なんと20年ぶりでした。
以前はけっこう足繁く通っていたという記憶のある「献血」
でも海外からの一時帰国中だと『帰国後4週間経っていない』という理由で不可、
数カ月日本にいた時でも『どこそこの国に△年以上住んでいた』ということで、「今回は申し訳ないんですが・・・」と言われたことが数回あって。
でも去年の夏、県内の某献血センターで過去の渡航歴をすべて書き出してチェックしてもらい、スタッフさんに「大丈夫です」と 晴れて「献血のできる体」になったことをしっかり確認してもらっていたのでした。
(この日は事情により実際には献血できなかったんだけど)
なので先月、市の広報誌で「3月4日に市役所前献血バスが来る」というのを見つけたときは早速カレンダーに入力し、なんとなくワクワクしながらその日を待ったのでした。
自慢じゃないけど、昔から採血や献血のたびに採血しやすい血管だと看護師さんに喜ばれ(当時は “看護婦さん” と言ってたけどw)、血液の比重も十分高くて良い血だと褒められたり、他の人よりも短時間に終わったり・・・と献血に関してはいい思い出(?)が多く(笑)
人助けができて、自分の健康チェックもでき、そして飲み物なんかも飲めちゃう、という自分としては良い事尽くめに思える「献血ライフ」、ここ坂戸でいよいよ再開か〜 くらいに思っていたのですが。
20年の月日というのは色々な変化をもたらすものでありました。
市役所内の一角で受け付けを済ませ、問診を終えたあとの(※この問診がこの後のことにある程度影響してるかなぁとは思うんだけど)血圧チェック。
「実はかなり久しぶりなんで〜・・。」なんて言いながら保健師さん(たぶん)の正面に座り、「ちょっと高めなんですけど、高すぎたら(献血)できなかったりするんですよね?」と聞く私に、「そうですね。この基準から外れてしまった方の場合はご遠慮いただくこともあります。」
そう言いながら指差した基準が
最高血圧:90mmHg〜 180mmHg
最低血圧:50mmHg〜110mmHg
「上が180? なら大丈夫かな(笑)」
・・・いくらなんでもそこまで高いことは今までなかった気がするので、軽く答えたのですが。
まさかの180超え。
「あ、ごめんなさい。話しかけちゃったりしたからですね。もう一度測りましょう。」と笑顔で軽く流してくれた保健師さん。
「ちょっと深呼吸をして…、測定中も静かにゆっくり呼吸してくださいね。」
しかし。
事もあろうに、今度は201。
マジか!?
こんな数字、さすがに見たことないけど。
「やっぱりこういうところだと緊張されちゃう方も多いんですよね。緊張すると血圧もあがっちゃいますし。」とフォロー上手な保健師さん。
いやいや、どっちかと言うと私はワクワクしながら来た口なんですが・・・
でも、私、緊張してるの??
結局、4回測定して、4回ともアウト。
上がなんとか160台になったと思ったら、下が110オーバー…とかそんな感じで。
横の方で15分くらい座って待ち、それから再度測定、というのを「もし時間があるのなら…」と遠慮がちに提案してくれた保健師さんの言葉に従い、
せっかくこのためだけに車を10キロも走らせてきたので、とりあえず15分待ってみることに。
後ろの方の椅子に座り、血圧測定の前の問診で、ついイラッ・・・!としてしまったのが原因?? などと思いながら静かに待つ。
だって、夏に別の献血センターで細かく調べてもらって渡航絡みでの縛りはなくなったって言われたのに
そして、日本に帰ってきてからもう2年以上経ってるって伝えたのに。
「ちなみに…その時はどちらから帰国されたんですか?」
「ヨーロッパにいらした時期は何年頃ですか?」
「ほかに1年以上住んでいた国ってあります?」
・・・・って、結局、また全部ここでも確認しなきゃいけないわけですか???
と。
まあ、そういうものなのかもしれない(日本は)って思っても、
単純に面倒くさい。
そして、やっとそこが終わったら今度はモニターに向かって「同意書」(?みたいなもの)にチェック。画面に出てくる質問にタッチペンで「Yes・No」で回答。
質問の詳細はもう覚えてないけど
・1年以内に海外旅行しましたか? とか
・2017年以降に◯◯や△△の国に住んでいましたか? とかいう内容で
これも、さっき目の前でスタッフさんに聞かれたこととほとんど同じ。
しかも
「何年〜何年の間に」とか
「何年以降」とかの質問があるたびに、やっぱり一応、頭の中で確認。
それがひどく面倒くさい。
久しぶりの献血だから仕方ないにしても、毎回こんなんだったら献血なんてする人いなくなっても不思議ないわ〜〜・・・・
くらいに思ったあとの血圧測定だったんだけど
こういう「プチ・いらいら」も血圧には影響するんですかね・・・
さて、15分の休憩(?)後、5回目の測定。
正確な数字は忘れたけど、なんとかクリア。
やーーーっと外に待つ献血バスへ。
前の乗車口から乗り込むと、いきなり目に飛び込んできたのがこのポスター。
S.A.O(ソードアート・オンライン)が日赤とコラボしてるーー
「これ、若い人たちへの広報用ですか?」
我が家には、明らかにこれに反応するであろう中2男子がいるもので、つい聞いてしまったら、
献血終了後、りんごのパックジュースと一緒に「こちらもどうぞ」と…
いただいてしまいました、クリアファイル (^_^;)
でも、よく考えたら献血できるのって16歳以上。
こんなふうに大々的に使われてるってことは、高校生や大学生たちにも効果(人気)があるってことなんでしょうね。
すごいぞ S.A.O.
ほかにも「ご協力ありがとうございました」と手渡された袋には
歯ブラシに不朽の洗濯石鹸《ウタマロ》!(実物を手にしたのは初めて)
今日の献血の記録が印字された「献血カード」も受け取って本日のミッション完了。
この「献血カード」、デザインは昔のままで全く違和感ないんだけど、
でも今は「二つ折り」じゃなくて1枚のカードになっているのがまだ慣れない。
でも、献血記録が裏面に印字されていくスタイルが、一昔前のイオカード(JR東日本のプリペイドカード)みたいでなんだか懐かしさを感じてしまいました。
せっかく比較的質のいい(?)血を持っているのだから(今回も比重はバッチリでした✌)これからは積極的に献血活動していくぞー。
そのためには「血圧の安定」を心がけねば…ですが。