やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

「サンタ・ラン」に続け! 【バニー・ラン】 

 
 ブダペストに来て間もないころ(2013年12月8日)に行われた「サンタ・ラン」については、こちら
〈⇒ 第10回 サンタ・ラン@ブダペスト http://bit.ly/1fqSWlvをご覧いただくこととして・・・。 


 その時の主催者クリスティアーンさんから夫のところに新たなお誘いメールのようなものが届いたのが4月の初め。
 すべてハンガリー語で書かれていますが、どうやら4月21日、つまり「イースター・マンデー」ということで(なぜか)学校も会社もお休みとなる日に、何かまたイベントがある模様。

 メール内に書かれているURLをクリックすると、
http://www.eventbrite.com/e/miknyulas-kocogas-budapest-2014-tickets-10973077771
https://www.facebook.com/pages/Mikny%C3%BAl%C3%A1s-Kocog%C3%A1s/530713527047842

こんな可愛いウサギちゃんのイラスト。

そして、
「サンタ・ラン」の時のこのロゴ


 こんなふうに、ウサギちゃんに変身して張り付いていました。


そう。
これは紛れも無く、「サンタ・ラン」ならぬ、【バニー・ラン】の案内メール。

 
 12月はクリスマス前夜に子どもたちにプレゼントを配る<サンタ>になって街中を走った人たちが、今度は4月のイースターに、「卵を持って来てくれる<ウサギちゃん>になる」・・・・

 ごく自然な流れ、という感じ。

 
 子どもたちに聞くと、「出たい!」



 ということで参加決定

 
 

 さて、当日。
「イースター・マンデー」の4月21日。

 お馴染みヴォルシュマルティ広場(場所としては“お馴染み”だけど未だに名前をきちんと言えない・・・)「イースター・マーケット」をのぞいて


なんと“ろうけつ染め”で模様が描かれた卵(の殻)と、ろうけつ染め用デザイン・キット。 こんなの初めて見た。



 
 お昼ごはんを食べてから


 ダックのパーリンカ・マリネ。すっごく美味しかった!  ※パーリンカ:ハンガリー産の果物で作った蒸留酒




 集合場所(スタート地点)へ。


 
 ありゃりゃ、これだけ??


 「サンタ・ラン」の時と比べると明らかな“少なさ”


 今回は子どももたくさん走る(・・・というか子どもがメインと聞いて張り切っていたみどりは、

「・・・なに?これ。 大人の方が多いじゃん。」と明らかにがっかりムード


 でも、ひとたび走りだすと・・・


 十分楽しそう。

 スタート前は「ウサギの耳つけるのなんて(女の子みたいだから)やだ〜〜」などと言っていた草太もご覧のとおり。

 

 前回の「サンタ・ラン」同様、広場のマーケット(さっき昼ごはんを食べた場所)を通りぬけ・・・

 いえ、通り拔ける前になぜかみんなで「うさぎ跳び」のパフォーマンス。

 大きな通りに出た時は、ほんの数匹のウサギたちをしっかりパトカーが先導してくれるので、 


 一部分のみ、外側のバス・レーンがウサギ・レーンに。


 途中で腕立て伏せしたり、


 トラムのレーンでくるくる回ったり

 また「うさぎ跳び」したりしながら約3.5キロ先の目的地(ゴール)へ。

 ちなみに上の写真で白いTシャツの男性が手にしているのは霧吹き
なんでもハンガリーでは、キリスト教以前からの部族の習慣で、イースターのこの時期“男性が女性に水を掛ける”というものがあるそうです。女性を花に見立てて「綺麗になってね」とか「いつまでも瑞々しく若々しくいられますように・・・」とか、そういう思いを込めて水をシュ! あるいはバケツの水をザバ〜〜!!!
 そして、そのお礼として女性が男性に「イースター・エッグ」を渡す・・・。
 
 もちろん地方によってはこのような習慣が全くないところもあるようですし、ブダペストなどでは水の代わりに香水をシュッ!なんてのもあるようなので、時代や生活習慣等によって色々変わってきている部分もあるのかもしれません。

 そんなわけで、この【バニー・ラン】への参加男性も、手にこのような霧吹きや香水の小瓶などを持ち、道行く人にシュッ!としながら走ったのでした。
 

 
 目的地に着いたバニーたちは、さっそく子どもたちに持って来たお菓子などを配ります。

 今回の【バニー・ラン】、実は孤児院の子どもたちとの交流が大きな目的の一つになっていたようで・・・
(全く知らずに参加していました。)

 なので、

 お菓子を配った後はみんなでゲーム。


 心配していたお天気もなんとか持って、最後に参加者全員で記念撮影。
 

 
 
 こうして、記念すべき第1回目の【バニー・ラン】は無事終了したのでした。


 そう。今回の【バニー・ラン】が、全くの初の試みだったことも当日になって知った私たち。

 12月初めに実施している「サンタ・ラン」が去年10回目を迎え、認知度の高まりとともに安定した参加者数(=寄付金)が見込めるようになってきたことから、今回新たなイベントとして企画されたものだったのかもしれません。


 そんなわけで本日の参加者はこんな感じ(↑)だったのですが、
第10回目で114名が走った「サンタ・ラン」も、第1回目の時は参加者12名だったそうなので、
まぁ、まずまずの滑り出しといえるのではないでしょうか。

 10年くらい後には、この時期、数百匹(?)ものバニーたちがブダペストの街を駆け抜けるようになっているのかと思うとなんだか笑えます。

 


 記念すべき第1回目【バニー・ラン】の参加証明書を手に。


 尚、ウサギのトレードマークとも言える大きな前歯がぽっかり抜けている草太は、この【バニー・ラン】のスタート直前に今までかなりグラグラしていた5本目の乳歯が抜けたのでした。
只今絶賛“生え変わり中”(笑)