例えば、10代の頃に行ったことのあるミュージシャンのコンサートに、50代になって再び行くことになったら・・・
まず何をするでしょう?
私はまず、自分の“ブランク” がいったいどの程度なのかを知りたいと思い、ソロ・デビューしてから現在まで、シンガーソングライターさだまさしが出したアルバムをチェックしてみました。
あ・・・、あまり公にしていなかったけど、実は私はさだまさしの歌は若かりし頃(ピチピチの10代の頃)かなり聴き込んでいて(ソロデビュー当時の初期のアルバムは全部家にあったw)、今でも空で歌える歌多数…という「隠れ(いや、今さら隠れる必要もないかもだけど)まっさんファン」。
でも、大学に入った頃から少しずつ “浮気” を始めてしまい、
その後、海外に行ってからはすっかり遠ざかっていたのですが、
図らずも今回、日本での生活が長引いている夫と一緒に、隣の川越市で行われたコンサートに行くことになり。
と言っても、あまりにもブランク長すぎて。
ここ数年日本にいるので、最近テレビへの露出が増えているまっさんの「新しめの曲」を耳にすることはあるけど、それでも自分が聴いていたあの頃から、いったい何枚のアルバムが世に出ているんだ?
「超お久しぶりです!」と、こっちは懐かしい気持ちいっぱいでコンサート会場に行ってるのに、そこに溢れる曲はほとんど知らない・・・なんてのはあまりに悲しい。
と思い、ちょっと調べてみて がぴーーーーーーん。
オリジナルアルバムだけでも42枚。
枚 | 発売日 | タイトル |
---|---|---|
1st | 1976年11月25日 | 帰去来 |
2nd | 1977年7月25日 | 風見鶏 |
3rd | 1978年3月25日 | 私花集 |
4th | 1979年4月10日 | 夢供養 |
5th | 1980年10月10日 | 印象派 |
6th | 1981年6月25日 | うつろひ |
7th | 1982年12月11日 | 夢の轍 |
8th | 1983年11月30日 | 風のおもかげ |
9th | 1984年12月12日 | Glass Age -硝子の世代- |
10th | 1985年6月12日 | ADVANTAGE |
11th | 1985年12月21日 | 自分症候群 |
12th | 1987年7月25日 | 夢回帰線 |
13th | 1988年7月25日 | 風待通りの人々 |
14th | 1989年1月25日 | 夢の吹く頃 |
15th | 1990年2月25日 | 夢ばかりみていた |
16th | 1990年8月25日 | 夢回帰線II |
17th | 1991年7月25日 | 家族の肖像 |
18th | 1992年11月10日 | ほのぼの |
19th | 1993年10月25日 | 逢ひみての |
20th | 1994年10月25日 | おもひで泥棒 |
21st | 1995年10月25日 | さよなら にっぽん |
22nd | 1996年10月25日 | 古くさい恋の唄ばかり |
23rd | 1997年11月25日 | 夢唄 |
24th | 1998年9月23日 | 心の時代 |
25th | 1999年6月23日 | 季節の栖 |
26th | 2000年9月21日 | 日本架空説 |
27th | 2002年2月27日 | 夢百合草 |
28th | 2002年9月26日 | 夢のつづき |
29th | 2003年10月22日 | すろうらいふすとーりー |
30th | 2004年9月23日 | 恋文 |
31st | 2005年9月7日 | とこしへ |
32nd | 2006年9月13日 | 美しき日本の面影 |
33rd | 2007年9月12日 | Mist |
34th | 2009年6月10日 | 美しい朝 |
35th | 2010年6月9日 | 予感 |
36th | 2011年7月6日 | Sada City |
37th | 2012年6月13日 | もう来る頃… |
38th | 2014年9月10日 | 第二楽章 |
39th | 2015年7月8日 | 風の軌跡 |
40th | 2017年9月6日 | 惠百福(たくさんのしあわせ) |
41st | 2018年7月4日 | Reborn〜生まれたてのさだまさし〜 |
42nd | 2020年5月20日 | 存在理由〜Raison d'être〜 |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うちにあったアルバムは7枚目か8枚目まで。
その後、ずらずらずら〜〜〜とほぼ年1枚ペースで続くアルバムタイトルを呆然と見つめ…
でも
そりゃそうだよな・・・
10代だった小娘が結婚して、その子どもがあの頃の自分の歳になっていて
その間、ずっとまっさんは曲を作って、歌って、世の中に出しつづけてきたんだもの。
と、時の流れを感じずにはいられませんでした。
とにかく、コンサートまでに少しでも「今」に追いついたほうがいいのではないか・・・
とももちろん思ったけど、
でも、あの頃あんなにしっかり聴いていた懐かしい曲たちをもう一度ちゃんと聴きたいという衝動に駆られ
コンサートの約1ヶ月前から、晩ごはんを作りながらAmazon Musicで1stアルバムから順番に聴き始め。
いや〜〜〜
若い頃の記憶ってすごい。
笑えるくらいに、ほぼ全部歌える。
特にまっさんの曲はストーリー性あるのが多いから、歌が「物語」として頭に入っているので記憶に残りやすい・・・のか?
とにかく、8枚目のアルバムまでは台所仕事をしながら楽勝で歌えた。
が、しかし。
その後はだんだんと一緒に歌えない曲が増え、前奏聴いても「ん〜〜?これは?」➡➡ サビの部分になって「あ、この曲かぁ!」と思い出すレベルに。
さらに、映画の挿入歌やCMに使われた耳慣れた曲が流れてきて「あ、この曲はこの時代のこのアルバムに入っていたのか〜。」と、1枚のアルバムに 1〜2曲しか耳に馴染んだ曲に出会えなくなってきたところでコンサート当日を迎え。
私以上に「さだまさしの曲は初期の有名なのしか知らない」という夫とともに
ダウンロードしておいた【さだまさしベスト】※ を聴きながらコンサート会場へ向かったのですが、
さて、こんな私たちはいったいどのくらいコンサートを楽しむことができたのでしょうか?
・・・と、この先もこのまま続けると長くなりそうなので、いったん<後編>につづくとして、
ここで 【秘蔵写真】を。
なんと・・・昔のコンサートチケット発見。
これは本当に奇跡的。
調べてみたら、上から1983、1984、1985年。
3回も行ってたらしい。自分でもびっくり(笑)
このとき31〜33歳。(あ、私じゃなくってまっさんが)
今のまっさんは69歳。
なんか・・・・すごいよな〜〜〜と、思わずにはいられない。
では、<後編>につづく。
※この【さだまさしベスト】※ はさすがに全部知ってる曲で、会場に向かう私たちの気持ちを程よく盛り上げてくれました。