やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

コロナ禍に36年ぶりにまっさんの歌を生で聴く <前編>

 例えば、10代の頃に行ったことのあるミュージシャンのコンサートに、50代になって再び行くことになったら・・・
まず何をするでしょう?


私はまず、自分の“ブランク” がいったいどの程度なのかを知りたいと思い、ソロ・デビューしてから現在まで、シンガーソングライターさだまさしが出したアルバムをチェックしてみました。


 あ・・・、あまり公にしていなかったけど、実は私はさだまさしの歌は若かりし頃(ピチピチの10代の頃)かなり聴き込んでいて(ソロデビュー当時の初期のアルバムは全部家にあったw)、今でも空で歌える歌多数…という「隠れ(いや、今さら隠れる必要もないかもだけど)まっさんファン」


 でも、大学に入った頃から少しずつ “浮気” を始めてしまい、
その後、海外に行ってからはすっかり遠ざかっていたのですが、
図らずも今回、日本での生活が長引いている夫と一緒に、隣の川越市で行われたコンサートに行くことになり。


 と言っても、あまりにもブランク長すぎて。
 ここ数年日本にいるので、最近テレビへの露出が増えているまっさんの「新しめの曲」を耳にすることはあるけど、それでも自分が聴いていたあの頃から、いったい何枚のアルバムが世に出ているんだ?

「超お久しぶりです!」と、こっちは懐かしい気持ちいっぱいでコンサート会場に行ってるのに、そこに溢れる曲はほとんど知らない・・・なんてのはあまりに悲しい。


と思い、ちょっと調べてみて がぴーーーーーーん

オリジナルアルバムだけでも42枚。

発売日 タイトル
1st 1976年11月25日 帰去来
2nd 1977年7月25日 風見鶏
3rd 1978年3月25日 私花集アンソロジィ
4th 1979年4月10日 夢供養
5th 1980年10月10日 印象派
6th 1981年6月25日 うつろひ
7th 1982年12月11日 夢の轍
8th 1983年11月30日 風のおもかげ
9th 1984年12月12日 Glass Age -硝子の世代-
10th 1985年6月12日 ADVANTAGE
11th 1985年12月21日 自分症候群
12th 1987年7月25日 夢回帰線
13th 1988年7月25日 風待通りの人々
14th 1989年1月25日 夢の吹く頃
15th 1990年2月25日 夢ばかりみていた
16th 1990年8月25日 夢回帰線II
17th 1991年7月25日 家族の肖像
18th 1992年11月10日 ほのぼの
19th 1993年10月25日 逢ひみての
20th 1994年10月25日 おもひで泥棒
21st 1995年10月25日 さよなら にっぽん
22nd 1996年10月25日 古くさい恋の唄ばかり
23rd 1997年11月25日 夢唄
24th 1998年9月23日 心の時代
25th 1999年6月23日 季節の栖
26th 2000年9月21日 日本架空説
27th 2002年2月27日 夢百合草
28th 2002年9月26日 夢のつづき
29th 2003年10月22日 すろうらいふすとーりー
30th 2004年9月23日 恋文
31st 2005年9月7日 とこしへ
32nd 2006年9月13日 美しき日本の面影
33rd 2007年9月12日 Mist
34th 2009年6月10日 美しい朝
35th 2010年6月9日 予感
36th 2011年7月6日 Sada City
37th 2012年6月13日 もう来る頃…
38th 2014年9月10日 第二楽章
39th 2015年7月8日 風の軌跡
40th 2017年9月6日 惠百福(たくさんのしあわせ)
41st 2018年7月4日 Reborn〜生まれたてのさだまさし〜
42nd 2020年5月20日 存在理由〜Raison d'être〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

うちにあったアルバムは7枚目か8枚目まで。

その後、ずらずらずら〜〜〜とほぼ年1枚ペースで続くアルバムタイトルを呆然と見つめ…


でも
そりゃそうだよな・・・
10代だった小娘が結婚して、その子どもがあの頃の自分の歳になっていて
その間、ずっとまっさんは曲を作って、歌って、世の中に出しつづけてきたんだもの。
と、時の流れを感じずにはいられませんでした。

 

とにかく、コンサートまでに少しでも「今」に追いついたほうがいいのではないか・・・
とももちろん思ったけど、
でも、あの頃あんなにしっかり聴いていた懐かしい曲たちをもう一度ちゃんと聴きたいという衝動に駆られ
コンサートの約1ヶ月前から、晩ごはんを作りながらAmazon Musicで1stアルバムから順番に聴き始め。

いや〜〜〜
若い頃の記憶ってすごい。
笑えるくらいに、ほぼ全部歌える。
特にまっさんの曲はストーリー性あるのが多いから、歌が「物語」として頭に入っているので記憶に残りやすい・・・のか?
とにかく、8枚目のアルバムまでは台所仕事をしながら楽勝で歌えた。

 

が、しかし。
その後はだんだんと一緒に歌えない曲が増え、前奏聴いても「ん〜〜?これは?」➡➡ サビの部分になって「あ、この曲かぁ!」と思い出すレベルに。

さらに、映画の挿入歌やCMに使われた耳慣れた曲が流れてきて「あ、この曲はこの時代のこのアルバムに入っていたのか〜。」と、1枚のアルバムに 1〜2曲しか耳に馴染んだ曲に出会えなくなってきたところでコンサート当日を迎え。

 

 私以上に「さだまさしの曲は初期の有名なのしか知らない」という夫とともに
ダウンロードしておいた【さだまさしベスト】 を聴きながらコンサート会場へ向かったのですが、
さて、こんな私たちはいったいどのくらいコンサートを楽しむことができたのでしょうか?


・・・と、この先もこのまま続けると長くなりそうなので、いったん<後編>につづくとして、

 ここで 【秘蔵写真】を。

なんと・・・昔のコンサートチケット発見。

これは本当に奇跡的。

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・・・当たり前だけど、若い。と言うか、若すぎて何がなんだかわからない感じさえする💦

 調べてみたら、上から1983、1984、1985年。

3回も行ってたらしい。自分でもびっくり(笑)

このとき31〜33歳。(あ、私じゃなくってまっさんが)

今のまっさんは69歳。

なんか・・・・すごいよな〜〜〜と、思わずにはいられない。

 

 

 では、<後編>につづく。

 

※この【さだまさしベスト】※ はさすがに全部知ってる曲で、会場に向かう私たちの気持ちを程よく盛り上げてくれました。