やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

行ってみたドバイ<2011年夏>:我が家の場合−その5−

8月26日(金) チェックアウトの直前までプール

 ドバイ最終日。
ある日の朝食風景@ジュメイラ・ビーチ・ホテル
ある日の朝食風景@ジュメイラ・ビーチ・ホテル posted by (C)Makie
 今朝もビュッフェ・スタイルの朝食をとったあと、いったん部屋へ戻ったら子どもたちとパパはプールへ。
チェックアウトのためのパッキングは私一人で充分。


 帰りの飛行機は15:45ドバイ発のエジプト航空913便。
(ホントはエミレーツ航空を利用したかったのですが、料金の安さとマイレージが貯まるという魅力に勝てずに毎度のエジプト航空を利用。)
 ホテル(ジュメイラ・ビーチ・ホテル)から空港まではタクシーで20〜25分とのことだったので、ホテルは13:00頃に出ればOK。つまりチェックアウトの12:00までプールで泳いでいても全然問題なし、ということ。濡れた水着を持ち帰るのは面倒くさいけど、まぁ、その辺は気にしないことにして・・・。


 一人でパッキングをしていると、部屋の電話が。
受話器を取ると、ドバイに来る前にカイロからオンラインで日本食を注文しておいた『弁当屋』さんからの、今日の受け取りの確認の電話でした。時間と受け取り場所の確認をし、万が一の時のために配達に来てくれる人の名前と電話番号を教えてもらいました。この辺のきめ細やかさが本当に「日本」。
※『弁当屋』については、【行ってみたドバイ<2011年夏>:我が家の場合−その2−】の<おまけ>でご紹介していますのでご覧ください。



 11時頃にはパッキングも終わってしまったので、プールにようすを見に行くと・・・・

暑い

なんじゃ、こりゃ?? と思うくらいむちゃくちゃ暑くてびっくり


 もう帰るだけなので飛行機に乗る服装(Tシャツ&シーンズ)でプールサイドに行ったのですが、数分歩いただけで、ぶは〜〜・・・・っと汗が吹き出してくるのです。

 ドバイ滞在のこの1週間、いかに必要最低限の「外歩き」しかしなかったかを思い知らされました。

ドバイは暑い。
本当にむっとする暑さである。

ということを、最終日のこの瞬間に思いっきり実感したのでした。


 最後に子どもたちが楽しんでいるようすを写真にでもおさめて・・・と思っていたはずなのに、写真を撮ることも忘れホテル内に退散。

あ、この時、唯一撮った写真がこれでした。

タオル置き場を守るタオルBirds.
タオル置き場を守るタオルBirds. posted by (C)Makie


 
 無事チェックアウトを済ませたあと、タクシーで空港へ。
最後にまた、大空にすっくと伸びた【ブルジュ・ハリーファ】を車窓からながめながら・・・。


 さて、空港に着いたら「弁当屋さんの受け取り場所はチェックインカウンター前だから」と、どんどんセキュリティーチェックを終えて中まで入っていった私達でしたが・・・・

 これ、間違いでした。
いえ、ちょっと考えればわかることなんですけど、外部の業者さん(飛行機に乗らない人)が、セキュリティーチェックを通って空港内部(チェックインカウンターの前)までに入って来られるわけがないので、ドバイの空港で弁当屋さんから品物を受け取る予定の方は、ホームページ内の[空港内食材引渡し場所案内図]をしっかり見ておくか案内図をプリントアウトされていくことをお勧めします。(・・・普通そうしますよね。)


 保冷BOXに入れられてしっかりパッキングされた「日本食材」は、そのまま機内預け荷物に。
無事チェックインも終え、出国手続きも済ませたらもう安心。残りのディルハムでちょっとしたお菓子を買い、コーヒーを飲みながらボーディングタイムを待ちました。
 (自慢じゃないけど、結婚してからは一度も飛行機に乗り遅れたことはありません。これが大きな進歩だということを一部の方はわかってくれるはず・・・と、こんなところに敢えて書く自分。)


 
  順調に飛行機に乗り込んだら、あっという間に(・・・・ちょっと省略しすぎ?)カイロが見えてきました。
飛行時間は4時間でした。

うわぁ・・・カイロだ。
うわぁ・・・カイロだ。 posted by (C)Makie



 
 今回、家族4人で行った8日間のドバイ旅行。(8月19日〜26日)
「ショッピングモールとホテルのプールでのんびり過ごす」とは言っても、一週間以上も・・・となるとちょっと持て余すんじゃ??と正直思ったりもしたのですが、実際には全くそんなことはありませんでした。

 ラマダン中だったため、「おしゃれなカフェで美味しいものを食べる」、「日本食レストランで幸せに浸る」という楽しみがなかったにも関わらず、です。


 やはり、なぜそこまで?と周りに思われようと数々の【世界一】を手中に収めて行っているドバイという小さな国を実際に見てきたぞ、という満足感・達成感も大きかったのかもしれません。


 子どもたちが常に楽しんでくれていた、というのも大きかったです。
ホテルの広い部屋、プール、モールでのスケート、そしてキッザニア。
今でも「キッザニア、また行きたいな〜。」とつぶやき、こんなものも大切にとっておいています。

アラビア語表記のあるこの「お金」は、たぶん【キッザニア・ドバイ】でしか使えないんでしょうけど・・・




 ドバイはここ20〜30年で本当に大きな発展を遂げた国です。
砂漠があっという間に高層ビル街になり、
巨大な空港が建設され、地下鉄も作られました。
ショピングモールばかりではなく、競馬場や埋め立てリゾート地などがもう次から次へと・・・。

 そんな、ほかに例を見ないような勢いを持つ中東の小国ドバイを間近で見なから、私の心の中にはなぜかある種の親近感のようなものが常に湧いていました。

 地下鉄の綺麗さではシンガポールを思い出し、
 世界一の高さを誇る【ブルジュ・ハリーファ】とその周辺の情景は、KL(マレイシアのクアラ・ルンプール)のKLCC周辺を思い出し、
 そして、街を歩くとすれ違う多くの“アジア”の顔・顔・顔



 そして、ついに私の頭にはこんなものが・・・

ドバイ=(マレイシア+シンガポール)×3
・・・ドバイってマレイシアとシンガポールを足して、3倍発展させた国って感じ・・・

「いや、3倍じゃなくて3乗だろう!」とどこかからお叱りが飛んでくるかもしれませんが、
それだけ私には身近に感じた国だった・・・ということで。



 長々と読んでくださった方、本当にどうもありがとうございました。




<宿泊先ホテル情報>
私達が今回の旅行で利用したホテルです。

タージ・パレス・ホテル(デイラ地区:地下鉄Al-Rigga駅近く  36A St, Al Rigga Rd, Dubai 42211, United Arab Emirates)
私達が宿泊したドバイのホテルのHPは見つからないようなので、ホテル情報等についてはこのあたりをご参照ください。http://bit.ly/rg9hbI

ジュメイラ・ビーチ・ホテル(ジュメイラ地区:詳しくはこちらを http://bit.ly/9FnMP7


タージ・パレス・ホテルはオンラインのExpediaで予約しましたが(ラマダン中のロー・シーズンだったため1泊9000円弱でした)ジュメイラ・ビーチ・ホテルは、ウワサに聞いていた<GCC割引き>というのを使ってみました。
 
<GCC割引き>
 直接ホテルにメールで問い合わせたところ(問い合わせてくれたのは夫です^^;)、エジプトはGCC(湾岸協力会議)の加盟国ではないけれど、湾岸諸国一帯の<ホテルなどの割引きサービスを受けられる国>のひとつとされており、そこに住んでいる私たちは外国人であっても、そのサービスを受けることが出来る・・・らしいのです。

 つまり、「私たちは日本人ですがエジプト在住者です」と伝えると、宿泊料金が一般の場合よりもお得になるのです。

 私達の場合[Summer GCC Offer]というので 1泊810ディルハム(約17,000円)という案内をもらい、それで予約したのですが、その料金に+税・サービス、となったので結局1泊2万円ちょっとになってしまいました。
う〜〜〜〜ん、これって安かったんだろうか? 
我が家のこれまでの旅行を振り返ると破格の「高値」なのですが・・・・まあ、そこはドバイですから・・・ということで。

 それにしても、この<GCC割引き>、やっぱりなんだかよくわかりません。
もし、ほんとにとってもお得なものだったら、ぜひ上手に利用したいですよね。




<ところでドバイってビザが必要なんですか???>

 さて、ドバイから早2ヶ月が過ぎようとしていますが、今になって「????」なことが発生。

そもそも、私達がドバイに入国する際にはビザが必要なのか
 

 最近になって、よく聞かれるんです。
「ドバイ行く時、ビザ、どうしたんですか?」と。

 聞かれて私は「??」
 
 「えー・・・っと、取ってってないと思うけど。」

 「え?本当? だって、ビザ、いるんでしょう?ドバイって。」

 そう聞かれても、確かに我が家はビザは取らずに行ったし、入国の際にそれで何か言われたりすることも全くなかったので、私はてっきり“ドバイはビザ無しで入れる国”だと思い込んでいたのです。

 
 ところが最近になって
「公用旅券の場合は事前にビザを取って行かなければならない、って聞いたんだけど・・・。」
と聞かれ、「あれれ?? うちも公用旅券だけど・・?」

 さらに、別の国に住む友人は「滞在国(今住んでいる国)の大使館だけでなく、UAE(ドバイはこのUAE:アラブ首長国連邦の中の国です)にある日本大使館から招待状を発行してもらい、それを持ってビザの申請をしなければならない。」と言われたというではありませんか!

 
 ビザなしで何の問題もなかった我が家。

 これからの渡航を前にビザの取得で手間取っている友人たち。


 ただ、ここ(http://bit.ly/oC6hnj)を見ても、ここ(http://bit.ly/roAQww)を見ても、
「日本国籍(日本のパスポート)を持つ人は入国前のビザ取得不要」ってはっきり書いてあるんですよね。
 もちろん、最近規定が変わった、など言う可能性もゼロとは言えない・・・・かもしれませんが。


 でも、とにかく我が家は間違いなくビザは取らずに行って来ました

 
 夫によると、ドバイの場合、滞在予定先のホテルがビザを発行しオンラインで送ってくれる、というサービスもあるそうです。
 こちらのページを見ると、エミレーツ航空がオンラインでビザを発行してくれることが書かれています。http://bit.ly/rpdV2t


こーんなサービスまでしてくれる国なのに、なんで現地大使館のレターとか「??」な話が出てくるんでしょう?

 どこに聞いたら本当に正しい情報が得られるのか分からないまま、
ドバイ旅行を計画した人たちがよくわからないビザ絡みの問題で旅行を断念せざるをえないようなことになったら本当にもったいない・・・と、何も知らずに「ふらり」と彼の地へ行ってしまった私はいたたまれない思いを抱くのみなのでした。



          〜行ってみたドバイ<2011年夏>:我が家の場合 おしまい〜