やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

行ってみたドバイ<2011年夏>:我が家の場合−その2−

 8月21日(日)
<唯一の「市内観光」は【水陸両用バス:ワンダー・バス】に乗って>

 猛暑と断食期間中という決してベストシーズンとは言えない時期にドバイ旅行を決行したため、「ホテルのプール」と「ショッピングセンター」+「日本食材の調達」以外に具体的な“楽しみ方”を予習して来なかった私たちですが、たまたまドバイの空港で手にした1枚のパンフレットに惹かれ、この日はちょこっとドバイ観光をしました。

 でも、ただの観光ではありません。
私たちが乗ったのはこれ、水陸両用の観光バス、その名も【ワンダー・バス】
ドバイ3日目:水陸両用のワンダーバスに乗る!
ドバイ3日目:水陸両用のワンダーバスに乗る! posted by (C)Makie

 別に市内観光にはそれほど興味はなかったのですが、このバスなのに船にもなるという乗り物に乗ってみたかった(特にパパとママが)ということで、この日の朝、ホテルのフロントで問い合わせ。
ワンダー・バスのパンフレット
ワンダー・バスのパンフレット posted by (C)Makie

 すると「今日、今からすぐ乗れます。乗るなら今、予約をしてタクシーで出発地点まで行くのがよろしい」とのアドバイス。あまりゆっくり考えている時間もなさそうだったので、そのままその案内に従い、ファミリー・パック(大人2人+子ども(3〜12歳)2人)の440ディルハム(≒9,200円)を支払って、ブルジュマン・センターというショッピングセンターにある「ワンダー・バス・ツアーズ」のオフィスに行ったのでした。

 写真のように、バスは妙に大きく見えました。
車高があり、乗り込むときにも飛行機のタラップ・・・ほどではありませんが、そんな感じのを数段上って中へ。
 でも、乗ってしまうと普通のバスで。
 それでも窓から眺める景色は全て「上から見下ろす」感じでした。

 まずは1時間、バスで市内を観光しながら東に向かいドバイ運河を目指します。
運河まで来ると、そこからこのバスは「観光遊覧船」になるわけですが、
 でも、運河にザブリと入っていくその瞬間、つまり「バスから船に変わる瞬間」というのは本当に一瞬で・・・意外とあっけないものでした。
 さすがにバスが水の中にザブザブ進んでいったときには、「おぉ!!」というようなどよめきというか感嘆の声が一瞬バスの中に響きましたが。

 そして気がつくと、運河に停泊しているこんな大きな荷物を積んだ船や
インドやイランに行く船
インドやイランに行く船 posted by (C)Makie

 両岸のいろんな建物を眺めながら、私たちはただただ運河を漂っていたのでした。
DSC01186
DSC01186 posted by (C)Makie

なんとも個性的な姿のビル
なんとも個性的な姿のビル posted by (C)Makie

 運河の途中でUターン。ゆっくりと来たルートを戻り、先程入水した地点で今度はザバザバと陸に上がり、そのまま【ワンダー・バス】は、再び「観光バス」として何食わぬ顔をして一般道を走りながら「ワンダー・バス・ツアーズ」のオフィスに戻ってきました。

 途中、観光地の見学もおみやげ屋さんでの休憩もない、非常にシンプルで潔いツアーでした。

せっかくですから、ちょっと動画でご紹介





 
<ドバイで日本食材を買う>
 ワンダーバスでの「市内観光」が午前中でサクッと終わったので、ここからちょっと私は別行動を取らせてもらうことにしました。そう。今回の旅行の大きなタスク【日本食材の調達】に出かけることにしたのです。
 ワンダー・バス・ツアーズのオフィスは実は地下鉄の駅から非常に近かったので、とりあえず地下鉄に乗りパパと子どもたちはそのままホテルへ。私は途中で乗り換えて、日本食が豊富にあるという「ハイアット・リージェンシー・ホテル内のスーパーマーケット」へ行ってみることにしました。

 地図で確認して「ここで乗り換えてホテル近くの駅まで行き、そこからタクシーで行こう」と、計画はバッチリだったのですが、乗り換えをするつもりだった路線はまだ開通しておらず(まだ通っていない線を堂々と地図に書いてしまうなんて、エジプトと同じじゃぁないか・・・ドバイ。)結局結構な距離をタクシーに乗ることに。
 それでも迷うことなくホテルには着き、ホテルでは日本人スタッフにスーパーの場所を確認し(・・・と思ったら、この方は韓国人でした。)なんとかウワサの「CHOITHRAM」(チョイスラム)というスーパーマーケットにたどり着きました。


 もう、入る前から心はわくわく。胸はドキドキ。でもあんまりはしゃいだ姿で店に飛び込むのも恥ずかしいので、それなりに「普通に買い物に来た日本人マダム」を装って店内に。

 まず店内をぐるっと見て回ると・・・・ 
さて、買い出しだ!!
さて、買い出しだ!! posted by (C)Makie

おぉ!
このあたりが日本食材のコーナーだな?

 確かに森永の豆腐とか「寿司巻きセット」なんて、カイロでは見かけない品々がズラリ。

 
 でも・・・・

 あれ?「味ぽん」は? 「かつお節」は?
 インスタント味噌汁って、これだけ?
 ふりかけは??
 
 なんとなく思い描いていた「日本食材の豊富なお店」のイメージとは違っていたので(期待が大きすぎたのか?)「もしかしたら、ここだけじゃないのかな?」と店内を更にぐるっと。

 う〜〜〜む。ここの棚以外は魚の切り身や油揚げ・納豆などが入っている冷凍庫ぐらい。気合が入っている割には保冷BOXまでは持って来ておらず、冷凍物は『弁当屋』さん(※後述)にまとめて注文済みなので、ここでは乾物や常温保存可能なものをまとめ買いしようと思っていたのに・・・。

 ちょっと寂しい気分になっていると、明らかに「日本人マダム」と思われる人発見。
迷うことなく声をかける。「あの、こちら(ドバイ)にお住まいの方ですか?」
そうだと答えるその人に向かって
「実はカイロから買い出しに来たんですけど、日本食ってこのあたりにある物くらい・・・ですか?」

 後半の質問の部分を言うより先にそのマダムは、なぜか私に向かって軽く頭を下げ
「まぁ〜〜〜、ご苦労さまです。」

 いや、それだけのためにやってきたわけでもないんですけど、と思いつつ、でも「やっぱり私って苦労しているのかも」とちょっと思ったりもして。

   
 そのマダムによると、以前はもっと品数も豊富だったのだけど震災後だんだんと品薄になってきて、最近はいつ来てもこんな感じ。以前の売れ残り?というようなものが並べられるようにもなってきているとか。

 そして、「最近だったら『フジヤ・スーパー』が一番ものが揃っていると思いますけど」とのことなので、今度は『フジヤ・スーパー』を目指すことに。

 ちょっと調べたところ、『フジヤ・スーパー』と呼ばれている『Deans FUJIYA』という日本食材店は、Lamcy Plazaというショッピングセンターの近くらしく、そしてそのLamcy Plazaには『DAISO』(日本の100円ショップ・ダイソー)が入っているとのことなので、まずこのLamcy Plaza内の『DAISO』へ行ってちょっと買い物したあとで店員さんに『フジヤ・スーパー』について聞いてみました。

 さすがに日本の商品ばかりを扱っている『DAISO』の店員さんなので、近くにある日本食材店についてはきちんとチェックしており、Lamcy Plazaからの行き方を地図まで書いて教えてくれました。ちなみにその店員さんは2人ともフィリピンの人でした。

 さて、『Deans FUJIYA』にも無事たどり着いて買い物を済ませ

 確かにここのほうが色々なものが豊富にありました。(画像はこちらからお借りしました http://bit.ly/onWJZW

夕方5時を回る頃にようやくホテルに到着。


パパと子どもたちは、まだホテルの屋上にあるプールで泳いでいました。
ホテル屋上のプール
ホテル屋上のプール posted by (C)Makie
 なんでも日が陰ってきたこのくらいの時間になって、やっと泳ぎやすくなってきたとか。確かにこのロケーションでは日中は余りにもキビシそう・・・。


 部屋に戻ってシャワーを浴びた後、この日の「収穫」を披露。
「買い物リスト」のものが全部買えたわけではなかったけど、でもまあ、このくらいあれば年末の一時帰国まではなんとかなるでしょう。
母が買ってきた日本食を真剣に眺める子どもたち
母が買ってきた日本食を真剣に眺める子どもたち posted by (C)Makie

 ということで、まだいくつか日本食材屋さんはあるようでしたが、これ以上駆けずり回って買い物をするのはやーめた!とあっさりあきらめた母でした。(やっぱりのんびりする時間も大切なので)
 

 
<おまけ>
「ドバイで日本食を調達して帰ろう!」と思っている人にオススメの『弁当屋』さん

 1.まず、ここにアクセス: http://www.bentoya.info/j/jshop/index.html
 2.[食材注文予約]を選び、フォームに従って【ほっけ開き】【なまがつお味噌漬け】【油揚げ】【長芋】等々の中から好きなものをクリックしてお買い物!
 3.ドバイにて「指定した場所」でお受け取り。


 なにが嬉しいって、注文時に[受け取り方法]が指定でき、旅行から帰る日に「保冷BOX」に入れられ、あとは手荷物として預けるだけ・・・の形になっている商品を空港まで届けてもらえること。

 もちろん配達料もかかるし、商品も物によっては非常にお高めのものもありますが・・・
背に腹は代えられないという思いでドバイに行かれる方はご利用になる価値はあるかと。


 ほかにも同じようなサービスをしているところもあるようですが、ここでは今回私が利用したこちらのお店を紹介させていただきました。定食屋もやっているようです。行きませんでしたけど。