去年の一連の歴史的出来事−革命−が始まった1月25日を車のナンバープレートスタイルにデザインしたもの。
一時期はこのデザインの“ナンバープレート”を車体に貼り付けて走る車をずいぶん見かけましたが、そういえば最近はあまり見かけないような気もします。付けている車やバイクを見ても特に気にしなくなっただけかもしれませんが。
2012年の年明けは日本で迎えましたが、7日にカイロに戻ってきてからは、なんとなく既に25日へのカウントダウンが始まっているという感覚だったように思います。
10日(火)にはタハリール広場に仮設ステージが登場したそうです。
その後、「国民の祝日」となった25日(水)には軍最高評議会(SCAF)がタハリール広場を中心にコンサートなどの革命記念祝賀イベントを開催する予定・・・と発表されていますので、この仮設ステージが使われるのでしょう。
革命記念祝賀イベント ってなんだか平和そうだし、ちょっと楽しそうな響きですよね。
そんな雰囲気につられて、またむちゃくちゃ人が集まったりするんでしょうか?
タハリール広場を通って帰宅した夫の情報によると、
24日(火)は、やはりじわじわと人が集まり始め、日没頃にはもう「かなりの人出」と言ってもいいレベルになっていたそうです。
集まってただ楽しそうに過ごしてくれるのなら何の問題もないんですけど。
でも同じくこの日、当然のことながら昨年のこの時期の犠牲者を追悼する集会も開かれるようですし、「哀悼と怒りのイベント」も催されるとか。
タハリール広場周辺には一昨日の23日(月)にはすでに14台の救急車が待機していたそうです。
万が一、けが人が出た場合に迅速な対応ができるように・・・ということ、なのでしょうけど、
それにしてもまだ何も起こっていないのに、救急車14台って・・・。
もちろん、毎週水曜日にやっているテニスの会も今日は中止。
子どもたちの学校も休み。
夫は今日は「自宅待機」ではなくて、純粋な(?)「休み」。
路線バスも普通どおりには運行しなくなるとのことなので、お手伝いさんに「交通手段がなかったら出勤できないかも」と言われた友人もいます。
あ、そういえば大学などでは今週が試験週間で、明日も試験日というところがあるようですが・・・
学生たちはちゃんと試験を受けに行くのでしょうか?
1月25日が「1周年」とわかりきった上で、その日を試験日にあてるなんてこれって作為的?
でも、とにかく
いろいろな人の話を聞いても、
去年のような大騒ぎ、危険を伴うような状況にはならないのではないか、というのが大方の予想のようです。
私も、これがただの希望的観測ではないように思います。
・・・って、これが既に「希望的観測」なのかも。
1月25日。
静かに過ぎていきますように・・・
そして、その後の週末27日(金)、28日(土)も。
ちなみに今年はルクソールマラソン(1月27日開催)への参加は見送りました。
やっぱり、まだちょっとドキドキするんですよねー・・・
個人的には、去年のこの時期
ルクソール・マラソン ⇒ 間一髪のカイロ帰還 ⇒ 退避帰国 とつながっていくので。
それにしても、あれから1年なんて本当にはやい・・・
<おまけ>
満を持して発表された・・・ともっぱらのウワサ(?)の
Cairokee(カイロ・キー)の新曲 - Ethbat Makanak كايروكي - اثبت مكانك
どなたか心ある方(そして時間に余裕のある方)の歌詞の「文字おこし」と「日本語訳」を切に希望しております。