いや、ホント
このまま終わってしまうんですね、2020年。
まさかまさか、よもやよもやの1年だった・・・
世界中の多くの人がそう思っているんじゃないでしょうか?
そりゃ、今までだって
大きな自然災害や、
痛ましいテロ事件や、
日常生活が崩壊してしまうようなことは世界中のどこかで
(残念ながら)必ずいつも起こっていたけれど、
でも今までは、
“当事者ではない国” が必ずあって
そういう国から緊急援助隊が飛んできたり
遠くの国の人々が「頑張れ!」とメッセージを送ってくれたり
変な言い方だけど、どこかに必ず応援してくれる人、見守り支えてくれる存在があって。
ところが今回は世界同時進行。
いや、時間差や程度の差はもちろんあったけど
恐らく世界中ほとんどの国が“当事者”になってしまった、ということで
“2020年” はとんでもないインパクトを世界中の人に与えた年になってしまいました。
そして、今思うことは
仕事を失った人とか
家族を突然失った人が数え切れないくらいいて
どうにもならないくらい大変な状況の中で
もがいて模索して、がむしゃらに頑張った人も多かった中で
私はそういう人たちと比べると申し訳ないくらい
平穏に過ごしてしまったなぁ、・・・ということ。
もちろん、楽しみにしていた演奏会の中止(…じゃなくて「延期」。きっとリベンジの機会はあると信じたい)とか、せっかく日本にいるのに北海道の実家に一度も帰れないとか残念なことはあったし、
インドに赴任するはずだった家族が未だに国内待機(リモート赴任はしてるけど)という想定外のことも起こっているけど
でも
出かける用事がなくなった分、ほぼ毎日午前中に義母と近所を散歩する習慣ができて、ご近所の季節の移り変わりをもうたっぷり味わってしまったり
オンライン・マラソンなるものに出会って今まで以上にジョギングの機会が増え、なんだか妙に健康的な生活が送れていることを考えると、少々フクザツな心境になったりもします。
働きたくても仕事がなくなってしまった人や
休みたくても決して休めずギリギリの状態で毎日を送っている人や
何かしなくてはと、とにかく前に進もうとがんばる人たちの姿を
メディアを通してだけではなく
友人の「日常生活の報告」などからもリアルに知ることができる中、
世の中の誰の役に立つわけでもなく、
ただただ散歩して、家の仕事して、時々走って。
「何か自分にできることは?」などと、まぁ考えることはあっても特に行動を起こすこともなく。
そのうち
どんどん時間は流れて、あっという間に12月?
ほんとにもう今年、終わるの??
そんな感じ。
今となっては
1月にカイロ時代の友人たちと都内で集まって食事をしたことと、
同じく1月に、えいや!と静岡まで日帰りで、友人が所属する劇団の公演を見に行ったこと、
この2つが燦然と輝く「オトモダチとの交流」となってしまったので
あぁ、本当にあの時行っておいてよかった(TOT) と心の底から思ってしまうのであります。
あとは徹底的に「(身近な)家族との交流」の年でした。
とは言っても、夫と息子はひとつ屋根の下には住んでおらず。
やっぱり
2020年は自分史的にも大きなインパクトのあった年、と言えそう。
そんなコロナはもう厄介者でしかないのかと言うと
こんなこと言いたくないけど
例えば
この1年でキャッシュレス化が一気に進んで、カード一枚持っていればだいたいどこででも買い物ができるようになった、とか
たぶんコロナ後は、首都圏のあの殺人的な満員電車というものは過去の遺物 となるんじゃないか とか
そして
自分にとって何が大切か、何が本当に好きなのか、何が無いとこんなに困るのか、さみしいのか…などに気づくことができた、という声をたくさん聞いたり
こんな一年があったからこその(ありがたい)「変化」、「進化」も確かにあって。
だからやっぱり前に進むしかないんだろうな…と、漠然と思ったり。
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今年の2月に書いた
《どんなに想定外のことが起こっても、心のどこかで「でも、あるんだよね、こういうことって」と思ってしまう自分がいる》ということ。
今でもそういう気持ちはあるけど
でも、それにしたってまる1年そういう日々が続く、というのはちょいと長過ぎる・・・気がする。
そして、意外と自分が “おこもり生活” も大丈夫なタイプだと知ったのは大きな収穫だったけど、「更にもう1年」はちょっと無理かも、という気がする。
コロナ騒ぎから1年が経とうとしているこの時期に
感染者数増加やら変異種の確認やら
まるで振り出しに戻ったような、いや対コロナ戦としては却って悪くなってるようだけど、でも
明けない夜はない そう信じて、もう少し頑張るしかないのかな。
みなさんにとって2021年が、
「2020年よりは良い1年だった。」と言える年になりますように。
(年の瀬にこんなこと思うことって今までなかったよなぁ…)
そして、オリンピック。
賛否両論あるのを承知の上で。
やっぱり私はやってほしいです。
どんな形であれ。
今の私たちがイメージしているものとはたとえ大きく違ったとしても。