実は、本帰国が近づいています。
と言っても、私自身のことではなく(私は日本にいますので)。
2017年からカナダで仕事をしている夫。
そして、2018年11月から一旦は私たちと一緒に日本での生活をスタートさせたものの、諸事情により半年前からカナダに戻った息子の草太(13歳)。
この二人が夫の派遣任期満了により来週の飛行機で帰国します。
・・・・こんな時期に。
派遣の期間は赴任当初から決まっていて、それをちょうど一年延長して・・・の、この時期。
帰国日も早くから分かっていたので、飛行機の手配も早々にしておいたらしいのに 〜最初に帰国便の予約について「とりあえず席確保」というメールをもらったのは2月11日でした〜 こんなご時世になってしまって、その予約便は4月に入ってからキャンセルとなり。(まあ、想定内)
再度、別の便を予約できたのが4月6日。
3月17日には在住地のアルバータ州に緊急事態宣言が発令され(3月5日に最初の感染者が確認されてから12日後。こういうのを「スピード感をもって」っていうんじゃないですかね?)、当然のことながら任期終了まで残りあと1ヵ月ちょっとという時期に職場への出勤もできなくなり、生活に必要な食料品等の買い物以外は外出禁止、という状況となり。
それが今でも続いているようです。しっかり1ヵ月以上。
緊急事態宣言発令以降、夫が職場に行ったのはたぶん1回だけのはず。
スーパーに行っても、入店者数を制限しているから買い物客は店の外にこんなふうに並んで待機。
この写真、3月30日に夫が送ってくれたものなんだけど、拡大してよく見たら雪がちらついてる・・・
こんな状況なので、引越し業者ともなかなか連絡が取れず(っていうか、自分の仕事だってまとめておかなきゃ、の時期で忙しいはず)やっと業者とコンタクトが取れたのが4月8日だったらしい・・・
でもまあ、これでなんとか帰国の目処もついた、というところのようだけど、
でも、“海外からの帰国者”さんたちは、成田に着いてからが長いんですよね。
すでに広く報道されてますからご存知のことと思いますが、
とにかく全員〈PCR検査〉。
結果が出るまでもちろん待機。(なんかその「待機」の状況もこれまた様々らしいですけど)
「陰性」との結果をもらっても、2週間は自主隔離。公共交通機関を使わずに帰れる人はとりあえず自宅に帰ってそのあと2週間お家ステイというのも可能だそうですが、そうでない場合は事前に自分で手配しておいたホテルで2週間過ごす。
軟禁・・・? いや、監禁・・・?
どっちに近いんでしょうね。
ま、自主隔離ってことで。
我が家(夫と息子)の場合は、夫の派遣元がすでにホテルを予約してくれたそうなので、検査結果が出たあとの2週間もそこで過ごせるらしいのですが。
おかげで「海外からの帰国者と分かったら宿泊拒否された」などという悲しい目には遭わずに済みそうで、それは本当にありがたいと思います。
でもね・・・
なんというか、
確かに、帰国者から確認される感染者数は、日本国内に住んでいる人から確認される感染者数より、割合としては高いってことは数字でも出されていますけど。(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10887.html)
でもなんというか
これから帰国する人たちは、ほとんどがもう1ヵ月以上がっつり(がっつりっていうのは、明らかに今の日本の状況よりも、っていう意味で)「禁外出」の生活を続けてきた人たちがその多くを占めているんじゃないかと思うわけで。
で、そういう人たちは例外なく全員、検査をして、「陰性」という結果が出ても2週間「自主隔離」が義務付けられてるけど、
首都圏で今でも毎日電車に揺られてお仕事に行っている人たち、
毎日どこかで不特定多数の人と接している人たちは、そのまま日常生活を普通に続けられるのね・・・と思うと、
なんだかなーー と、思ってしまったりもするわけで。
いや、確かに帰国者が感染元となる可能性は、それはやっぱりあるんだから「自主隔離」、仕方ないかな、とは思いますよ。
それに電車に乗っている人だって、誰も好き好んで、ってわけではないだろうし。
「もしかしたら感染するかも」という思いを抱えて毎日出かけているんだろうとは思います。
そして、どうしても行かなきゃいけない、家にいては出来ようはずもない仕事を私たちのためにしてくれている人たちだって大勢いること、わかっています。
でも
「週末くらいは子供を外で遊ばせてあげたいし」と、大勢の人がいる公園で(感染予防に気を配りながら)元気に外の空気を吸っている人たちはオッケーなのね。あんなに周りに人がいるけど。
とか、思っちゃったりもするわけですよ。
でも
じゃ、自分はどうなの?
と言われると・・・
いや、この辺はほんと超自然に囲まれた住宅地なもんで、
ちょっと家を出れば気持ちの良いお散歩道で、
でも人口密度のおかげで、30分歩いてもマスク姿のご夫婦2組とすれ違うくらい。
ジョギングもし放題の環境で、
オリジナルコースを発見しながら一人でいくらでも走れるし、
そんな中、近くの城西大学の真面目なかっこいい走りの若者と、親近感覚える健康志向のマイペースランナーにたまーに出会うくらい。
だから、私は大丈夫(だと思う)けどーーー・・・・・
って、あ〜〜〜〜💦 ほんと勝手なこと言ってるわー。
結局、なんというか
帰国前のあのバタバタって、あれこれすごく大変だった記憶がすごくあるのに
それを、こんな状況下で
自分の仕事をこなしながら、
家具やら何やらの引き取り手を探して
世の中が急に「オンラインの世界」になっちゃったことで「(日々の授業の)非常事態」に陥りそうになっている皆さんのサポートもして
ホントなら私がやっていたであろう台所の色んなものの片付けやらも全部やって・・・
って、めちゃくちゃ大変そうなのに
やっとの思いで帰国したら
途端に軟禁状態っていうか監禁状態っていうか「自主隔離」?
なーーんか可哀想ぢゃん・・・
と、言う気持ち、ですかね。
いや、逆に2週間ホテルから動けないってことは
部屋の中でできることしかできない、
誰にも会わずに済む、
ってことで、
これ
良いようにも取れますかね。
幸い、一緒に2週間缶詰になる息子13歳は、現在「ひきこもり」が全く苦にならないインドア少年ゆえ、ストレスをためて不機嫌になるとかまずあり得ないと思うので、二人で心穏やかに、誰にも邪魔されない静かなひとときを過ごしてくれればな・・・と思っています。
・・・う〜〜〜ん? いや、人に会わなくてもがっつりしっかりできちゃうか。イマドキのお仕事って(^_^;)
ということで、こんな状況下
4人でスタートした我が家のカナダ生活は、あと1週間ほどで彼の地の2人によって締めくくられます。
ま、人生いろいろあります、はい。
そして、「自主隔離」後の2人が5月半ばに無事ここ(埼玉県の村上実家)にたどり着いたあとも・・・
さて、その先がどうなることやら、 というのがありますが、それはまた時期をみて書きたいと思います。
では
Stay home
Stay safe
Think something better
Find something happy
Don't forget to thank