やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

昨日で丸3年。  そして明日は【The Egypt Day】なるか!??

 
 3年前の2009年11月18日。
私はベトナムのハノイにいました。

友人たちとのコーラスグループの練習を終え、帰り支度をしていた時に携帯に入ってきたメッセージ。

『9gatus kara Egypt Cairo dasoudesu.』

 
 この時の衝撃は、今でも忘れられません。

 
 夫からのメッセージであることはわかっていましたが、
「次の任地はエジプトで赴任時期は9月」という、読んで字の如くの内容がきちんと私の頭の中で理解できるまで、明らかに数秒のタイムラグがあったのを感じました。

 書かれている内容の意味が理解できると同時に、思わず「なにぃぃ????」と声が出ていました。本当に“思わず”。
 

 少し離れたところからその様子を見ていた友人に「なに?どうした?」と聞かれ、とっさのことにどう答えたらよいのか分からず
 「あ、いや・・・なんでもない。」と答えたのですが、後からその友人に言われました。

 「絶対、“何でもない”ってふうには見えなかったよ。」と。


 
 そのひと月ほど前、日本で次の派遣を決めるための面接を受けてきた夫からは
「たぶん、インドネシアだと思う。」と聞いていました。
面接のやり取りの中でほぼ確信し、『地球の歩き方インドネシア』の最新版まで買って帰って来ていたのです。
しかも任地はたぶん、以前私が住んでいた街。
「13年ぶりの里帰り?しかも今度は子連れで!?」と、思いつつも
《ホントかなぁ・・・なんか現実として受け入れらんない》などと当時の日記には書いてあります。


  そして、気がつくと、我が家の次の生活の場はピラミッドの国になろうとしている・・・。
ずっとアジアで生活してきた私が、ついに広い世界へ飛び立つことになるのか!??

 そんなワクワクドキドキの日々が始まってから、もう丸3年が経っているとは。



 さて、そして明日はこれぞエジプトに住んでいるからこそ!!という日になる予定。

 なんと《第2の太陽の船》の発掘現場を見学し、そこであの吉村作治先生から直接お話をうかがうことができるのです。

吉村作治氏
http://www.rsk.co.jp/event/7bunmei/event

 ・・・と、超太字の大文字で書いたりしていますが、実は数時間前までこの《第2の太陽の船》というものについて、恥ずかしながらほとんど予備知識がなく、今頃慌ててにわか知識を詰め込んでいる状況です・・・


 もともと日本人学校の児童・生徒を対象として企画されていたこのスペシャル・イベントに、『保護者も参加可能となりました』という手紙が学校側から届いたのが先週末。

 「子どもたちばっかりずるい〜〜〜・・・・。」と、予備知識もないくせに、それでも何やらものすごく貴重な機会であることには違いない、ということだけはしっかりとわかっていた私は、よっしゃぁ!と心の中でガッツ・ポーズ。

 実は、その日11月20日はちょうど草太の6回目の誕生日で、すでにクラスの先生には午後にケーキとクラスメートへのプレゼントを持って学校へ行く・・・という約束を取り付けていたのですが、急遽『(草太の)姉が通っている日本人学校で大切なミーティングが行われることになってしまい・・・』ということで、クラスでのミニ・バースディパーティの日程を今日19日に変更してもらいました。

 
 そんなドタバタのスケジュール調整などを目の当たりにしたみどり(小2)は、
「そこまでしてママも行きたいの??」と、明らかに今回のこの『発掘現場見学』+『吉村作治先生のお話』というものへの印象が違ってきたようすで、就寝前には「あした、この紙に(吉村)センセイのサインもらうんだ。ペンも一応持ったよ。」


 11月20日。
「草太の6回目の誕生日はエジプトのピラミッドの麓、第2の太陽の船発掘現場にて」という貴重な一日となりそうです。


 http://bit.ly/T7NwRDより
 こちらは1954年に発見され、28年の歳月を掛けて発掘・復原されたクフ王第一の船


 エジプトに来てから今まで見てきた遺跡はほとんど石だったのに、この太陽の船は木造なのね・・・

と、そんなところから新鮮な私です。





<完全なおまけ> 
 

 いったいどういった経緯でこのPVに出演することになったのか・・・
 とっても気になるけど、明日ご本人に直接お聞きするのは・・・やっぱり変だろうか??