「2年生になる前に髪切りたい。」と、みどりが言ったのは春休みも半ばに差しかかった頃。
長い髪をひとつに束ね、それが動く度にプランプランと揺れるのがお気に入りだったはずなのに、あっさりと
「ママと同じくらいの長さにしたい。」と。
ちなみに今の私の髪の長さは毛先が首の下くらいまでは来ているけど肩にはかかっていない、という感じ。
男の子の頭に比べ、女の子の場合は基本的には毛先の部分を切ればいいので、前回に引き続き私がハサミを握ることに。
と言っても、我が家には散髪用のハサミなどないので工作用、というか多目的使いのこちらのハサミを使用。
とりあえず、散髪前に1枚。
このくらいの長さでした。
「上手に切ってね♥」
で、
最初は結構調子よくいい感じに切っていたのですが・・・
一度「あっ!!」と切りすぎてしまったらもうそのラインに合わせるしかない、というのが髪切りの法則(?)。
そんなわけで、ほんの一瞬手が滑ってしまった結果、
明らかに本人ご希望の長さよりは短くなったと思うのですが、
それでも全く怒ることなくこの笑顔。
まだこのあたりのことにこだわりのある年令に達してなくてよかった・・・・と心から思いました。
さて、この様子を見ていた草太。
翌日に「草太も髪切る!」
そうですよ。キミこそ我が家で今、最も散髪の必要性の高い人なんですけど。
(かなりオカッパに近くなっている・・・3月30日撮影)
・・・・でも、ちょっと待って。
男の子の髪をハサミで切るのは難しいのよ。なんたって頭の形に沿って上から下までほぼ全体に手を入れなきゃならないんだから。
ということで、お友達のMくんのところから近々バリカンを借りる約束になっていたのです。
なのに、今ハサミで切りたい!と言ってきかない草太。
う〜〜〜〜む。
ま、いいか。そんなに言うならやってみるか。
「いい? ハサミで切るのってとっても難しいんだよ。みどりの時は下の方だけ切ったけど、草太の場合は上の方も全部切らなきゃならないんだから・・・。」などとまず最初に言い訳をしておきましたが、そんなの別に聞いちゃいないわけで。
いや、ホント、男の子の髪をハサミで切るのは大変です。
短い毛が首やら体やらにまとわりついて、本人は「チクチク痛い」と半泣き。
でもこっちも必死。
とりあえず、このへんで良しとしたい・・・と思うまでに40分はかかったかと思います。
すぐにシャワー。
よく見ると(いや、チラリと見ただけでも)、かなりあっちこっちにピンピンと飛び出ている毛があったり、いかにも「ハサミでザクっと行っちゃいましたー」的な部分だらけ。
でも、子どもって不思議。
そんなとんでもないヘアスタイルでも、なんとなく“愛嬌がある”というか、「まあ、いいじゃん。」と思えてしまうんですから。(自己弁護?)
というわけで、
こんなに男らしくなりました!
「そんなカッコつけなくていいよ。笑って!!」と、再びカメラを構えたら
ほんのちょっと、クールな表情がゆるんだ・・・かな?
最近、ちょっとこういう雰囲気にあこがれる、草太(5歳、スーパー戦隊に夢中)でした。