんてことがあり得ない距離と空気の澄み具合・・・。

こんな広々としたプールのあるホテルにゆっくり泊まれたというわけで、それはやっぱり高ポイントでした。
 http://bit.ly/PPsFp1より

 室内のプールは、実はスパの中にある有料プールだったのですが、そこに入りたくてこのホテルを選んだようなものだったので、大人15ユーロ(≒1500円弱)、子ども8ユーロ(≒800円弱)を払ってとりあえずGo!
なかなか面白い水槽プール(一応温水)でした。


あれれ? パパの体はここにあるのに足は・・・?? 草太の下半身は??

 

 こんな素敵な[アテネ・ヒルトン]でしたが、実はチェックイン時にちょっとしたアクシデントがありました。

 私たちがオンラインで予約したのはツイン・ルーム1部屋を6泊分。草太と私は余裕で1つのベットで寝られるサイズなので、状況によってエクストラベッドを入れてもらえばまだまだ1部屋で家族4人が泊まれるのです。というか、今までの家族旅行で1泊のために2部屋とったことはなかった、と記憶しています。

 ところが、「下の子が5歳(乳幼児ではない)」という家族4人が、予約してあるサイズの部屋を利用するのは規定に反するのでもう一部屋利用するか、あるいはスィート・ルームに移ってくれ、とレセプションのマリアちゃん(←驚くほど無愛想)。

 え?それじゃあ、せっかくの我が家のお得なホテル宿泊プランは・・??

 ってことで、
「でも、この4名できちんと予約ができていたし、4人で一部屋利用するのが規定違反だなんて聞いたことがない。」と食い下がると、

「ギリシャにはそういう規定があるんです。私たちはそれに従わなければなりません。」と、貧乏臭いことを言うアジア人客がよっぽどお嫌いなのか、もう本当に笑っちゃうくらい無愛想な対応。

 ここでもう少しにこやかに、一流ホテルのフロントらしい対応をしてくれていたらこっちも多少は譲歩したかもしれないのですが(・・・たぶん)とにかくこのマリアちゃんのあんまりの対応ぶりに、「こんなのの言いなりになんてなりたくないわい!」的な気持ちばかりが膨らみまして・・・。

 とうとう、明らかに“このホテルの上の方の人”という感じの女性が登場。

 結局は
『4人が(スィートのような部屋以外の)一部屋に泊まることは確かに規定違反だが、予約時にそのようなインフォメーションがなかったという事なら仕方がない』と、意外とあっさり私たちの要求は通ってしまったのでした。

 そんなわけで無事当初の予定通り、こんな素敵なお部屋に4人で泊まることができました。
 ©Murakami. Yoshifumi


 もちろん、朝食込みでの宿泊プラン。
毎朝、ビュッフェスタイルのお食事をたっぷりいただきました。

特に、毎朝さりげなく並んでいる「ポーク・ソーセージ」(パンケーキの上に2本転がっているミニサイズのやつ)がなにやら妙に美味しくて。こんな、一見よくある感じのミニ・ソーセージだったのですが、毎朝、間違いなくお皿に取ってきては幸せ噛みしめながらいただいた一品でした。


 ということで、マリアちゃんのあの無愛想な顔が今でも脳裏をかすめること以外は、やはり天下のヒルトン。
気持ちよく過ごさせていただきました。


 あ、この[アテネ・ヒルトン]のすぐ近くのこのモニュメントも必見です!

ホテルの入口を出ると、道の向こうにこんなものが・・・。



板ガラスを積み上げてできたこのモニュメントはマラソンランナーをイメージして作られたものだそうです。

 
 ちなみにこのホテル、市内中心部の「シンタグマ広場」周辺・・・ではありません。
とは言っても、地下鉄で「シンタグマ広場駅」から1つ目、
©Murakami. Yoshifumi
(地下鉄のコンコースはこんなに都会な感じでステキ♥)
バスだったら広場東側から出ているバスで停留所2つ目なので、極めて近い場所にはありますが。(バス路線については変更等もあるかと思いますので随時ご確認ください)

(このX95というバスは、空港からノンストップでホテル近くまで来てくれるバスでもありました)




<後日談>
 驚きの後日談。
 カイロに戻ってきてから、某友人にアテネのホテルで最初4人での宿泊を断られたことを話したら・・・
「ヨーロッパって多いよね、そういうところ。」と、あっさり。
  「防災面での理由らしいけどね。詳しいことはわかんない。」


 「そんな話聞いたことがない!」と憤慨していた私は、今までほとんどアジア地域(あ、あとエジプト国内)しか旅行したことがなく。
 
 そうかー・・・、ヨーロッパってそういうところなのかー。

 そういえば今回のギリシャ旅行は、我が家にとっては「初のヨーロッパ進出旅行」だったのでした・・・。