3月17日にハンガリーを発って、早くも2週間が過ぎました。
ほぼ一年ぶりの日本。(去年も春休みのこの時期に一時帰国しているので)
それなりに“新鮮”なことや小さな違和感、大きな感動、・・・いろいろあったりもしてますが、それはまたの機会に書くことにして、今日は、私たちの帰国後もしばらくブダペストに残ってひっそりと(?)暮らしていた夫のつぶやきをここに紹介させてください。
私たち(子どもたち二人と私)は、日本人学校の修了式が終わった一週間後にハンガリーからの「本帰国」をしましたが、3月末までが任期となっていた夫のブダペスト生活は、その後荷物もほとんど運び出されガランとした部屋で3月30日の朝まで続きました。
自身の仕事の後片付けと、最終的な借家の引き渡しの手続きなどすべてを任せてしまったわけですが、そんな忙しい生活の中での出来事を、夫は数日前の朝、facebookに投稿していました。
その投稿記事は、私に、ほんの2週間前まで住んでいたハンガリーという国をなんだかとても懐かしい場所として・・・、「そうそう。ハンガリーって、そういう国なんだよね。」と思い出させてくれるものでした。
もちろん、ハンガリーという国もいろいろな顔を持っています。
でも、これは間違いなく、私が3年4カ月暮らした中で見えてきた、あるいは周りの人に教えてもらいながらそういうものに触れる機会を得てきたハンガリーの姿です。
これまでハンガリーに関わったことのある方、そして、今もまさにハンガリーと関わりながら生活されている方にはきっと共感していただけるのではないかと・・・。
もちろん、今のところハンガリーという国には全くご縁のない方にも、ぜひ読んでいただけたらと思います。
ちょっと画像が悪くてすみません。オリジナルはこちらです。 👉https://www.facebook.com/murakami.yoshifumi/posts/10211938765886522
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この冬、例年にない寒波に襲われたヨーロッパ。
ブダペストでも-20℃を下回るような日もあり、ここで過ごす4度目の冬にして初めて、私たちはドナウ川に漂う流氷を見ることができました。
そんな厳しい寒さが続いた中、ブダペストの街のあちこちに『防寒着ご自由にお持ちくださいコーナー』が現れたことはブダペスト在住の皆さんの記憶に新しいところだと思います。
市内の劇場前からスタートしたというこのキャンペーンは、多くの人が行き交う公共交通機関の乗り換え広場や公園などにあっという間に広がっていったそうです。
これまたハンガリー在住の友人亜子さんによるfacebookの投稿で知ったことなのですが、
『君が凍えていたら、ここから自由にコートを一着持って行って。
逆に、あなたが凍えている人を看過したくなければ、コートを一着ここに置いていこう』
亜子さんの投稿記事より。オリジナルはこちら👉http://bit.ly/2nSv5tb
やっぱり、こういう心の優しさ・・・
ほんとうの意味での心の温かさがあるのがハンガリーの人たちで、
そういう人たちがあっちにもこっちにもたくさんいる・・・それがハンガリーという国。
ドナウの真珠、ハンガリー。
美しいのは夜景だけじゃないんだよね。