やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

<退避帰国日記:1月26日>

〜なんとなく普通?でもいつもとちょっと違う?〜

 昨日の段階で夫の職場は「午前中は自宅待機」となっていましたが、
子どもたちの学校からはなんの連絡もありません。


ってことは、普通通り7:30ごろにスクール・バスが迎えに来る?
ってことは、いつもと同じように6:30には子どもたちを起さねばってこと?
ってことは、やっぱりお弁当も作る?

 
 たぶん広場周辺以外はそれほど大きな騒ぎにはならなかったはずだから、学校関係は普通どおり・・・ということだろうと、いつものペースで準備をしていました。

 すると、やはりいつもとほぼ同じ時間に私のケイタイが。スクール・バスの先生からの「もうすぐアパートの下にバスが到着しますよ」の合図。子どもたちは、いつも通りの時間にバスに乗って登校しました。

 毎週日曜と水曜に掃除に来てくれるホダも、いつもの時間に来てくれました。

 いつもと違ったのは、午前中に学校から電話があったこと。

 「帰りのバスはいつもの時間より遅くなるかもしれない。何時ごろ着くかはちょっとわからない。それが気になるようだったら早めに迎えに来てもいいですが。」
そんな感じの内容でした。(英語なのでイマイチ理解が・・・;)

  結局、普段通っている道が“何らかの理由で”通れなかった場合、いつもと同じ時間にそれぞれの家にたどり着くことができなくなる可能性もあるので、という「万が一を考えて」の電話連絡だったのですが、そのころには「今日は一日自宅待機」(つまり休み・・・というか自宅での自主業務)となった夫と相談し、帰りの時間となる午後2時頃に二人でタクシーで子どもたちを迎えに行くことにしました。

 「帰りの時間がとても遅くなったら子どもたちが可哀想」という理由もありましたが、もちろん出かけるときにはしっかりビデオやデジカメを手にしていた私たち。
 「ついでに街の様子もチェック」・・・まあ、当然と言えば当然の心理でしょう。

 
 2時ごろ学校に着くと、パパママそろって迎えに来てくれたので子どもたちは大喜び。
でも普段より閑散とした雰囲気。
いつもは2:30pmに学校を出発する帰りのスクール・バスが、今日は2:00には学校を出ていたのでした。

 まだちょこちょこと小競り合いのようなものも起こっているという話も聞こえてきてはいましたが、学校までの道も、その帰り道も、いつもと変わらぬ風景。
タクシーでの往復の間、別にこれといって危険な感じはしなかったのですが、でもなんとなく「いつもと全く同じ」とは言い切れないような、そんな雰囲気がありました。

 そして、帰宅してから私たちがしたこと・・・・

 それは荷作り。

 いえ、避難用の荷作りではありません。


 すでに数日前から、私と子どもたち二人は明日の朝、列車に乗り、ルクソールへ行く予定となっており・・・・。


この続きは、以下に「mixi日記」の一部をコピーさせていただきますので、どうぞこちらをご覧ください。


<mixi日記:1月27日より> ※たぶん26日深夜に(すでに日付が変わってから)書いたものと思われます。

 そんなカイロを気にしながら・・・・

私は明日、旅立ちます。
ルクソールに向けて。
 実は毎年開催されている「ルクソール・マラソン」というのに申し込んでいまして・・・・・
でも、金曜早朝スタートなので木曜日から現地入りせねばならず、となると木曜は普通に仕事がある夫は一緒に行けないので、私が子供ふたりを連れて行くわけで。

 で、みどりを「キッズラン(5km)」エントリーさせて、私はその伴走者、草太はおまけ(?)ということで古代の遺跡の真ん中をピクニック気分で歩いたり走ったり・・・のほのぼのマラソンもどき(しかしみどりにとっては初の「マラソン」?)ということになりそうです。
 この非常時にお祭り気分か?
しかも人が大勢集まるようなところにでかけていくのは危険じゃぁあるまいか・・・・など言う方もいらっしゃるかと思いますが、今は正直言ってカイロにいるよりルクソールのほうが安全かと思われ・・・。

 そんなわけで、カイロに残った夫が誰かになにか言われた場合は「妻子は安全な場所に避難させています」と真顔で(!)言うことになっています^^

 では、明日は約10時間の列車の旅です。

 いってまいりま〜〜す!


その間に、大きな動きや緊急事態などが発生しないことを祈りながら・・・・


 これを書いたときの私は、最後の部分の「妻子は安全な場所に避難させています」がこのあと全くの現実となるなんて、真剣には思っていませんでした。