2022年最初のブログ。
もうその12分の1である1月も終わってしまったけど。
1月最後の日曜日、久しぶりに電車に乗って所沢市民文化センターまで行ってきました。
最近すっかり「電車に乗る」という行為が非日常的になってきてしまい、去年1年間に乗った時のことを振り返ると2回に1回はPASMOをカバンに入れ忘れ…いちいち券売機で乗車券購入というなんとも悲しい“余計な作業”をしていたのですが、この日は大丈夫。
幸先良い一年のスタートでした(笑)
この日、所沢市民文化センター ミューズの大ホールで行われたのはこちら。
世界的なピアニスト末永匡(すえながただし)、梅田智也(うめだともや)両氏による2台ピアノの第9演奏コンサート。
よく知っている曲(ベートーベンの交響曲第9番)を、カイロ滞在中にその音色を聞いたことのある末永さんが演奏、しかも会場のアークホールはとっても充実した素晴らしいホールのようで・・・なのになぜ前売りで1500円?
という驚きのコンサートだったのですが、
でも本当の「驚き」はその演奏そのものでした。
会場の座席に着いてパンフレットを見るまで実はよく分かっていなかったのですが、
ベートーベンの孫弟子にあたるハンガリーの作曲家フランツ・リストは、オーケストラで演奏するために作られたベートーベンの曲をピアノだけで演奏する形に編曲、というすごいことをしていたそうで、その中の「第9のピアノ版」を今日、お二人がフルバージョンで演奏する という、そういうコンサートで。
って、その情報は全部ちゃんとポスターにも書かれていたんだけど、
久しぶりのお出かけ(コンサート)ってことで満足していたのか、あまり詳細までチェックしておらず。
【全席自由席だったので、弾いている姿が見たいと2階のサイドの席を目指したら、なにを間違ったか3階まで行ってしまい…。でもさすがに3階まで来ると周りにはほとんど人はおらず“密回避”にもなるしいいか、とそのままそこで演奏を聞くことに】
末永さん、梅田さんがそれぞれソロで1曲ずつ演奏してから、いよいよ2台ピアノでの交響曲第9番。
とにかくびっくりしたのは
目の前にあるのは大きなグランドピアノ2台だけなのに
ふとした瞬間に、チェロ?コントラバス? の音色が聞こえ…
ぐわ〜〜〜っと盛り上がったところでは
ものすごい迫力でバイオリンやら管楽器やらが一斉になりだしたかのような音の厚みと深み、そして重さ。
演奏中に「ピアノってすごい・・・」と何度思ったことか。
ピアノ以外の楽器で「2つ一緒に演奏したら他の楽器の音まで聞こえてくる」っていうの、あるかなぁ〜
なんてことも考えたり。
帰宅後、このコンサートの情報をくれた友人にお礼のLINEをして感動を伝えたら、彼女が「スペクタクルな時間だった」と言っていて、まさに!と思いました。
【コンサート終了後、2階席まで下りていって撮った1枚。この場所で見ていたらいったいどんな迫力だったんだろう・・・】
アンコールの梅田さんによるベートーベンのピアノソナタ〈悲愴〉(ビリー・ジョエルのThis Nightの曲)も素晴らしかったです。
2022年の最初の月はあっという間に終わってしまったけれど、
今年は、月に一度はこういう芸術的なものに触れる機会を持つようにしよう…と、こっそり心に誓ってます。
ついでに言うと、
《月に一度の心と体のメンテナンス》も続けていこう…そして
《月間100kmラン》も。
あとは《じいじの忘れもの》のプロモーションももうちょっと頑張りたい…
2022年、残りの11ヶ月があんまり速く過ぎ去ってしまいませんように・・・
【西武新宿線 航空公園駅から所沢市民文化センター へ向かう途中にあったマンホール】