やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

草太5歳

 11月28,29日の2日間にわたって行われたエジプトの人民議会選挙の第1回目の投票(この後、来年1月に行われる第3回投票まで長期戦で続きます)が、それなりにつつがなく終わりました。

 「それなりにつつがなく」・・・っていったい、どういうことよ? 
という感じかもしれませんが、なんともうまい表現が見つからず。

 ムバラク独裁政権の崩壊後初めての選挙ということで、「これでやっと自分の心のままに投票できる」と喜びに満ちた声を上げている人がいる一方、
ご存知の通りタハリール広場には再び多くの人々が集まり、その中には今の暫定政府(今回の選挙も統括管理している)に対する不満・怒りに声を上げたり選挙の延期を求める声もあったそうです。


 それでも投票日当日は、投票所前に朝から長蛇の列。
エジプトでは珍しく前日からしとしとと雨が降り続いていた地域ではこんな風景も見られ・・・


 投票できるまで2時間待ち、5時間待ち・・・なんていうのもザラ。
それでも投票所に足を運ぶ人々、じっと(・・・じゃなかった人もいたようですが)並んで待つ人々、投票を済ませ晴れ晴れとした顔で帰っていく人々を見ているうちに、
「最初はボイコットしようと思っていたけど、やはり自分も投票しようという気になった」という人まで出てきたとか。

 そんなわけで結局2日間での投票率は推定で70%を超したと発表されているようです。
すごいですよね。    ※後日、この投票率は62%、そして52%に・・・と修正されています。


 投票所前に並ぶ人たちに各政党の宣伝パフレットが配られていた。(投票日当日の選挙運動は一応「違法」)
 投票用紙不足の投票所続出。
 投票受付時間が当日になって延長になった。
 地域によっては2日目(29日)に投票所が開かれなかったところもあり、翌30日に投票が行われた。


 などなど、いろいろあったようですが、
危惧されていた“騒乱”やら“暴動”やら・・・つまりまだ記憶に新しい“退避帰国”につながるようなことにはならなかった、という意味で「つつがなく」。

 今後、開票作業⇒当選結果発表 という山場もありますからまだ楽観視ばかりはできませんが、それでもこの2日間は、正直、本当に静かに過ぎていった・・・という印象でした。
 まあ、私の住んでいる地域は第2回投票地域なので今回は対象外で、周りの人々もいつも通りの生活をしていた、ということももちろん大きかったとは思いますが。




 そんなこんなで、世の中「選挙・選挙」となっていたここ数日ですが、
実は10日ほど前に、草太はなんと「5歳」になっておりました。

 5年前の11月20日、予定日を4日過ぎているのに体重2166gという驚きの小ささで生まれてきた我が家の長男。
サイズは相変わらずですが、まぁ母親からの遺伝と思えば何も心配はないレベルで、熱が出ても基本的には「寝て治す」元気な子に成長しております。
 『ここはみどりとそうたのいえです』
見よう見まねでなんとなく「字」らしいものを書いています。・・・が、実は後半はかなりパパとみどりの手が加わっていることがよく見るとわかります。


CBS(Cairo British School)で書いた絵。
 「人間がお水を飲んでたら太陽が水星に変わっちゃって、そうしたら人間が犬に変わって、水がハンバーガーに変わったら、びっくりして犬はハンバーガーを落としちゃったの。」 だそうです。
(よくわからん。)


  iPad大好き。
 このあたりはパパの血を引いているのか・・・・。
 音声検索で【シンケンジャー】や【スーパーマリオ】を呼び出しては、一人でいつまで〜〜〜も楽しんでいます。


 戦隊モノに心奪われるお年ごろで・・・
 ある夜突然【シンケン・ブルー】登場!!
お面はみどりとの共同作品のようです。


 面白おかしく、そして元気に育ってくれているというのは本当に嬉しいことです。