「カイロから避難してきて、こんなことになっちゃって大変だね・・・」
というようなメール(ケイタイ・メッセージ)が何通か友人から届きました。
が、実は今私がいるところ(夫の実家:埼玉県坂戸市)は心配なんかされたら申し訳ないくらい普通の生活が送れています。
地震発生後、しばらくの間は断水していましたが、その後夕飯の支度をする時間帯には復旧。
ガスも電気も問題なく・・・。
そんな中でテレビに映し出される信じられないような光景を見ながら
「本当に怖いよね〜・・・」などと言っている自分は、本当に今“日本”にいるんだろうか?・・・とそんな感覚になっている、というのが正直なところなんです。
茨城や千葉といった近隣の県でも大きな被害があったり今でも停電が続いていたりするのに、すっぽりここだけ「普通」というのが、なんだかとても妙な感じがして。
どこか外国にいて『日本が大変なことになっているらしい』とテレビにかじりついている状況のような気がするんです。
というか、そのほうが、なんとなく心穏やかに過ごせるような・・・変な言い方ですが。
ここから電車で数時間行ったところに実は津波が押し寄せて来ていたり、
真っ暗な中で寒さをしのいでいる人が大勢いる、ということがわかっているのに、
こうしてのんびりと(・・・というつもりはないんですけど)パソコンに向かっている自分。
じゃあ、もう寝れば?
Twitterでも「節電、節電!」ってみんな言ってるじゃん!
とも思うのですが、なんとなく気になって寝ることもできず・・・。
こんなのを見たり、
http://prayforjapan.jp/tweet.html
こんなのを見たりしながら
http://twitter.com/#!/search?q=%23prayforJapan
時間が過ぎていっています。
そういえば、地震のあった日のフライトでカイロへ戻る予定だった友人がいましたが、彼女たちは無事に今日のフライトに乗れたのでしょうか?
成田に向かう途中の新宿で足止めを食い、世田谷の実家まで3時間歩いて帰ったそうです。で、翌日(今日)仕切りなおしで再度成田に向かったらしいのですが。おにぎり握って、成田での泊り込み覚悟で・・・・。
「空港での泊り込み覚悟で」
って、まるでカイロからの退避時と同じ状況。
カイロからも日本の地震を心配するメールが届き
『学生が「これならカイロにいたほうが安全なのでは?」と言っていました』と書かれていました。
でも
『ただ、こんな状況の中でも暴動や略奪も起きず、タクシーやバスを行儀よく並んで待つ日本人の姿を見ると
やっぱり、日本の方が安心できると思ってしまいました。』とも。
Twitterでは、こんなツィートも。
・CNNの専門家の言葉「日本の国民はミラクルだ。被害は確定しないが、他国だったら数倍の被害になっていただろう。ハイチの500倍以上の威力の地震で津波到達まで5分しか時間ない中で、信じられない対応だ。この国民には常に準備がある。この国は常に事態に準備ができるのだ」
・CNNに登場した千葉在住の米人学生「私は混乱したが、まわりの日本人は違う。落ち着いて周りの人で声を掛け合っている。お互いの状況を確認し励ましあい助け合う。日本人は偉大だ。日本は大丈夫だ」パニックを期待したCNNアンカーちょっとガックリ・・・
いずれも田村耕太郎サンという人のツィートです。http://twitter.com/#!/kotarotamura
こんなときでも、こんなふうな日本って、
やっぱり好きです。
被災地の方々の生活が一日も早く元に戻りますように・・・