春の美しさに感動しつつ日々を過ごしていたら、あっという間に明日から5月。
明日5月1日(木)のメーデーから、5日(月)のこどもの日まで(ヤバっ!鯉のぼり出してないよ!!ダイソーで買ったビニールのやつだけど)5連休となるので、ちょっと2泊ほどの国内旅行を計画している我が家。
一昨日、列車のチケットも無事買えて、あとは出発を待つばかり・・・なのですが、このまま明日からの(ハンガリーに来てから)「二度目の小旅行」に行ってしまうと、ハンガリーに来てからの
「初めての一泊旅行」、それも思い出深き(?)センテンドレへの旅をスルーしてしまいそうな気がして、出発前日にこうして慌ててPCに向かっています。
長かった日本人学校の春休み(実に29日間!)は、ほとんどブダペストで過ごしたのですが、休みも終わりに近づいた4月6日(日)、ブダペスト郊外の小さな街センテンドレに行ってきました。
「郊外」と言っても普通列車で40分ほど。ブダペスト市内で使える定期券を持っていれば追加料金310フォリント(140円くらい)で行けてしまう、本当にお手軽なお出かけ先。
楽に日帰りもできちゃう距離ですが、せっかくだから一泊することにして(でもパパは翌日仕事があるので日帰りコース)まずは事前の宿探し。
日本人とハンガリー人のご夫婦が経営しているペンションがあったので、色んな意味で楽だろうと思ってその《ペンション センテンドレ》http://pensionszentendre.blogspot.hu/ に決定。
ふらりと行って、ふらりと過ごして、のんびり帰ってくる・・・という今回のような小旅行では、かなり「正しい選択」でした。
ガイドブック等でも『美しい景観に囲まれた街』、『のんびり過ごせる(ブダペストから)日帰りスポット』などと紹介されているこのセンテンドレ。
実は私、18年ほど前に一度訪れたことがあるのです。
当時ブダペストに住んでいた友人を訪ね、初めて“ヨーロッパ”と名のつくエリアへの旅行をした1995年冬。その友人と一緒に訪れたセンテンドレの写真がこのアルバムの中にほんの数枚・・・いや、たった一枚(!)、残っていて。
あの時はまさか自分が自分の家族と一緒にその何年も後にこの辺りで生活することになるなんて、全く思ってもいませんでしたけどね。当たり前ですが。
では、この1泊2日の旅をザザーーーっとご紹介。
<一日目>
ちょっと郊外へ行くときの電車HÉV(ヘーヴ)というのに乗って約40分。
(激しくピントが合っていない・・・)
本当にあっという間にセンテンドレに着きました。
ペンションに荷物を置かせてもらい(絵美さん(ペンションの奥さん)が駅まで迎えに来てくれました。)、お茶をすすりながら、絵美さんに街の地図の中におすすめレストラン等の印をつけてもらって、まずはランチへ。
《ペンション センテンドレ》は三角屋根の建物の一角。
この《mjam》(ミヤム・・・って発音するんだっけ?)
かなりポイント高かったです。
なんでもシェフはカリブの方の人だとか。
創作意欲満点の人で、これにかかっているお好みソースも自分で作ってしまうんだとか。
まるで居酒屋メニュー(でもちょっとオシャレ系)って感じ。
個人的にはこちらの「ココナッツ・スープ」というのがほんっとうにココナッツ味満載のプルプルするほどアジアな味(「東南アジア」というべき?)で、心奪われました。
家族4人でがっつり食べて10,000フォリントちょっと。(約5,000円)
※《mjam》:日本語サイトにも載っていました。http://bit.ly/SbTS8H
《mjam》を出たら食後の運動ということで裏手の丘へ。
この丘の上に建っている教会がどうやら由緒ある教会のようで、またこの丘から眺める景色になにか特別なものがあるらしく(?)・・・気合いの入った立派なカメラをもった人たちが、あっちでもこっちでも、あっちやこっちにカメラを向けて写真を撮りまくっている姿が印象的でした。
↑セルビア正教の教会だそうです。
丘の上からの景色。
確かにきれいな眺めだけど、私のカメラにおさまると別に「普通のきれいな景色」って感じ。
それでも見下ろした屋根の上がとってもキレイ(ゴミなどが引っかかったりしていない)ことには感動しました。
そして・・・おぉぉぉ! これは!!
この見覚えのある絵皿屋さんを見下ろすアングル・・・!
(↑ 1995年12月24日にここから撮った写真がアルバムに。)
これにはちょっと感動。
中央広場に降りて行って、
面白いものがたくさんおいてあるおみやげ屋さんをじっくり見た後、
パパは颯爽と駆けて行きました。
明日の月曜日は通常出勤のため、今日中にブダペストへ戻ります。
走って。
パパを見送った後も何やら面白いもの発見。
筒型になっているのは万華鏡。
しかし、なぜこのデザイン??
そして、次に入ったお土産物屋さんで
草太の4本目の乳歯が抜けたりして。
こちらの藍染めのお店ではみどりと私のエプロン購入。
なんとも面白い酒屋さん(・・・という言い方でいいのだろうか?)
そして、The! ハンガリー土産
パプリカ(粉末とペースト) & フォアグラの缶詰
ちょっとアイスクリーム休憩を挟み、
しばらくドナウ川湖畔・・・じゃなくって河畔で遊ぶ。
・・・どこに行っても、必ず何か拾う(笑)
そういえば、去年もドナウ川の氾濫があって大変だったんですよね。
のんびり散歩をする人、サイクリングを楽しむ人・・・・なんて平和な風景。
そして! こちら
マジパン博物館。
たった500フォリント(250円弱)でかなり楽しめます。
こんなふうに。
こちらのマイケル・ジャクソンさん、【重さ62キロ。完成までにかかった時間336時間】だそうです。
国会議事堂 60キロ 製作日数4ヶ月
ハンガリーを愛しハンガリーに愛されたハプスグルグ皇妃エルジェーベト。
とても美しい人だった、と聞いたことがあるような気がしますが・・・ちょっと怖い。
愛称が“シィシィ”だった、というのがまた、どこかの国の軍人で大統領候補の人の顔が思い出され・・・。
こーんなかわいいのや、
なんだか不思議なのや、
妙に年季が入ったようなのがたくさん並んでいます。
ダイアナ妃もいました。
さんざん歩きまわって、その日はぐっすり。
<二日目>
朝食
ペンションから散歩しながら、また街の方へ・・・
と思ったんだけど、そのまま小川をずーーーーっとたどっていって、
ドナウ川まで来ちゃったよ。
景色がきれい。
この日のランチはこちら《ARANYSÁRKÁNY》(アラルシャールカーニィ:ゴールデン・ドラゴン)
お料理はどれも美味しかったのですが・・・・
学校の遠足のようなものと重なってしまったらしく・・・
前半は低学年、後半は高学年がダダーーー-っとやってきて、ダダーーー-っと食べて行ってました。
もしかしたら入り口のどこかに書いてあったのかも。【本日◯時から△時まで貸切】とかって。
こちらも評判のお店らしく、こんなウェブサイト発見。 http://www.aranysarkany.hu/
ランチの後は《クリスマス・ショップ》へ。
なんでも、年中、クリスマス・グッズが売られている店だとか。
ただし、今回は「季節もの」ということで“イースター・コーナー”もありました。
途中、急に「トイレ〜!」と言った草太を連れて行った有料公衆トイレでは、なんとこの絵本に遭遇!
知っていますか?
日本語では『うんちがぽとん』というタイトルだったと思います。
もしかしてオリジナルはハンガリー語?? と思ったら、著者のアロナ·フランケルさんはポーランドで生まれ、イスラエルへ移住した人とのこと。
このトイレの奥の部屋が【おまるの歴史の部屋】のようになっていて非常に興味深かったです。
・・・・その割りには写真が貧弱すぎる。
そして、またまたアイスクリームを食べ、
ちょっと散歩を続けて
一日に何本も出ているブダペスト行きの列車で帰ってきました。
楽しかった今回の一泊旅行の収穫はこちら。
みどりが着ている赤いコートは、思いっきり季節外れってことで半額以下で叩き売り状態になってました。(日本円で4000円弱)
はぁー・・・
長々とお付き合いありがとうございました。
きちんとテーマを決めて何回かに分けて書くべきだな、こういうのは・・・。
そうそう。
一日目に、一人颯爽とブダペストへ向けて走りだしたパパですが、2時間ほどかけて無事家に帰り着いたそうです。
ん? 2時間くらい走ったところで現れた上り坂に屈して、最後はバスに乗って帰ってきたって言ってたかな?
ずいぶん時間が経っているのですでに記憶が・・・・。
ということで、初めてのお泊り旅行 in ハンガリー、無事修了!
と思ったら、前回はパパは泊まってなかったので、これから行く【バラトン湖2泊3日】が我が家の初めてのお泊り旅行 in ハンガリー・・・ってことになるようです。
ではでは
みなさんも、素敵なゴールデン・ウィークを!!